アブシンベル神殿

アブシンベル神殿

こんにちは、テンです。

 

アスワン滞在中の僕ら。

2018年11月7日今日はアブシンベルを観光する。

 

アスワン観光の一つに含まれることが多いアブシンベルだけど、実はめっちゃ遠い。

リビアとの国境のすぐそばなのだ。

自力でも行くことは可能だけど、聞いたところ非常に大変らしい。

さらにアブシンベル付近にはお高いホテルしかないらしい。

今回はエジプトを出る飛行機の関係上ここで足踏みは困る。

ミスって一泊となるとさらに無駄金が飛んでいく。

ということで移動はホテルが斡旋しているツアーに参加した。

 

1人230ポンドだったがホテルまで迎えに来るし、片道3、4時間ってことを考えると、1500円くらいってまぁ安いんじゃないと思ったのと、他のホテルへ交渉しにいくのも面倒だったのでこれで決めた。

交渉ほぼしてないので多分ボラれてると思うがたまにまぁいっかという時がやってくる。

これどういう症候群なんだろうか。

 

 

出発は夜中。ホテルに迎えがくるのが夜中3:45分。

こんな時間でもちゃんとホテルの店員は働いててちょっと驚き。

エジプト人ってぼったくりはすれど、商売精神は豊富で働き者って感じがする。

 

よく考えたら朝食食べれないじゃないか。

ホテルの店員にこの時間でも開いてる食堂なりお店なりないかねと聞いたらあるわけないじゃん、そんな時間に客こないよwwって。

そりゃそうだよね。じゃぁなんで君はこんな時間に働いてるんだ。

 

バス待ってる間空腹を感じる。腹減ったなぁ、、、って思ってたらこの時間でも働いてる頑張り屋の店員がパンくれた。

 

美味しくないはずなのに、なんか美味しいと感じた。

 

 

ハイエース型のミニバスが迎えにきて、出発。

朝早起きしたので3時間少々かかったが爆睡して一瞬で到着。

今回のツアーはあくまで移動だけなので入り口で入場チケット購入。

お値段215ポンド。1500円弱。

そんな高くないじゃないかと思ってた矢先、

写真撮るには追加で300ポンド(約2100円)だと。。

エジプトはなんで毎回写真代が別なんや。しかも入場料より高いし。。

 

そう言えばカイロの考古学博物館に行った時も写真代払ったなー。

だけど、その時はみんなバシャバシャ写真撮ってたけど誰1人内部で一切写真撮影チケットのチェックされへんかったし、これまた要らんパターンかな。

でも万が一注意されて罰金とか嫌やしなぁ。。

結局チキンは僕らは写真チケット一枚購入した。

 

 

アブシンベル寺院は、アブシンベル大神殿とアブシンベル小神殿の二つがある。

もちろん大神殿の方が文字通り大きくて面白いらしい。

お楽しみは最初に制覇するタイプなので早速行ってみる。

アブシンベルについて実は一ミリも知らないのだけど、とにかくこの大神殿の入り口の写真を見たときに、完全にゲームの世界やんけ!と興奮して、これは絶対行かないとあかんと思った。

それがもう目の前に迫っている。

そしてついにお披露目。

 

インディージョーンズじゃないか!(見たことないけど)

入り口に並ぶ4体の巨像。

一体は頭が欠けてしまってるけれどもこれ全部ラムセス2世なんだって。

 

 

この巨体の間を通って中に入る。

近くに来るとかなり大きいのがわかる。

 

 

 

入り口には門番のおっさんがいる。扉にはでっかい鍵が刺さっていて、このおっさんにチップあげれば一緒に写真撮れる。

絶対このおっさんの儲けになるだけで公的なものじゃないと思うが。

 

そしてここから動画を撮りながら奥に入ろうとしたとその時だった。

門番のおっさん「待ちなさい。君は写真のチケットを持っているのか」

おおー!!!聞かれた!!!!初めて写真チケットのこと聞かれた!!!

ちゃんと仕事してたんやこのおっさんwww

当然ですよと、写真チケット見せるとなんともなかったように通してくれた。

では写真チケット購入したものだけが撮れる内部の写真をお見せしましょう。

 

 

入り口入ってすぐは巨像が8体並んでいる。ここを通るときに襲いかかってきそうな感じがする。

 

 

横から見るとこんな感じ。

 

 

 

巨像の裏側の壁にはいろんな絵が描かれている。これは狩りの最中か。

 

 

これは太陽神ラーだなきっと。

 

 

これは、、、ち●こ。

どういう意味があるのか。

 

 

中にはいくつも小部屋がある。そこにも壁一面に絵が描かれている。

そしてアブシンベル大神殿の最も有名な小部屋が一番奥にある小部屋だ。

それがこちら。

 

 

4体の像が座っている。

神殿の奥深くにある小部屋の一番奥に置かれているが、年に二回だけここまで日の光が差し込み、4体の内1体を除く残り三体を明るく照らすのだとか。

なぜ一体だけ光を浴びないようになっているかというと、その一体が闇の神である冥界神だから。

なんとも厨二病らしいじゃないですか。

 

日が当たる年に二回は、一つはラムセス2世の生まれた2月22日、そしてもう一つは彼が王に即位した日である10月22日らしい。

ただし、ただし、現在はこれがずれてしまっていて、違う日になったり、冥界神にも日が当たったりするらしいw

実はアブシンベル神殿は元々別のところにあったのだが、前回の記事で紹介したアスワンハイダムが出来ることで湖の底に沈んでしまうところだった。

人類にとって重要な遺跡をこのまま湖に沈めてはいけないと立ち上がったのが、アブシンベル神殿大移動計画だ。

人類の英知を持って神殿大移動を完遂したはいいが、なんとなんとこの日の光の仕組みの計算がずれてしまったんだとかw

3000年以上も前の人たちに計算で負けんなよw

 

 

 

これがアブシンベル大神殿の全景だが、めちゃくちゃ大きい。

こんな巨大なものをそっくりそのまま動かしたなんて。。

ちなみにこの出来事がきっかけで世界の貴重な遺産を守っていかないといけないねという動きになり、それが今の世界遺産の創設に繋がったんだって。

そんな由緒ある世界遺産。

いやー、計算ミスった人残念すぎる。

 

 

続いてアブシンベル小神殿。

小といっても大きいです。

 

 

入り口に立つ6体の巨像は4体がラムセス2世、2体はその王妃であるネフェルタリ。これがネフェルタリ。

脇にいる小さいのは子供達。

小神殿も写真チケットがあれば中の写真は取り放題。

 

 

入り口入ってすぐ。

 

 

エジプトらしからぬ正面を向いた顔のレリーフ。ハトホルという女性の神らしい。

よく見ると耳が牛。

 

 

まんま牛さんのハトホル。

そうそう、今回は内部で写真撮ると係りの人がすぐに写真チケットのチェックに来ました。大神殿小神殿共に。内部には何人も係りの人がいて、その度にチェックされた。

当然ながら写真チケットは一枚に付き一人ということらしく、僕らは一枚しか買ってなかったので、ずっと僕が写真とってました。

カイロの考古学博物館ではチケット買って損したと思ってたけど、ここではその価値ありでした。って入場チケットより高いのは納得いかないがw

後で知ったのは、彼らにバクシーシ(賄賂)を払えば格安で写真撮れるらしい。彼らにやるくらいなら高くてもちゃんとチケット買うけど。

仕事熱心なんじゃなくて金が欲しいだけなんだろうなと思ってしまった。

 

 

あ、そうそうもう一個思い出した。

とあるヨーロッパのババアが、チケット持って堂々と写真撮影をしてる僕に「No Photo!!!」と写真はダメと注意してきた。

ああ、写真チケットのこと知らないんだろうなと思い、僕は写真チケット持ってますよと最初は丁寧に教えてあげたんですが、英語通じない人だったらしく、何度も何度もNo Photo!!と注意してくる。

いくら説明しても通じないし、他の人からしたら、まるで僕がマナー違反しているように見えるじゃないですか、このババアのせいで。なんか写真撮ってても落ち着かないし。

もう最後は無視して写真撮ってたら、最後にババアが一言「Stupid(バカ)」と言ってきた。

久しぶりにキレてしまったww

お前英語わからんくせにStupidだけ一丁前に英語で喋りやがってww

めっちゃムカつくwww

「うるせえババア!!!!俺は金払って写真チケットを購入したから写真撮っていいんだよ。知識もない英語もわかんねえ奴は黙ってろ。」

と僕にしては比較的大きな声で罵声を浴びせてしまった。

これ僕悪くないですよね?

 

 

最後にアブシンベルを訪れる人は炎天下を歩くので水は持ってきましょう。

買うことはできますがアブシンベルの売店で水買ったら街中相場の4倍の価格でした。

 

 

帰りも3時間超バスに揺られて無事アスワンに到着。

まだ明るくて時間があったので、ヌビア族が住むというヌビア村に行こうとした2人。

アスワンの市街の川を挟んで対岸にある。

対岸に行くのは簡単で、川沿いを歩いていたらぼったくりのボート乗りが声をかけてくる。

でもそれ使いたくなかったので、公共のボートがあるらしいので探した。

1時間以上探した結果、、、

見つからなかったw

 

どこにあるんだろう公共のボート。

誰か見つけたら教えてください。

 

 

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