ピピ島 その4 猫に居場所を奪われたので自分だけの居場所を探しに行った
こんにちは、夫のテンです。
ピピ島滞在6日目になりました。ピピ島のブログはこれで第4回目。
一回から三回はこちら。
五日目の朝は闖入者が部屋にやってきました。
「お、窓開いとるやんけ、入ったろ」
「お、ここフカフカやんけ」
「寝たろ」
ベッドを奪われたので仕方なくバルコニーに退避。朝はゆっくり海でも眺めながらパソコンでもいじろうかなとか思ったら、、
「やっぱこっちで寝るわ」
もう僕には寝る場所もパソコンをいじる場所もありません。
ということで誰にも邪魔されない自分だけの秘密基地を探す冒険に出ることにしました。
とは言え、ピピ島の町はすでに観光客で埋め尽くされています。昨日みたいにジャングルを超えて秘境を探しに行くのはもうこりごり。
陸がダメなら海しかない!RPGで船を手に入れて大洋に繰り出して見知らぬダンジョンを発見した時のワクワク、分かりますかねー。やはり冒険と言えば大航海ですよ。
ということでお手軽な船といえばカヌーと相場が決まってるのでカヌーを借りにビーチへ。
2時間300バーツ、その後追加は1時間につき100バーツでしたが、3時間絶対借りるからと最初の2時間200バーツに値切り、3時間300バーツを前払い。デポジットも身分証も預かられることなかったので、ボートそのまま持って帰ってもバレないなとか邪な考えが頭を浮かぶ今日この頃。
店のオヤジが、遠行っていいのは北西に向かってモンキービーチまでだよー、それ以外は波が強いから危ないよー、とか言ってましたが、僕は自分だけの居場所を求めに冒険する気満々です。「ははは、オヤジそんなんじゃ冒険とは言えないぜ」と心の中だけで言い返し、モンキービーチに向かうことにしました。
カヌーは二人乗りで、前にココ、後ろに僕が乗り込み出発ーー。
町のビーチの海は遠浅のせいで砂で正直かなり濁っているのですが、ビーチから離れれば離れるほど海が綺麗になっていきます。
これが出発してすぐの海。水自体は綺麗なんでしょうが、濁りまくっているのがお判り頂けるかと思います。
10分もしないうちに腕が疲れて疲れて、何度途中で戻ろうかと思ったことか。
カヌーって普通の手漕ぎボートと違ってオールが左右独立していなくて一本の長いオールなんですよ、上の写真の通りですが。多分通常左右独立型はオールを支えるというか引っ掛けるところがあるんですが、一本タイプはこの長いオールをずっと持ち上げておく必要があって、これがしんどいんです。
休み休みでだいたい20分くらいでモンキービーチの手前側に到着。ただ僕らが目指すは自分だけの場所。モンキービーチを左手にさらに西へ進みます。
近くに見えますがこれが結構遠い。大きなボートが通るたびに波がうねりスリリング。
さらに10分くらい頑張ってようやく目的地あたりに到着。ここまでくるともう誰もいなくなります。
すると現れたのが大きな岩の割れ目。
何故でしょうか、こういう暗くて狭いところ大好きなんですよね。どういう景色なんだろう、何が待ってるんだろうとワクワクします。
いよいよ中に入っていきます!
この突き出た岩ですが、尖ったフジツボが大量についていて触ると大変危険です。ココはこれに手をついてしまい、激しく手を切ってしまいました。ちょうど体の高さにあるのでカヌーが岩の方に流されてしまい衝突すると大怪我をしかねません。そして見た目がかなりキモいです。
岩にボートが近づき過ぎたら持ってるオールで一生懸命に岩を押して離れ衝突を免れます!いやぁ超楽しい♪
ちなみにこれがフジツボ岩です。この白いの全部フジツボです。ね、想像以上にキモいでしょ。
ご覧の通り岩の下が空いてるのでカヌーは下を通り抜けてしまうので、カヌーがぶつかって止まらないのでそのまま進むと体がキモいフジツボに衝突してしまうというわけです。
この暗い岩と岩の間を通り抜けるとそこは、、、
とても美しい絶景!!岩と崖に囲まれた外から遮断された自然のプール!
自分達以外に観光客は一切いませんし、他の観光客から一切見えない場所。完全にこの景色を独り占め!
上を見上げると崖と岩の間ということがよく分かります。
この場所、とても綺麗な場所ではありますが、上陸する場所がなくボートから降りることができないので、他の場所を探すことにしました。
ここからさらに西に進むこと5分。ついに見つけました、自分だけの場所。猫に追い出されて見つけた自分だけの場所。Uの字のように海岸線が凹んでいて、そのちょうど真ん中に巨大な岩がそのUを埋めるかのようにそびえ立っています。
言葉にしにくいので絵を描くとこんな感じです。
絵心たっぷりすぎるだろ。。
ちょうどこの凹みの部分に誰も知らない秘密の場所があります。
細い入り口を抜けていき、、、
たどり着いたのがこの場所。この写真の右の巨大な岩に遮られて外からはここの様子がほとんど見えません。
上陸できそうなので上陸してボートを停泊。前には綺麗な小川のような海が広がります。
後ろは崖で覆われていて、外の世界から守られているよう。
これぞThe自然ってやつでしょう。
見ての通りの海の透明度。ピピは海が濁っていることが多いのでこの透明度はほとんど見れません。
生きているサンゴ礁にウニ。しかしサンゴって脳みそみたいでキモい。。。
20分くらい隠れ家を楽しみ、帰る前に一旦モンキービーチに寄りました。
ここは歩いてたどり着けないのと、隣接のホテルがないのでかなり静かなビーチ。
ただでさえ人はあまりいないのですが、僕らは陰キャラのパーソナルスペースが極度に広い人種なので、更に人気を避けて日陰のところへ移動しました。
砂というより小麦粉のようなきめの細かい白い砂がとても綺麗。
ゴツゴツした石が全然ないので、当然やりますよね、、
なんか頭が痛くなってきたので帰ることにしました。
ピピ島に来たら絶対カヌーオススメです!安いし、簡単に綺麗な静かなビーチにたどり着けますし、そして何より周りに一切邪魔されない自分だけの絶景ポイントを見つけられますよ。
一旦Phi Phi Cozy Seaview Resortというホテルに戻り夜までリラックス。
部屋は猫が占領しているので、ホテルのプールのピンク白鳥の上でお休み。
日も暮れてきました。
ホテルのテラスからの夕日の眺め。
プールついてこの眺めがあって一晩500バーツ(1700円くらい)ですからね!このホテルの情報はピピ島ブログその1へ。
夕食を食べにホテルから一番近いレストランへ。
いつもより少し奮発してSea Vewテラスのレストラン!
ここでは新鮮な魚を目の前で店主のおっちゃんが炭火焼にしてくれます。
おっちゃん、いい焼き加減にしてくれよな!
おっちゃん「👍」
おっちゃん「くぁwせdrftgyふじこlp」
うめーーです♡
ちなみに僕らが頼んだのはこの手前に写ってる巨大な鯛お値段300バーツ(1000円くらい)と海老4匹100バーツ。
この新鮮さで目の前炭火焼でこのお値段、そして海が見渡せるテラス席、超おすすめです。
ところがこのこのレストラン名前もわからなければgoogle mapにすら載ってもいないのです。。ぜひ行きたいという方は上の写真と店主のおっちゃんの顔を頼りに、Phi Phi Cozy Seaview Resort ホテルの近くまで行ってみてください。ホテルに一番近いレストランなので簡単にたどり着けるはずです。
いい感じに酔っ払ったので夜のビーチ散策。
夜のビーチは完全にクラブと化しますが、ファイヤーダンスも見れます。
火「∞∞∞∞∞」
そうそう、この日の夜はたまたま泊まったホテルのオーナーの娘さん(のはず)にばったり出くわし、何やら鍋やってるから食いにおいでと誘われました。タイ風の鍋かなんかかなーと思ったらガチ日本鍋。
どうやら日本のことが好きみたいで、日本に毎年のように行ってるようです。この日も日本人の女性が2人いました。
日本人の方が店の前のダイビングショップの店員だったので、翌日のダイビングをディスカウントしてもらい予約することにしました。それについては明日ココが記事書いてくれると思います。
しかしタイに来て好きなダイビングでお金を稼ぐ、そしてそれがこのピピ島だなんてほんとに羨ましいですなぁ。
僕らもこの世界一周で住みたい場所、したい仕事を見つけれたらいいなと思います(31歳ニートの感想)。
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