ティオマン島その2 お猿の赤ちゃんと猫の赤ちゃんに出会った

ティオマン島その2 お猿の赤ちゃんと猫の赤ちゃんに出会った

こんにちは、テンです。

 

最近観光の詰めすぎで全くブログ書く日がありません。

1週間に一度はブログ書き溜めデーを作るとか言ってましたがここのところ毎日遊びまわっております。

無理やり毎日書いてるので、もともと高くない記事の質の低下が著しい。。

 

 

明日は移動でまた楽園に移動します。そしたらまた遊びまわります。

明日明後日くらいちょっとサボるかもしれないですが見捨てないください。

 

 

 

さてティオマン島の朝。

 


部屋が海目の前東向きなので強烈な朝日が差し込みます。

 

朝ごはん付きですが、食欲<睡眠欲な僕らは昼までグースカ。

これがサラリーマンやってて1週間程度のお休みで来ていたら、朝7時には起きてきっちり朝食食べて夜ギリギリまで遊び尽くすでしょう。ええ、ケチなんです。

 

 

朝昼兼用飯を食べに出かけます。行き先は前回のブログで書いた食堂です。ここが美味しくて滞在中毎日行ってしまいました。

 

今日の天気も最高です。食堂まではビーチを歩いて5分。

 

これが入り口。

 

焼きそば尽くし。これだけ全部頼んでも600円もしないです。

 

 

腹ごしらえ完了し、今日は昼から徒歩で45分くらいにある自然の滝を見に行こうということになりました。

本当は車でも行けますが、僕らは時間のたっぷりある旅人なので往復1時間半くらいの距離なら当然歩きます。健康にもいいですし。ええ、ケチなんです。

 

準備万端で、ホテルの敷地から出ようとした時、”クゥーーーーー”という可愛い鳴き声が。

 

 

そこにいたのは小さな子猿でした。

首輪をされて紐で木に潜りつけられ、たった一匹で地面に立ち尽くしていました。

 

 

猿の周りには誰もおらず、近くの家にいた人に触っていいかと聞くといいよとのことだったので近づいてみました。

 

 

すると全くこちらを恐れることなく、むしろ待ってましたとばかりに近寄って来ました。

 

そしてスルスルっと僕の体を登り、僕の体を調査し始めました。

 

 

 

猿「なんだこれは!?」

耳です。君の顔にもあるでしょう。

 

 

猿「なんだこれは!?」

ほっぺです。君にもあるじゃない。

 

 

猿「あ、これは吹き出物だな」

ほっとけ。

 

 

 

一通り調査し終えたところで眠くなってしまったようです。

僕の首の上で寝始めました。

 

 

 

寝顔がとても可愛い。猿ってこんなに可愛かったのか。

 

 

でもすぐに起き出しました。

 

 

猿「寝床を提供したお礼に毛づくろいしてあげる」

 

ボリボリワサワサ。猿「なんや汚ったない髪の毛やなぁ」

これが結構こしょばいのです。

 

1分後

猿「ふいぃー、疲れた」

 

 

 

 

 

猿「もっかい寝よ」

 

 

また1分くらいで起き上がりました。

今度はココの方にやって来ました。

 

くいくいスカートを引っ張る猿。

可愛い可愛いと言って可愛がるココ。が、実はこの時とんでもないことが起こっていたのです。

先ほどの写真の一部をアップしてみましょう。

 

 

可愛いキノコからおしっこがw

これ以降ココはお猿さんを抱っこしてくれなくなりました。

 

 

気持ちよくおしっこしたらまた僕のところに戻って来ました。

しばらく体をウロウロしてまた寝始めました。

どうも僕にはお猿さんを寝かしつける才能があるようです。

 

 

 

 

かれこれ1時間はお猿さんと一緒に過ごしました。その間に飼い主が戻ってくるのかなと思ったのですが、一向に誰も迎えに来ませんでした。

このお猿さん全然僕の体を離れてくれません。

でも今日は滝まで冒険をしに行く予定だったので、なんとか木に返そうとしますが、離れようとしてもクゥークゥー泣いて、それが可哀想で心が痛みます。

が、目の前に落ちているクッキーに気づくや否や、すんなり離れていってくれましたw

 

 

 

 

気を取り直して滝に向かって出発。

5分ほど滝に向かって歩いた時にまたふと目に止まるものが。

 

動物の保護施設でした。

 

 

大量の猫がそこにはいました。

猫好きのココは大興奮。入ってもいいか確認したところ、係の人が心よく迎えてくれました。

 

 

話を聞いたところ、この動物の保護施設、完全にボランティアのみで運営されていて、観光客からの寄付で成り立っているそう。動物の保護として今は猫だけ。見たところ軽く10匹はいました。

最後は野生に返すことを目的にしており、野生では生きていけないような猫のみを保護しているようです。

 

例えばこの猫、

中で見ていた時は元気そうにしており気づかなかったのですが、写真をよく見ると前足が3つあります。

 

 

 

この猫も同じく前足が3つ。

 

 

病気だけでなく、子猫の保護もしています。

 

生後1ヶ月の子猫たち。全部で五匹で、お母さん猫もここで保護されています。

 

子猫たちは元気。

 

 

掃除の邪魔をしたり、

 

 

 

にらめっこしたり。

 

 

 

 

今までてんで好き勝手遊んでいた猫たちが突然集まって来ました。

 

 

 

餌のお時間のようです。

 

 

並んでご飯を食べる猫たち。

 

 

 

 

ちゃんと運動するゾーンもあります。

 

 

結局ここでも1時間弱くらい時間を使ってしまいました。

もう時間的に滝に向かうのも諦めて、今日は結局ビーチでまたのんびり過ごすことにしました。

 

 

帰り道お猿さんのところに通るのですが、一匹で寂しそうに座っていました。

ホテルの人に聞いたところ、理由は分かりませんが母猿とはぐれ独りぼっちになっていたところを保護されたそうです。

それ以来ずっと独りぼっちなのだとか。

 

 

海をエンジョイするつもりが心がしゅん、、としてしまいました。。。。

 

 

いやいや、せっかくの海だ!!!!ちょっとお猿さんのことが気になるけど海をエンジョイするぞーー!!!!

 

 

波「ざっぶーーーーーんwwww」

 

 

 

夕方、やっぱりお猿さんのことが気になり見に行ったところ、また一匹で寂しそうに座っていました。

時折人が通ると寂しそうに呼びかけるようにクゥーークゥーーと鳴くのです。

よく見るとお水の入った器がひっくり返り、水が空っぽになっていました。

 

喉が渇いていて鳴いているのかと思い、お水を汲んで入れてあげたのですがほとんど飲むことなく、僕の方へ近づいてまた僕の体を登り始めました。

 

僕の乳首を触ったりしてきたのでお腹が減ってるのかなと思いました。

見た所餌らしきものもありませんでした。

 

 

僕らもお腹が空いていたのでいつもの食堂に行き食事を済ませ、その食堂でバナナを一本購入しました。

もちろん猿にあげるためのものです。

 

帰った時にはすっかり暗くなっていました。

猿がいたあたりを見ると猿がいません。真っ暗なのでよく確認しましたがやっぱりいません。

せっかくバナナ買ってきたのにとは思いつつ、ああ飼い主のところに連れて行ってもらったのかなぁとホッとしました。

 

猿が繋がれていた紐がまだ木に括り付けられていたので、何気なくちょっと引っ張ったところ、クゥーーという声が。

よく見ると木の上で寝ていたようです。

普段はいつも木の下の地面に座っていたので、まさか木の上にいると思わず、引っ張って起こしてしまいました。

 

起こしてしまってからずっとクゥーークゥーーと鳴くので持っていたバナナを与えましたが数口だけ食べただけ。

その後もクゥーークゥーーと全然鳴き止みません。

ずっとこちらを見て鳴き続けます。

 

あまりにこちらを見て鳴くので、そっと手を伸ばすと手に飛び乗り僕の首に登ってきました。

するとピタッと鳴きやんだのです。

ところが木に返そうとしたり、離れようとすると凄まじく鳴くのです。

 

その時、ああこの子はきっとお腹が空いてるのでもなく喉が乾いているのでもなく、親猿ともはぐれて、そして保護されているとは言えずっと1人ぼっちで木にくくりつけられて過ごして、寂しかったんだなぁと分かりました。

 

とは言え僕もずっとこの木の下にお猿さんと一緒にいることはできないので、何度も何度も時には無理やりでも離そうとしたのですが、やはりその度に強く鳴き、強く僕のことを掴み絶対に離そうとしないのです。

結局1時間くらいずっと猿を首に乗せたまま過ごしていたのですが、ホテルの人が帰宅の時通りすがり、猿を離すのを手伝ってくれ、ようやく離れることができました。

 

わざとでは無いにしろ、無理やり起こしてしまって、でもきっとこの小猿は一緒にいることが出来ると喜んだんだと思います。でもまた引き離されてまた独りぼっち。

 

引き離されてから木の上でひたすらクゥーークゥーーと鳴き続けていました。それが可哀想で可哀想で。。

寂しげにこちらを見つめ鳴き続けるお猿さんに後ろ髪を引かれる思いでした。

 

 

母猿がいなくなり1人では行きていけないところを助けられた小猿。

放っておけば死んでしまったかもしれない。それがホテルの人たちにより生きることができている。

でも本来猿は群れで暮らし、そして何より母猿に守られながら一緒に暮らす生き物。

 

寂しく生きることとそのまま死ぬこと、どっちがこの猿にとって良いんだろうか。

誰かこの猿と一緒にいてあげることは出来ないんだろうか。そう思いながらこの日は床につきました。

 

 

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