野生のマウンテンゴリラに出会えるか!?ゴリラツアー2日目本番!

野生のマウンテンゴリラに出会えるか!?ゴリラツアー2日目本番!

こんにちは、テンです。

 

今日2018年11月30日はゴリラツアー2日目にしてツアー最大の見せ場、ゴリラトレッキングの日!!

そしてなんとこの日は僕らの結婚記念日!!

結婚記念日をゴリラで祝うなんてなんてロマンティックなんでしょう!

 

 

朝7:00に朝食を取り、7:30にホテルを出発。その時にホテルスタッフから昼食のお弁当を受け取った。今日は弁当を持っての長時間トレッキングになるのだ。

 

ホテルから車で数分の集会所のようなところへ。着くとまず歓迎のダンスがあった。僕らは一番乗りだったのだが、僕らが到着して早々に踊りが始まったので、最初参加者は僕らだけなのかと思ったら、後から続々と人がやってきた。ほぼ全ての人がこの踊りの開始時間に間に合ってなかったw

服の色が原色のカラフルで、これぞアフリカって感じ。

 

 

踊りが終わるとチーム分けが行われ、イタリア人カップル、ベルギーの女性、タンザニアの男性と僕らというグループになった。ここにスタッフとしてグループを指揮するリーダー、引率をサポートする男性が2人。これが基本グループ。

他のチームは年寄りチーム、すでに何度かゴリラトレッキングに参加しているチームだったりと、分かりやすい分け方だった。

 

もし自分で荷物を運んだり、足下が不安でサポートが必要は人は手助けポーターを1人50ドルから雇う事が可能。2,30代の普通の人の体力ならまず手助けは不要。でもスタッフの人が、このお金がこの村の生活の手助けになるんだとか言うもんだから、優しいベルギー女性がじゃあ一人雇うわと50ドル払っていた。

特にこういう貧しいから助けてくれ系のたかり方が自分的に一番嫌いで、断ったらまるで断った方が悪いみたいな雰囲気を出してくるのなんとかしてほしい。

ツアー代金で一人1100ドルも取ってるんだから、ちゃんと配分考えて回せばこんな小さな村なら十分に潤うだろうが。

 

 

チーム分け後、ビリー隊長みたいなやつから詳しい説明を受ける。

随分と長々と話していたが要約するとこんな感じだった気がする。

 

ビリー隊長「まず熱帯雨林なので雨が降るかどうかは全く読めないのでレインコートは必須だ。雨にかかると寒いぞ。」そういうのはホテル出る前に説明しようね。もう取りに戻れないから。

ビリー隊長「そして長ズボン着用が推奨だ。草木が茂っているところを歩くので棘や蔦が足に突き刺さるぞ。」そういうのはホテル出る前に(以下略)。

 

ビリー隊長「ゴリラは餌を求めて毎日あちこちへ移動する。そのためゴリラに会えるまでどれだけ歩くのかは不明だ。1時間もしない間に会える時もあれば4時間以上ぶっ通しで歩くこともある。熱帯雨林気候で汗が吹き出るので水分補給は最重要。最低でも1.5Lは1人持ち歩くように。スタッフは君たちの水を持ち運ぶことはしないぞ」

 

ビリー隊長「虫除けスプレーは事前に体にふっておくこと。スプレーの匂い成分によっては蚊以外別虫を引きつけてしまうので、虫除けなのに虫が集まってきた!ってことになりかねないので、現地では使えない。使う場合はスタッフに事前に確認の上今の間に使っておくように」

 

ビリー隊長「体調を崩している場合は参加不可だ。お前たちの体の心配をしてるんじゃない。96%以上DNAが人間と一致しているゴリラは、人間の病気にも感染する可能性が非常に高い。免疫のないゴリラは人間にはどうってことない病気でも死亡する。」

 

ビリー隊長「ゴリラ以外にも野生の象も出るゾウ、、、。いいか奴らは非常に危険だ。運悪く出くわした場合は威嚇射撃を行って象を追い払うが、レンジャーがそれを行える範囲にいるべく、最大で7m以内の距離で集団で離れず歩くこと。」

 

ビリー隊長「マウンテンゴリラはウガンダ、ルワンダ、そしてコンゴにしかおらず、ここBwindi国立公園には現在600頭ほどのマウンテンゴリラが生息している。時に数が減ることもあるが今は上昇傾向にある。いい傾向だ」

 

ビリー隊長「そして最後に、いいかお前ら、疲れたら休んでもいい。だが決して諦めるな」

 

一通り説明を受けて、10分ばかり車で移動し山の麓に到着した。ここからまず山の頂上を目指すらしい。

なんでも先発隊としてゴリラ探索隊が既に昨日から山に入ってゴリラの居場所を調査していて、彼らとの無線が通じる山の頂上で彼らと無線で交信するらしい。もっといい電波の無線ないんか。。

ガイドの人にお前たちは杖持ってないのか?と聞かれ、持ってないと答えたら、先端がゴリラになってる杖貸してくれたw

 

いざ山頂を目指して(そこにゴリラがいるわけじゃない)出発!

 

出発して早々土産屋へ!ww

手彫りでこうして1つ1つ作っている世界に一つだけのゴリラ。どんなに素晴らしくてもこれから数時間歩くのに邪魔になるだろうが。案の定誰一人買ってなかったw

 

 

最初の頃はこうやってわーいわーいと楽しく歩いていたが、簡単に山の頂上目指すというがこれがかなりきつかった。

熱帯雨林でジメジメして本当に汗をかく。じっとしているだけでも疲れてくる。荷物もお弁当に加えての水1.5Lは結構重い。

足下はかなり悪く、滑りやすい上にすぐ横は崖とは言わないものの足を踏み外したら下まで転がっていきそうな坂道。上り坂も急でトータル1時間弱くらいの山道だったが数時間も山登りをした気分だった。

 

ようやく頂上に着くき、無線でやり取りを終えたリーダーがこれからのことを説明始めようととした時だった、無数のグラスホッパー(バッタ)が辺りを飛び始めた。普通に突っ立ってるだけなのに、顔に突進してぶつかってくるレベルで飛んでる。

ウゲー、気持ち悪い、、、と思ったら、全スタッフたちが我先にとバッタを捕まえ出した。

飛んでるバッタをまるで飛んでくるボールのように見事にキャッチする。あるいは棒で見事に叩き落とす。

 

実はウガンダではバッタはこの時期だけに取れる季節限定のご馳走。甘いチキンみたいなのだとか。

ウゲゲ、、、これ食べるのか。。。

 

見よこの嬉しそうな顔。

スタッフはツアー客そっちのけで本日の夕食を捕まえていた。

 

狩猟祭りが落ち着いて説明が開始。

ゴリラが見つかったと。ここから歩いて2、30分のところにいるらしい。そんなに歩かなくていい、これはラッキーのようだ。

この群はシルバーバックという背中の毛が銀色をしたオスのボスゴリラに4頭のメスゴリラの群れらしい。最近までは別のオスゴリラがボスだったが、今のボスゴリラにその座を追われて、そしてその時の抗争で追った怪我が原因で動けなくなり死んでしまったのだとか。

残念なのが、その時いた子供ゴリラたちは新ボスゴリラが自分の子ではないという事で全て殺されてしまったのだとか。なので残念なことに子ゴリラは見れない。ただここのメスゴリラの中に既に新たな子供を身ごもっているものがおり来年には赤ちゃんゴリラが生まれてくるようだ。ちょっとタイミング悪かった。。

一つラッキーだとガイドが言うのは、この新ボスゴリラはこの国立公園の中で最も大きく力強いゴリラなんだとか。更に最も人馴れしたゴリラなのでとても近くで見れるし、ひょっとすると普段見れないような仕草を見せてくれるかもと。

 

 

ゴリラがいるという場所に近づいていく。

近くには巨大な象の足跡、それもかなり新しい足跡。これは近くに象もいる。超危険動物なのでちょっと焦る。

 

そして大量の新しいゴリラの糞。ゴリラが近い証だ。

草木しか食べないせいか全く臭くなかった。糞を踏まない事だけに必死だったココは頭を木に思いっきりぶつけていた。

 

 

 

暫く歩き先発隊に合流。そしてガイドがしーっと静かにするようみんなに促す。その数十秒後、ゴリラが突然現れた。

いた〜!!!右に見えるのがシルバーバックのオスのボスゴリラと、その近くにはメスゴリラ。

生まれて初めて見た野生のマウンテンゴリラ。見た瞬間は感動して、うわぁゴリラや、、以外の声が出なかった。

 

食事の最中だからなのか、我々人間のことなんて全く気にしない。警戒心も何にもない。我々の存在が石か何かと同じくらいに見向きもしないで一心に葉っぱを食べている。ガイドが言っていたように最も人間慣れしているボスゴリラだからなのか。

 

なのでほんの数メートルの距離まで近づくことが出来る。

しかし一心不乱に食事しているので横顔しか見えないw

そんな中、僕らのグループの列の間の藪の中からひょっこり他のメスゴリラが現れた。

チンパンジーかと思ったよ。メスゴリラって意外に小さい。人間の男性より小さいのではないか。ゴリラ最強とか聞くが、メスゴリラなら人間より弱いんじゃないかな。

 

一瞬こっちを見たけれど、やっぱり僕らのことなんて気にも留めていないようで、顔をホジホジ。結構可愛いw

すぐに反対側の藪の中に入っていった。

 

ボスゴリラも正直思ったほどのサイズではなかった。霊長類最大級の大きさと言われるマウンテンゴリラだけども、多分相撲取りの方がでっかいのでは。

でも体つきはメスと違ってムッキムキ。握力も500kgほどあるらしいので、ボブサップでもイチコロだろうな。

 

あたりの草を食べ尽くしたのかオスゴリラは背を向けて藪の中に消えていった。

オスゴリラの象徴である見事なシルバーバック(銀色の背中)。シルバーかと言われたらシルバーじゃない気もするけど、そこだけ色が違う。

メスの背中はこの通り他の毛と同色。

 

去っていったゴリラの後を追いながらレンジャーが見やすいように木々を切ってくれる。藪の奥に進むと先ほどのオスと、沢山のメスゴリラがいた。

見よこの乙女なメスゴリラ。食事のために草花を摘んでるのだけど、お花屋でもやってんのかと思うくらいに可愛い。

 

それに比べてオスゴリラの間抜けヅラよ。

 

 

と思いきや、たまに見せるこの凛々しい素顔。

 

霊長類だけあって手が器用。こうやって手で美味しそうな草花だけたぐり寄せて、、

 

パクり。

しっかしずっと食ってるなw

 

ずっと観察していて1つ気づいたことが。ゴリラって顔の大きさ対比で耳が驚くほど小さい。

この通り、ぱっと見では耳が見えないくらい小さい。特にオス。

顔の絶対サイズは普通の人間と比べて4倍、FUJIWARAのフジモンと比べても2倍は大きいが、耳のサイズは人間より小さいのではないか。

なんとも不釣り合いで面白い。猿と言ったら耳が大きいイメージだが、ゴリラは全くの逆。

 

ゴリラ鑑賞の時間も終わりになり、ガイドが村まで戻るぞと声がけをしたのとまさに同時に、ボスゴリラがのそのそと藪の中に消えていった。まるで僕らのスケジュールを知っていて、わざわざ僕らのために出てきてくれたかのようだった。

トータルで1時間ばかりゴリラとの時間を楽しんだが、ゴリラ達はこの間1分も休まずずっと食事をしていた。流石にお腹いっぱいになったのかな。

1100ドルと聞くと高いけど、一生に一度しかチャンスがない生の野生のマウンテンゴリラ。子供だけ見れなかったのは残念だったけどとても近い距離で見ることができて大満足でした。

さようならゴリラ。

 

 

戻りの道は来た道をそのまま引き返すだけ。ゴールが見えてる分行きよりも楽に感じられた。行きはゴリラがどこにいるのか分からないのでどれだけ歩くのかも分からなかったので。

 

途中ランチを取った。

ホテルからもらったお弁当を開けたら水のペットボトル入っていた。。道理でお弁当めっちゃ重いと思った。。。言ってくれたら持ち運ぶ水の量減らせたのに。。。

サンドイッチにバナナ、パイナップル、ゆで卵そして林檎が何故か3つも入ってた。

 

 

ゴリラトレッキングすると最後にゴリラ証書をもらえる。

この証書どこで無くなったか分からないけど、旅の途中で気付いた時には無くなってたw

 

2時くらいにはホテルに到着。

オプションで村観光ツアーなどがあるが意外に疲れ果てていて、洗濯だけして夕飯以外の時間は部屋でずっと休んで、そしてなぜかキッズウォーを見てこの日は終えた。

 

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