タオ島 – 絶景を求め – 足の爪に自力で穴を空けてやった日

タオ島 – 絶景を求め – 足の爪に自力で穴を空けてやった日

こんにちは、夫のテンです。

 

予防接種から自由になり時間と距離の制約がなくなったので、バンコクから14時間くらいかけてタオ島(Koh Tao)というマレー半島の東側の海にぽつんと浮かぶ小さな島に行ってきました。

この米粒みたいな島です。

 

ところでこの海の名前はタイランド湾って言うんですね。高校の時地理は得意科目でしたが初めて知りました。ここでも日本海のように、呼称問題とかあるんですかね、カンボジア湾にすべきだとか。

まぁ僕は日本海の名前なんて金魚の糞ほどに興味ないですが、何れにせよ東海だけはセンスのなさが光ってるなと思います。

方向は基点があって初めて成り立つのであって東西南北とかの方向だけだと、どっから見て東なんやとなってしまいます。これ許すなら、いっそ世界中の海は東西南北だけの名称に変えましょう。インド洋は日本から見て南西にあるので南西海、地中海は色んな国に囲まれてるので東西南北海っていうゴージャスな名前でいきましょう。

 

バンコクからKoh Tao までは夜行バスと船を乗り継いで行きます。自分で行けそうな気もしましたが、最近は手間を金で解決する成金スタイルに移行しているので、大人しく業者に頼みました。

夜8:00にバスで出発し、翌朝7時に船に乗り換えて朝9:30に到着するというスケジュール。

 

バスの時間まで2時間くらいあるので、カオサンでのラストフードを楽しみます。思えばカオサンに合計10日くらい滞在していました。おそらく全屋台を一通り制覇したと思います。屋台ってランダムではなくて、ちゃんと決まった時間に決まった人が、同じところで店を出していたりする事に気付きました。

その中でもカオサン通りの東側の末端、バーガーキングから道路隔てたところにある屋台が1番美味しいチャーハンを提供してくれると僕らの中で話題沸騰中です。

他の店は海老チャーハンは60バーツ以上するのにここは50バーツと少しおトク。そして何よりライムと塩胡椒がきいていて美味しい。175円そこらでこのクオリティ、やはりタイはフードが最高です。もう1ヶ月食い続けて嫌になりました。

 

 

お店の全景。

量もそれなりにあります。ビール大サイズをコンビニで買って持ち込みすればそれだけでお腹いっぱいになります。

問題は毎日はいない事。場所は必ずそこだけなんですが、エンカウント率低し。是非毎日働いて欲しいものです。まぁ僕らニートですが。

 

Koh Tao行きのバスは、チケットには30分前に集合とか書いてましたが、タイタイムの事は理解しています。30分前に行ったって誰もいない、集合時間過ぎたらぞろぞろ集まって来ることを。

とは言え小心者なので、わずかな勇気で23分前に集合場所に向かったところ、僕ら以外全員すでに集合済み。ここタイランドで合ってますか?なに時間通りに着ちゃってんですか。

 

2階建の立派なバスに乗り込み20時定刻通り出発したものの18時までホテルでゴロゴロしてたのでまだ眠くなく、不思議の国のアリスの英語版読みながら気づくと22時、その間ひたすらゲームをする妻。スクエニが開発した無料スマホゲームのRPGらしいですが、こそっとデータ上書きでもしてやろうかとか思っているうちに睡眠。

 

漸く寝付いたと思ったらけたたましい音と明るいライトで強制起床。。時計を見ると0:40。。ここで目的地までの最初で最後の休憩とかで、無駄に騒ぎ立てるタイのおばちゃん係員。うるせー。タイにきて思いましたがタイの人って声がまぁ大きいんですよね。ほんと夜中にこの声、ファックです。

休憩時間はなんと40分。バスにトイレついてるし、夕食にしては遅すぎるし、朝食にしては早すぎる。絶対要らない40分。その分出発時間遅らせてほしい、ほんとファックです。

水でも買おうと思って一応バスを出て行ったんですが、水の料金が相場の3倍以上。絶対バス会社とここの売り場組んでるやろ、、だからさっきオバハンがこれでもかと言わんばかりに騒ぎ立ててたに違いない、と疑心暗鬼に陥る。。ほんとファックです。

追い討ちかけるようにバスの冷房が落とされ、極寒になるタイの長距離バス対策で服を着こんでいた僕は汗だるまに、ファック、ファック、ファーーーーーック。

漸く寝付いたと思ったら3時にまた起こされ、Koh Tao行きの人は降りろ乗り換えだと。乗り換えあるなんて聞いていませんでしたので、頭でファック連呼しながらバスを降り、目の前止まってる別のバスに乗り換えました。

ずいぶんグレードが落ちた汚いバス。乗客は一緒に降りてきた人たちのみでした。揺られること1時間で船着場に到着。時刻は4時。

あれ?船の出発って7時じゃなかったっけ?

何と船着場で3時間の待ちぼうけです。。

絶対最初のバスの出発時間遅らせれたやんね?

ファーーーーーーーック!!

 

 

船着場。エアコンもなく窓開けっ放しで蚊がブンブン飛ぶ中で待機。

 

 

可愛い犬がお出迎えしてくれファックな気持ちも緩んでいく。

と思ったら、首輪している超可愛い犬に吠えられ追いかけ回される羽目に。一週間前に犬に噛まれた女の子を目撃し、先日病院で狂犬病の治療であまりの痛みに叫び声をあげ続ける患者を目撃したばかりなので、若干野良犬恐怖症。。一目散に逃げました。

そして逃げる時に足の指を階段で強打し、親指の爪のところから内出血。。。。滅茶苦茶痛い。

 

 

足を引きずって乗船。

 

 

多分200人くらいは乗れるんじゃないかというくらいの席数。

でも座席以外の場所はほとんどなし。浮き輪だとかライフジャケットだとか席数分ないでしょうね。そのガバガバ感嫌いじゃないですよ。

船内(室内?)極寒すぎて、暖を取りに船外へいったらあまりの温暖差で眼鏡が真っ白に曇りました。そのガタガタ感嫌いじゃないですよ。

 

そして2時間半後ついに到着!

 

タイの島ってほんと第二次世界大戦の戦場って感じでいいですなぁ。

 

 

おおー透明やー!

 

 

 

ホテルの送迎車が待ってるのでホテルまでも迷う事なく楽チン。

今回お世話になるホテルはCarabao Dive Resort

一泊ツインルームで600バーツ(2100円くらい)部屋も広くて清潔、専用バスルーム付き。600バーツだったらこれらは当然でしょう。

このホテルはここからが凄い!

 

ビーチの目の前という最高の立地!

 

 

部屋のバルコニーから見えるシービュー!

 

 

海を見渡せる位置にあるプール!

 

 

ビーチに立つバー!

 

 

ビリヤード台も設置!

 

 

そして何よりチワワが可愛い!!!!何度盗んで帰ろうかと思ったか。

これで600バーツは絶対格安です。これよりいいのBooking.com とかで探せるものなら探してみろってんだ!

 

一つだけ超絶マイナスポイントがあって無料Wi-Fi付きですが、今までで一番遅かった。5Mの写真一枚アップロードするのに10分くらいかかる速度。下りもネットサーフィンなんてやってられないレベルの遅さ。ネットはないものと思った方がいいと思います。ダメなところはほんとこれだけなんですが、僕はネット廃人なので評価1とさせて頂きます。

 

 

この日せっかく朝に着いたんですが、足の爪内出血での激痛で動く気になれず、あまりに痛いのでググって治療法探す事に。

痛いのは血が出て腫れているにも関わらず、爪のせいで腫れが脹めないこと、そして血が更にそのスペースを奪い圧迫することから激痛になるようです。

なので血を抜いてやると圧力が収まり一気に痛みが楽になると。

ふむふむ。

そして血を抜くには爪に穴を開ける必要があり、その方法は細長いクリップのような鉄の先をライターなどで熱して、それを爪に押し当て爪を溶かして貫通させると。

ワッ??what???????

超こえーーーーーー!!!!!!無理無理無理!!!!でも痛い痛い痛いーーー!!!

 

 

 

ヨッシャやったるで!安全ピンとライターを握る僕。

安全ピンの先をライターで炙る。最初の2、3回は貫通しないので最初は怖くない。針の先が真っ赤になったところで爪に押し付ける。

ちょっと独特な臭い匂い。

一発で0.5ミリは穴があいた。

何度か続けるうちに高まる恐怖。だってこれ貫通していき過ぎたら、超高熱のしかも尖った針が怪我してる足の指にブスって刺さるかもしれないんですよ!!!怖いよー怖いよー。。。

ビビりると思い切りが悪くなりチマチマとでも慎重になり、なかなか貫通しない。

格闘する事1時間、ついにジュウという音と煙か湯気が。針を抜いた瞬間真っ赤な血が!!!

おおおおお!やったぜ!

爪のど真ん中に開けたんですが、でもその穴からだと全部の血が出てくれず痛みも治りません。より痛みが強く血がたまってそうな右端で再チャレンジ。

今度は若干慣れた手さばきで割とすんなりと穴があき、今度は血が吹き出して、殆ど血が抜けました。

これで一気に楽に、ならないw

普通まだ痛いんですが。恐怖と手間と回復度が割に合わないんですが。

 

閲覧注意

穴が空いた足の爪です。

もういいやと諦め、近所に夕飯を食べに行く。

 

カレーとパッタイ。

値段はそれぞれ100バーツくらいだったと思います。

味はまぁ普通でしたが店の人の対応よく、多分店主の娘さんやと思いますが、可愛い人でした。

 

その日は疲れすぎて犬と戯れたあとビール飲んで8時くらいに寝ました。

続く