マーク島 <後編>島観光するぞ

マーク島 <後編>島観光するぞ

こんにちは、夫のテンです。

 

前回のマーク島前編ブログに続き、今回はマーク島(Koh Mak)の観光です。本当に小さな何にもない島なので、本気出せば半日で観光を終えれますが、ここは本気出さずに3泊4日コースです。

 

僕は旅行に行った時のパンフレットだったりチケットだったり地図だったりは終えたら即ゴミ箱行きで、そこに思い出をミジンコほどにも見出さない冷めた野郎なんですが、Koh Makの地図もご多分に漏れずゴミ箱行きだったんですが、そういえばここgoogle map使われへんやないかと思い出し、ブログ用にゴミ箱から奇跡の生還を果たしました。そして5秒後写真を撮られて再び捨ててやりました。

 

ギリギリ生き長らえていたマップ。見どころはこれだけw

 

地形も平坦だから山もなければ絶景viewらしいところもなし。ショップの数も10もないと思われる。レストランも同じくらい。たまたま人が住んでいる島。

 

前回も書きましたが、大事なことなのでもう一度書いておきますが、この島は何もない事を楽しむ場所なのです。

綺麗ない海沿いにあるオシャレなレストラン、ズンチャか音楽を夜通し鳴らすクラブ、ゴーゴーバー(ゴーゴーバーって左右の腕を交互に上下に振るダンスだけしていいクラブですよね?)なんぞを求める奴は来ては行けません。

 

1日目、ついて初日に島のおすすめをホテルの人に聞いたら上の地図の通りだったので、まずはオススメビーチ2を目指す事に。オススメビーチのポイントは人が一番いないビーチとの事で、人見知り前回の僕らにピッタリ。

しかし時系列順に説明する事わかってたのにこっちをオススメビーチ1にしなかったあたり、後先のこと考えずにブログ書いてるのがよく分かります。

歩くと20分くらいかかるのでバイク(原付)借りるといいよ、ここで手配してあげるよと営業かましてくれましたが、その日はもう16時くらいだったのでじゃぁ明日からでいいですよと言ったところ、今日分はもうお金いいよと言ってくれたのでバイクで行くことに。

日本では普通免許に原付がついて来るので一応免許はありますが、タイでは無免許、大丈夫なの?と聞いたらNo problemと。もちろんproblem(法的に)なのですが、あまりに相手が自信満々に一瞬で断言したので、まっいいかと法律を犯してやりました。そもそも取り締まるポリスもいないし、原付乗るのも実は初めてだったりしたんですが、車も滅多に走ってないし、歩いてる人もいないし、道もちゃんと整備されていて綺麗なので、自分のペースでゆっくり走ればまぁ大丈夫でしょう、一応日本では免許あるし。

 

歩くようなスピードでゆっくりと舗装された綺麗な道路をゆく。google mapが使えないので上の地図を頼りにいくのですが、走ってる感覚と地図が全然合わない。google mapは道は出ないですが、自分がどこにいるのかと方向はわかるのでgoogle mapを見ると全然地図に道のないところを走っている汗。まさかの地図も役立たず。結局バイクで走る事20分くらいかかりました。多少迷ったの差し引いても徒歩で20分とか絶対無理です。仮に自分の足で20分で到着できるのであればそれはすでに徒歩ではないです、絶対走ってます。

 

だんだん道路の舗装がなくなり土むき出しに。

 

そして到着!!

おおおお!!!!!!!なんにもない。

 

人がいないビーチの前評判通り僕らの他に白人のカップルが一組いただけでしたが、そんなことより本当に何にもない事に驚きました。あるのはおそらくレストランかバーだったであろう朽ち果てた木製の簡易小屋だけ。そりゃ人も来ないわ。

 

その後ご飯を食べにレストランへ。行ったのは上の地図に書いたオススメのレストラン。名前はわかりませんが、シーフードが美味しいレストランで、看板にも思いっきりsea food restaurantって書いてるのと、その近辺にレストランそこくらいしかないので迷うことはないです。

一品150から200バーツ(500から750円くらい)と島価格でタイにしては高めですが、味はピカイチで美味しかったです。

 

店はsea sideというおしゃれな響にある民宿みたいな安っぽい響の見た目。

 

カニの揚げシュウマイ。

 

白身魚のガーリックフライ。小サイズ頼んだのにデカい。大サイズと間違ってないか2回くらい確認しました。そういえばタイのメニューには魚料理はfishとしか書いてないのでいつもなんの魚かわからないんです。この魚なんの種類でしょうね。

 

2日目は早朝から大雨と雷の音に加えて、コーケッコッコー!!!!!!!!!という鶏の強制目覚ましに頻繁に起こされました。ほんまこの鶏しばいたろかと思っていたら、その夜更にけたたましい鳴き声がしたと思ったら、鶏が袋に詰められて運ばれて行くところを窓から目撃してしまいました。おそらくチキンになるのでしょう。。。。可哀想に。。。ところでこのホテルレストラン併設なんですが、ここのチキン超美味かったです。

 

さて幸いにも雨は8時くらいには止んだので出かける事に。まずは朝食をと思いますが、ホテルの飯はお高いので、コンビニもないので町の商店に行きましたが、本当に食べるもの売っていない。。唯一あったのがカップラーメンだったのでお湯を入れてもらいました。島価格でバンコクより同じものが1.5倍くらいしました。

 

悲しい朝食の後向かったのはオススメビーチ1。ここはホテルの人曰く一番オススメのビーチだとか。バイクでブンブン進み15分足らずで到着。

人がいないオススメ2のビーチは違い、水やお菓子などを売っているお店だとかレストラン、バーが一つづつありました。たった一つですがしっかりしたお店で、従業員が何名もおり活気がある感じ。観光客もも朝早いにも関わらず数組が目撃されました。

 

あいにくの曇り空ですが綺麗です。

 

 

ヤシの木にかけられたブランコ。猿みたいに遊んでやりました。

 

 

お次はヤシの木にかけられたタイヤのブランコ。これは完全に猿です。

 

 

セピア風おしゃれ猿。

 

 

初めはタイヤの上に乗って遊んでいたんですが、タイヤの下にしがみ付いてぶら下がってブラブラしようとトライしたところ、想像よりもタイヤの位置が下がって思いっきり背中を地面にこすって強制的に背中の皮をめくられました。自身の重みでヤシの木がしなって下に下がる事を全く考えていませんでした。まさか頭の中まで猿だったとは思いもよりませんでした。

 

しばらくヤシの木アトラクションで猿ごっこをした後浜辺を歩いているとすぐ後方で突然ドスン!!という音が。

振り返ると砂浜を転がるヤシの実。上から落ちてきたようです。

 

拾うと落ちた衝撃で殻にヒビが入り中からココナッツジュースがボタボタ。舐めてみるとなんとココナッツジュースの味じゃないですか。すげーすげーとか言いながらはしゃいで喜んでいたんですが、そりゃヤシの実=ココナッツなんだからココナッツジュースの味するわな。どうやら本格的に頭が猿になってきたようです。

 

でもこれ実際危なかったです。何かの論文によるとヤシが生い茂る世界のどこかのエリア限定の話ですが、病院に運ばれる15%がヤシの実アタックによる怪我が原因だとか。ヤシの実が落ちてきて当たって死ぬとかアホみたいな話ですが、実際に世界では起こっている事故なんですよね。

ヤシの木の近くでは気をつける、そしてヤシの木の下では休まない、これ常識らしいですが、実際にヤシの実が落ちる瞬間に出くわす前までは正直舐めてました。ドスンという音の衝撃、あれは普通に人を殺す力持ってます。

 

殺人ヤシの実で作ったお手製プール。1時間半くらいかかって出来た大作品。その間太陽光に打た続けた結果背中のTシャツ焼けが一瞬で消えました。何やってるんでしょう僕は。

いくつかヤシの実の殻を破って葉っぱが生えてきていました。強引に土の中に埋めればヤシの木が生えてくるみたいです。

 

なんかお尻をくっつけて離れない犬たち。犬のこういうアホそうなところが可愛い。

 

カップラーメンだけではエネルギー不足に陥り、お昼を食べに行く事にしました。場所はよく覚えていませんが、地図で書いたレストランが集まるところにあリます。

 

 

鶏肉の炒め物とライスのセット。確か100バーツ(350円)くらいだったと思います。他にパッタイも頼みましたがパッタイは遭遇率が高すぎて写真を撮る気も失せてきたので撮ってません。結構美味しくて昼からビールを注文。至福です、本当ニートになってよかった。

 

 

猫もいたので猫好きのために載せときます。

 

続いてこのレストラン街のすぐ南のビーチも有名らしく、また役に立たないgoogle mapと紙の地図に振り回される事20分、ようやくたどり着きましたが、確かに綺麗のは綺麗なビーチなんですが、おそらく海流の影響だと思いますがゴミの漂流物が多くげんなりしたので、写真も撮らずにホテルのプールで過ごす事に決めました。

 

ところが戻ってきたあたりから急激に曇り始めました。がそんな事よりプールですプール。わーいわーい、、すげえ寒い。。

 

どんどん雨脚が強くなり、諦めてその日は眠りにつきました。

 

3日目、鶏さんの声がしない。ただただ聞こえるのは葉っぱに打たれ続ける雨の音のみ。ジャングルの中みたいな場所で葉っぱに覆われているので本当に雨と葉っぱの音が凄まじい。打楽器だけで引くオーケストラみたい。

結局夕方まで降り続きました。タイは残念ながら今は雨季。とにかく雨が多いです。ネットで調べたところ『雨季とはいっても日本の梅雨のようにジトジト一日中雨が降る訳ではなく、バケツをひっくり返したような雨が嵐のようにやって来て一瞬で去っていく、いわゆるスコールなので観光は大丈夫です。その時だけ雨宿りすればまた太陽が出て来ます。』と。

はへーそうかー、じゃぁ雨季の方が観光客も少なくなるし、安くなるし返っていいかもー、とか呑気に思ってましたが、確かに激しく雨が降ります。それは情報通りでしたが、一瞬じゃないです、一日中降ります。

福山雅治の名曲スコール。あの甘い音楽に甘い歌詞とタイのスコールが僕の中で一ミリも繋がってくれません。

 

一日ホテルにいると逆に疲れるというか、世界一周しにきて引きこもってるのが鬱になりそうなので、夕方の雨が降り止んだのを見計い、昨日行ったオススメビーチ1に行く事に。

 

 

おそらくマーク島での最後の違法行為、無免許運転。

 

 

 

閑散としまくってるビーチ。

 

 

 

インスタバエに挑戦。

 

生憎の天気で人がいない。もうこの島に人が住んでる事すら疑わしいレベルでしたが、バーには人がいました。皆考えることは一緒でこんな日は酒でも飲んでワイワイしよう。僕は天気のいい日も気分がいいので酒でも飲んでワイワイしようという気分になります。

 

おしゃれなトロピカルカクテルとかいうものです。ビール以外の酒を口にしたのはそういえばこの旅では初めてです。お酒に酔うというより、雰囲気に酔うという感じですな。

 

夕食を食べに、初日に行ったシーフードレストランに向かう事にしましたが、大雨の再来。ずぶ濡れだったので写真はなしですが、ずぶ濡れになって食っても美味いとは流石。特にイカをタイ風の酸っぱくて辛いお出汁で煮込んだスープというか鍋というか、それが美味くて美味くてビールが進みました。

 

4日目、この日も朝の鶏さんの声はなし。やはり仏になられたのでしょう。

この日はバンコクまで戻る日。朝イチで船に乗り込みますが、天候が良くなく、一応念のためと思い6000円以上する高級雨合羽を仕込んでおいたのですが、これが吉と出ました。

途中から凄まじい雨が降り注ぎ、屋根なんてあってないようなこの船を襲います。僕らは高級ポンチョのおかげで電子機器が入っているカバンに体もほぼ濡れずに耐え忍ぶことができましたが、ほかの人は文字通りびしょ濡れ。服を着たままプールに飛び込んだと言っても信じるレベルで濡れていました。

これだけでもカッパに2人合わせて12000円以上つぎ込んだ甲斐があるってものです。

 

ポンチョを着て元気100倍ココパンマン。被り物をするとどうしても顔隠しのお面のサイズが合いません。

バックパック本体は残念ながら風雨にさらされベショベショでしたが、濡れていいものしか入っていないのでまぁいっか。やっぱり全体を覆うレインカバー欲しいなぁ。

 

さて到着した桟橋からバンコクまでミニバスで向かうのですが、マーク島初日に船に乗り込む前に桟橋にいるおばちゃんから事前に予約してチケット購入していたのですが、桟橋で待ってるとか言ってたんですが、バスはここにいないよ、橋を渡ったところに行ってくれと。橋が長いのに加え雨が降り注ぐ中5分くらい歩かされる。約束が違う。。予約したとは言えなんか紙切れ一枚だけなのですごく不安。

 

渡りきったところにはバスも何も止まっていない。汚い商店がありそこにミニバスと書いていたので、ここか!と話しかけるもここじゃないと、さらに1分歩けと。募る不安。

 

さらに歩くと先ほどよりさらに汚い商店がありチケットを見せるとここということが判明。11時半がバスの時間だったのですが雨のせいで船が随分と遅れたのと、約束と違って桟橋で待っていなかったせいで、ちょうど11時半に到着。それなのにやたらと運転手が遅いとか文句言って急かして着ました。雨で随分打たれて気分が下がっていたのに追い打ちをかけるように態度の悪い運転手。トイレに行くと言っても時間だ、時間だと。ムカつくのでいつも以上にトイレにゆっくり行ってやりました。

そこからバンコクまで軽く見積もっても4時間半の車の旅なのですが、なん乗せられたのはトラックの荷台。安全面も快適性も最悪で、とうとう怒り最高点というところで、別の快適なハイエース型のミニバンに乗り換えさせられました。すでにほかの客は乗り込んでいて、しばらく待っていた感じ。なるほど、11時半とはこのミニバンの出発時間で、だからこの運転手焦ってたんだなと。

納得したところで説明不足のそっちが悪い。思い出してもムカつくので、次あればゆっくりトイレに向かうのではなくて、トラックの中で漏らしてやろうと思います。

 

その後は快適にバンコクはカオサンまで到着しました。

 

マーク島、生憎の天気だったので海自体は濁っていて残念でしたが、予想を上回る人っ気のなさと何もなさでした。シーズン中にくればまた違った景色だと思いますが、それでも島のサイズと場所のへんぴさがプロテクションとなっていつまでもゆったりとした時間が流れる島だろうなと思いました。