Elephant Nature Park ー 象の楽園に行ってきた <<その1:概要>>

Elephant Nature Park   ー 象の楽園に行ってきた   <<その1:概要>>

こんにちは、夫のテンです。

 

1週間超もブログを放置しておりました。タイの山の奥地に行っていたのでネット環境が極悪でした。頑張れば何とか更新の一つや二つは出来たのでしょうが、ここぞとばかりにサボってやりました。薄く反省します。

 

さて、なぜそんなタイの山奥に行っていたのかというと、前回の記事で書きましたが、Elephant Nature Parkという象の保護施設に行っていたからです。

 

皆さんはボランティアってしたことありますか?これは多くいるかもしれないですね。

ではボランティアをお金を払ってしたことはありますか?交通費の自腹とかいう意味ではなくです。

今回僕らはElephant Nature Parkへ文字通りお金を払ってボランティアに参加しました。

6泊7日のみっちりコースで何とお一人12,000バーツ(今の相場で約42,000円)です。

タダじゃないんですよ。働いてお金払うんですよ。

 

 

 

Elephant Nature Parkって?

端的にいうと象の保護施設です。虐待されたり傷ついたりした象をタイだけでなく世界全土から集め手当てし、象が平安な生活が出来るように活動しています。従いお金を払って参加はしていますが、象の見世物は一切ないですし、もちろん象に乗ることすらここでは出来ません。

あくまで象の幸せが原則行動です。

東南アジアでは森林伐採ののちに木材を運ぶのに力のある象が使われています。タイでは1987年に象を使用することは法律で禁止されましたが違法でまだ隣国のミャンマーやラオスでは依然合法です。違法のタイですらしかしアジア象は動物園でよく見かけるアフリカ象に比べて一回りもふた回りも小さく、思い材木を運ぶ、それも引きずって歩くのに非常に体に負担をかけながら運びます。加えて象をコントロールするため鉄の鎖で足を縛っているためとても不安定になります。そのためバランスを崩し転倒したりしますが、巨体の象はその巨体故に軽い転倒でも大怪我をし障害が残ることもあるそうです。

楽しいサーカスで使われる象、たくましく背中に人間を乗せてくれる象、綺麗な絵を描いてくれる象、一見楽しそうに見えますが、当然ながら自然界で象はこのようなことはしません。人間が調教するから言うことを聞くのです。

例えば絵を描く象。これは耳の裏あたりの非常に敏感なところに刺激を与え鼻を動かすのです。象はその刺激を嫌がり鼻を動かします。それを繰り返すと次第に象は鼻を動かさないと刺激を受けさせられることを学び、痛みを避ける本能から絵を描くのです。

そしてどんなケースであれ言うことを聞かないと罰が与えられるのです。

ここではそういう象を保護しているのですが、人間に虐待された記憶は簡単には無くなるものではなく人に怯え自身を守るために人に危害を加える可能性があるので決して勝手に象に近づいてはいけません。というか象に触れ合う機会はほとんどないです。

象と戯れながらボランティアとか考えている人は決して参加してはいけません。僕らのボランティア期間で実際に象に文字通り触れた時間は15秒もないかもしれません。

パークの場所はここ。

 

まぁ地図見たってさっぱりだと思いますが、地図の左下のボタンポチッと押して頂けたらかなりの山の中ってことだけこれでわかるかと。チェンマイ市内であればホテルまで車で送迎してくれます。1時半程度で到着します。

 

彼らのサイトはここです。日本語無いです。

Elephant Nature Parkでは具体的に何をするの?

いくつかコースがあり、日程から1日コース、一泊コース、そして僕らがやった7日コースなどなど、それぞれの日程でも細かくコースが枝分かれしており、それぞれの都合と好みにあったものを選択できます。

自分が選択したコース以外は何をやっているか正直よくわからないので、今回はあくまで僕らが選択したコースでの内容になります。

 

全体で参加者が50人弱いたかと思いますが、まずABC三つのグループ分けがあります。基本はこのグループ単位で作業を行います。

 

大まかな日程表はこちら。

ざっくり書くと午前中はElephant Poo(象のうんち掃除)もしくはElephant Food(象の餌準備)、午後はClean up Park(園内掃除)もしくはPlant grass(草植え)、もしくはEnrichment(日本語にしにくいですが、象のお部屋を食べ物で綺麗に飾り付けしてあげ象が部屋に戻りたいと思わせるものです)を行います。初日はElephant walk(園内説明)と、最後にはグループ写真撮影があります。

それぞれの細かい説明は次回へ続きます。

 

宿泊施設はどんな感じ?

 

写真では分かりずらいですが、空気穴がたくさんあるのはいいですが、全く網戸的なものがついていないんです。バスルームは部屋についていますが露天風呂状態。あなたが虫から身を守るのはこの蚊帳のみ。とても素敵なお部屋です、たった1週間で虫への耐性が身につきます。

クーラーなんてものはもちろんなく、ボロい扇風機とビンテージ感満載の白熱電灯があるのみ。この電球を夜に付けるとほんの数分で一生に出会える数分の虫に出会うことができます。

暗くなってからシャワーを浴びる事は可能ですが、虫が凄すぎて水にあったているのか虫にあたっているのか分かりません。日が落ちる前行動必須です。

 

 

ブログブランクにつき今回はこれにて退散!