人生初ヒッチハイク!野生のミーアキャットを求めマカディカディパン国立公園の玄関町Gweta!そして本当によかったGwetaのお勧め宿!

人生初ヒッチハイク!野生のミーアキャットを求めマカディカディパン国立公園の玄関町Gweta!そして本当によかったGwetaのお勧め宿!

こんにちは、テンです。

 

現在ボツワナのMaun(マウン)に滞在中の僕ら。

アフリカ旅も終盤に近づく中、だんだんと旅も慣れてきて、いよいよ旅上級者にでもなったかのような気持ちでいたのだが、ここMaunで滞在していた宿Old Bridge Backpackersで自分の旅人レベルなんてまだまだだなと思うような人たちに出会った。

 

一人はオランダ人男性。年齢は僕と変わらないくらいだが、彼は何と既に10年以上も旅を続けている。

この男性の今の旅は、オランダでキャンピングカーを購入しそこから運転しジブラルタルを抜けてアフリカ大陸に入り、サハラ砂漠を超えて西アフリカ越えて南下してきたらしい。西アフリカの諸国は情報がなさすぎて旅をするのが最も難しい場所の1つ。貧しい国が多く、エボラの流行だったり、治安面もすこぶる悪い場所も多く、そんな場所を運転してよく旅をしようと思ったなぁと感心した。

彼に、君すごいね!と称賛と驚きの言葉をかけると、彼はこう答えた「そんな事ないよー。僕の友人は同じルートを現在Tuk Tukで移動しているよ」と。ぱねえ。。。

 

 

二人目はアメリカ人女性。歳の頃は30代後半。旅をしていると気づくが、アメリカ人旅人ってあまりいない。大体のアメリカ人は自国から出る事がないそうだ。自国に自然からエンタメから何でも揃ってるのでわざわざ外国にいく必要あるか?という感じらしい。

そんなアメリカ人には珍しく、彼女は旅を既に6年も続けている。旅の年数だけでは先ほどのオランダ人には劣るが、彼女のバイタリティーというか気の強さは流石アメリカ人だな(勝手なアメリカ人に対する先入観)と思った。

旅をするとどうしても付き纏うのがお金のトラブル。一番多いのは地元価格以上の価格をふっかけられるぼったくり。だが彼女は絶対に地元民と同じ価格以上は払わないように徹しているらしい。少しでも高いと絶対払わないとか。どうやってそんな事ができるの?と聞いて見た。

回答は、まずはそこにいる現地の人に値段を聞きまくる。そして次がポイントだが、大声でクレームするのがコツらしい。ぼったくってる側も自分がぼってる事、悪いことをしているという事を分かっているから、大声で話されていろんな人に内容を聞かれるのを気まずく思うらしい。

衝撃だったのは、ザンビア、ボツワナ間の国境を渡る船。僕らも同じ船を使ったのだが(その時の記事はこちら)、僕らは2ザンビアクワチャを払った。しっかりとチケット兼レシートも貰えて、レシートにも2ザンビア クワチャと記載されていたのだが、何とこれ本来は無料らしい。ローカルの人は一切払ってないんだとか。通りでチケット一回もチェックされなかったわけだ。

彼女の場合タダということを知っていたのでチケットを買わずに船に乗り込もうとしたら、チケット確認をされてお金を払わされそうになったんだとか。ちなみに2クワチャは日本円にするとたった18円なのだが、普通ならまぁもういっかと思うような金額であっても彼女はキレた。他の人全く払ってないじゃない!!どうして私だけに払わせようとするの!それなら他の人のチケットもチェックしなさい!と。他の人も巻き込んでのクレームにはスタッフもただ黙るしかなかったと。

インドでは携帯のSimカードを購入したが、詐欺か何かわからないが使えなくなってしまったらしい。まずはクレームの電話を入れまくったが着信拒否されブチギレ。すでに購入した場所から20時間もかけて隣町まで移動していた彼女。何とまた20時間かけてクレームしに帰ったらしいw そして大声で怒鳴りつけたらお金戻ってきたと。

彼女曰く、ケチとかそういうことじゃないと。インドの話でもわかる通り費用対効果とかそんなのは関係なく、相手の舐めた態度が許せないらしい。めっちゃわかるww  大事なのは得することではなくスッキリすること。

他には、彼女は基本的にチップがその国の慣習になっている国(例えばアメリカ。サービス業の給与は少なく、チップがあること前提になっているなど)以外では、一切チップは払わないらしい。彼女曰く、アフリカにチップの文化はないはずなのに、旅行者が払うからチップチップと言うようになったんだとか。

そしてアフリカではよくチップは貧しい地元民を助けることになります、彼らの生活のためにチップをとか言ってくるが、そう言うのは地域の問題であって国の問題であって、単なる観光客に頼る問題じゃないと。だからそう言うこと言われると余計に払わないらしい。

何だか彼女の感覚がとても僕の感覚に近く、ついついマウンの滞在期間、酒を飲みながらそんな話を毎日していた。

 

 

 

さて前置きがとても長くなったが、今日2019年1月9日はマウンを出て、ミーアキャットの楽園マカディカディパン国立公園の玄関町であるGweta(グエタ)をバスで目指す。

前日突然の暴風雨でぶっ壊れてずぶ濡れになったテントを早起きして乾かして片付けるところから1日は始まる。

 

滞在していたOld Bridge Backpakersという宿からバスターミナルまではタクシーを使う。

ちなみにタクシーをホテルまで迎えに呼ぶとバスターミナルまで50プラ(500円ほど)かかる。ただホテルから5分ほど歩いて大通りまで行ってそこでタクシーを拾うと一人5プラでタクシーに乗れるのだ。

タクシーなのに何故一人当たりの料金なのかというと、乗合タクシーなのだ。町中に着くまでに何度も何人も乗り降りを繰り返す。

 

見ての通り大通りまでの最短距離は車では移動できない。だからタクシーをホテルまで呼ぶと大回りをする必要があるので値段が高くなるようだ。

尚、帰り道は同じく乗合タクシーで、ボロストップと言えばホテル近くの通りまで帰る事ができる。

 

 

さて大通りに到着してタクシーを待つ。昨日は簡単に見つかったタクシーが何故か今日は一ミリも捕まらない。理由はわからないが、全員が僕らの横を素通りしていったり、乗れないよとジェスチャーしてくる。

本当に止まらない20台くらいのタクシーが通り過ぎていく。

炎天下の中待つのは辛い。。

しかも待てども待てどもただただタクシーは通り過ぎていくだけ。

 

二人でどうしようか、、と悩む、10kmの道のりを思いバックパックを背負って炎天下の中歩くのは辛すぎる。。。

 

悩んだ末の二人の結論。

 

よし、ヒッチハイクしよう!!

 

旅初のヒッチハイクどころか人生初のヒッチハイク。

怖そうな危なそうな人ならどうしようと思いながらも恐る恐るGoodの形の親指だけをあげるあのヒッチハイクでお馴染みのポーズをとる。

 

すると、、、

 

車止まったーーーーー!!!!!!

しかも一発目の車で止まったーーーー!!!wwwwww

 

止まってくれた車に急いで駆け寄る。

 

中を除くと気の良さそうな白人のお婆ちゃん一人だった。ちょっと安心、変な人じゃなさそうだ。

お婆ちゃんが、どこまで行くの?と尋ねてきたので、町のバスターミナルまでですと言うと、えっ、そこまでだけでいいの???という反応だったw

大抵のヒッチハイカーはおそらくバス停までではなく、バスを使わず次の町までとかそういう感じなんだろうな。

お安い御用という感じで快くバス停まで連れて行ってくれた。

助手席に僕、荷台にココ。助手席に乗りなよと勧めたが、人見知りなココは頑なに荷台に乗ると言って聞かなかった。

 

人生初のヒッチハイク、まさかの一発目の車で成功。

今のところ僕らのヒッチハイク成功率100%!!!

 

難なくバス停に到着。運良く丁度バスが出るタイミングで、しかもバスがガラ空きで最高。Gwetaまでは料金一人54プラ(550円ほど)で、料金表もあるのでぼったくりはないので安心。

途中でキリン七匹と、無数の象を見ながら2時間ていどだったと思うがGwetaに到着した。

 

Gwetaに降り立ったのはこれで2回目。前回はここに降り立ったはいいが、ATMはこの村にはねえと言われ現金を持ち歩いていなかった僕らは、バスを降りたその足でまた同じバスに乗ってすぐにマウンまで移動することになったのけども。

Gwetaは一言で言うと何もない村だ。何でこんなところに人が住んでいるのかわからないくらいに何もない。ATMすらないのも頷ける。

おそらく村唯一と思われるこのスーパーはバス停の真前にある。

何故かお惣菜の品揃えが良く山盛りのライスとチキンで25プラ(260円ほど)で、味も美味しかった。

 

ここから目指すのはBaobab Planetという宿。このGweta、日本語でググっても情報は皆無だが、英語でググったらほんの少しだけ情報が出てくる。そのわずかな情報からこの宿でミーアキャットを見るツアーをやっていて、そして結構いい宿だとのことがわかったのでとりあえずここにかけてみることにした。

5,6キロ離れているのでタクシーに乗ろうと思ったが、距離的に20プラ(200円)くらいが妥当だろうと交渉したが、最初は40プラ、最終的に25プラまでしか下げないと。

ダメもとで20じゃなければ乗らないよと鎌をかけてみたところ、じゃぁさようならと突っぱねられてしまったww

たった5プラ(50円)の違いで5,6km歩く羽目になった僕らww

まぁでも何となくこの運転手の愛想が悪く、今日はもう予定もなく体がすこぶるまだ元気だったので5,6kmくらいならまぁいいやと思い歩き出す。

 

最初は舗装された道路だったのが、次第に砂利道になってきた。

ひたすら続く長い一本道。

 

人一人いないし、誰も通らない。建物も一切なく左右は林。そんな中にロバが突然現れた。

最初ロバだロバだとテンション上がるくらいには元気だったのだが、よくよく考えるとここアフリカやないか。ロバは飼育されているだろうが、野生の動物がいつ現れてもおかしくない。

車で通る時も象が無数にいた。そういえば象ってめっちゃ危険だったな。。。

象に出くわしたらどうしよう、、、というかライオンとかもおる可能性あるよな。。。とか考えているとタクシーに乗ればよかったなと後悔の念が襲う。。

 

ひたすら真っ直ぐな一本道でずいぶん先まで見通せる分、ああまだまだあるんだと余計に堪える。ほんとにこんなところに宿があるのか。

もしかしたら地図間違ってんじゃないのかと思い始めたその時、宿の看板が現れた。

Planet Baobab, All welcome!! 思わずガッツポーズが飛び出すくらいに嬉しかった。

 

 

宿の名前にバオバブがついているように、この当たりにはバオバブの木がいっぱい生えている。

 

出発から約1時間半、ようやくホテルにたどり着いた。しんどいというより怖いが勝ってたな。

美しいレセプション到着。見よこのバックパック型の汗。

ホテルはとても綺麗でいわゆる安宿ではないようだ。レセプションにておしぼりまで出てきた。臭かったけどw

 

ホテルの個室は高いがキャンプが出来きて自分でテントを持ってきているならお安く滞在できるというボツワナ定番の宿スタイルで、自身のテント泊だと一人85プラ(860円)と格安。

そしてクレジットカードバリバリ使えた!!!!上でも書いたが前回Gwetaに到着した時は現金がなくてすぐに立ち去ってしまったのだけど、あの時そのまま突っ込めばよかった。。。

そしてミーアキャットのツアーもちゃんとありました!!詳細は次の記事で書くのでここでは割愛。明日のミーアキャットツアーも予約してチェックインも無事完了。

 

ホテルの敷地は馬鹿でかく、中にバオバブがいっぱい生えていて自然の中にいるみたい。

そんな自然の中にありながらも設備がとてもちゃんと整っている。

キャンプエリアにはちゃんとテントを立てる場所に屋根があり、そこには電灯もあるし、コンセントもある。

 

個々のBBQエリアもついてる。

そして何より1グループ当たりに割り当てられる区画が広く、プライベート感満載だった。

共有のトイレやお風呂も清潔で綺麗で悪いところが見つからない。

 

というわけでテントのセット完了!

マウンで暴風雨にやられたこのテントも、これなら雨が来てもへっちゃら!ついでに洗濯物も屋根の下に干せるから安心です。

 

 

 

セッティング完了したので散歩がてらホテルの敷地内を散策する。

 

隣のキャンパーの車に、ライオンキングでみた事あるような鳥が留まっていた。何食べるためにこんなクチバシになったのだろう。

 

 

自然の中にありながらホテルの敷地なのでちゃんと歩きやすく舗装されている。目の前に巨大なバオバブ発見。

写真で見るとあんまり大きく見えないでしょう。でも近づくとこんなに大きい事がわかる。

バオバブってこんなに大きいんやと結構感動する。

 

散歩ついでに夜キャンプファイヤーをするための薪集め。結構集まった。

枝を集めに集めたはいいが、全く火がつかなくて全て無駄になったのはいい思い出。

 

僕らみたいにキャンプ道具がなくて火が起こせずキャンプファイヤー楽しめないじゃんかという方、ご安心ください。

ホテル内のレストラン前には夕方以降常にキャンプファイヤーが用意されている。暗くなってから火を眺めながらここで飲むビールが美味いんだ。

 

 

 

 

散歩して暑くなってきたら大きなプールもついています。

 

たまたまかも知らんが貸切状態。

 

お腹が空いたらホテルのレストランで夕食。

久しぶりに食べるまともな料理に感動。結構美味い。

 

料理のお供はサバンナという名前のサイダー。

 

お腹いっぱいになりテントに戻る。その道中ではバオバブが綺麗にライトアップされる。

ちょっと怖い?

 

テント周辺とかライトアップがない場所に行くと本当に真っ暗になる。

たまたま月がない新月の時だったので空を見上げてみた。

満点の星とはまさにこの事だなぁ。

 

さて明日のミーアキャットに備えて今日は早めに寝るかー。

 

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