なんでこんな所に!?水上に暮らすムスリムの人達  - パンニ島

なんでこんな所に!?水上に暮らすムスリムの人達  - パンニ島

こんにちは、夫のテンです。

 

最近ネット環境が悪くて、せっかくブログ書いてもアップできないということが多すぎて。。こんなブログでも読んで下さっている方がいるのに毎日アップできないもどかしさ。。

アップしたくてしたくて震える。ブルブル

 

ネット環境はともあれ旅をしながら毎日のようにブログ更新できる方は一体どういう時間の使い方をしてるのでしょうか。

時間がいくらあっても足りないです。ニートなのに社会人より忙しいとはこれ一体。

 

ということでココと話し合い、決めました。

1週間のうち1日は体の休養も兼ねて、ホテルでぼーっとしつつ、ネット環境があるところで1週間分のブログを書きだめるというもの。書きためたのを一気に予約投稿設定!

遊びに行くわけでもなく、調べ物するわけでもなく、ただただホテルにいるとすごく勿体無い気がし心が病みますが、これなら心も体も健全。

これからはできる限り更新が途絶えないよう頑張りまうす🐭

 

 

今日はプーケット3日目。正直プーケットはあまり好きになれない場所。ちょっとごちゃごちゃしすぎて、おそらくお金をいっぱい使えば楽しいんだろうけど、貧乏だとバンコクにいるのと変わらない。おしゃれなレストランだとかバーはいっぱいあるけれど入れないw それに実はプーケット全然海が綺麗じゃない。。ネットで調べると本当にエメラルドグリーンの海の写真が出てきますが、どこにあるんだそんな海w

 

やっぱり僕らは自然やゲームの世界に入り込んだようなちょっと異世界間のある村だったりが好き。

ココはいつかフィリピンのエルニドに行きたい行きたいと言っています。そこはクロノクロスのとある村のモデルになったところなんだって。

 

今日はそんな異世界感のある場所を求めることにしました。行き先はPanyee Island(パンニ島)です。

タイは仏教の国です。タイは信仰の自由はありますが、国王は一度必ず出家する必要があるほど仏教が支配的な国であります。そんなタイにあってこのパンニ島はなんとイスラム教徒の村です。

そしてなんとこの村、険しい山に川を越えた他の都市や町から隔離され、直角と言っても過言でない巨大な急な崖に接したた海の上に突如現れるのです。

 

例えるのであれば、ディズニーシーの海の中に突然とセサミストリートのエルモがいるようなもんです。え、違う?

 

まぁまずは百聞は一見にしかずということでまずは島の全景を見て頂いましょう。

どうですか!?小さくてわかりずらい?うっせー。

これぞゲームの世界という感じでしょう。

 

小さくて分かりにくいですが(わざと)建物の中に金色で、二本の塔とその塔の間にホイップクリームのような形の建物が確認できるかと思いますが、これはモスク。イスラム教の村ですね。

場所はパンガー国立公園の側。

この衛星写真で見てもらえば他の都市から随分と離れた所にあることがお分かり頂けるかと。

 

ここでもう少し詳しくパンニ島のことについてお伝えしましょう。僕らの講師は勿論グーグル大先生。もし情報が間違っていたら僕ではなくグーグルに文句言ってください。

パンニ島は石灰石の崖と川の側に出来た海の上にある村で、サイズは小さく長さは400mもありません。人口は1500から1700人程度。どうしてこんなに幅があるかと言うと、グーグル大先生の回答が毎回異なるから。よく英語ではFloating Village(水に浮かんだ村)と説明されていますが、実際は浮かんではおらず(not floating)、竹馬のような長い足が海の底へと伸びており、家々はその足の上に建てられています。浮かんではいませんが文字通り海の上にある村です。

タイにありながらイスラム教の村であることは上で述べた通りですが、なぜこんなところにイスラム教の村があるのでしょう。この村の歴史は約200年前に遡ります。インドネシアにとある3つの家族がありました。漁業をしていた彼らでしたが、より良い漁場を求めて冒険に出ようと旅立ちました。この3家族は冒険の前に、もし良い漁場でみんなが住めそうな場所が見つかったのなら他の家族にそれを知らせる為に出来るだけ高い山の上に旗をあげようと誓い合いました。3家族の内苦労の末最初にこのパンニ島にたどり着いたToh Babooは誓い通りそり立つ崖の上に側をあげました。実はパンニと言うこの名前は、彼らの言葉で「旗」を意味するそうです。従いこの島の住民のほとんどはこの3家族の子孫ということらしいです。

 

つまりこの島は、家族愛と友情と信頼と冒険と挑戦が詰まったまさにRPGを体現したかのような島なのです!

 

それではこの島を観光したときの様子をお伝えします。

断崖絶壁を超えてたどり着くことは出来ませんので勿論この島へは船で行くことになります。

ここが船着場です。観光の船はおそらく全てここに到着します。赤と緑の屋根が印象的な入り口ですが、この建物はツアーでやってくる団体客の昼食のためのレストランです。

この村は個人で行くことも可能ですが、最寄りの港からボートの貸し切り費用で1700バーツ(6000円)程かかるため、観光客のほとんどはツアー会社を利用しこの島にやってきます。

ツアーであれば、プーケットを拠点にして同じ1700バーツほどで、ここパンニ島以外のパンガー国立公園にある他の島(他に有名なのはJames Bond島)などを一緒に観光することが出来ます。そしてほとんどのツアーがこのパンニ島を昼食場としています。

島に到着してすぐに昼食でしたが、この昼食場はThe普通だったので写真を撮ることすら忘れましたが、海の上ですが四方八方を他の建物に囲まれているのであんまり海の上という感じがしませんでした。

ちゃっちゃと昼食を終わらせ島観光へ。

 

もともと漁業で生計を立てていた村でしたが今では収入の大半は観光業からということもあり、このレストランの周辺にはTheお土産屋が無数にあります。

 

ただ奥に進むほど観光感は薄れ、村の人々の生活の様子が少しづつ見えてきます。

 

生活感のある路地裏。海の上ということを忘れるくらいに普通の道です。

 

でも確かに海の上なんです。

この村、実は干潮の時には海が干上がるそうです。家の修理は干潮の時に急いで行うようですよ。

島には病院もありますし警察官も1人いるそうです。

 

そして村にはちゃんと学校もあります。この島唯一の学校、その名もパンニ島学校。超覚えやすい。

 

ちょっとホワイトボード写真じゃ見にくいですが英語の勉強中でした。

気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、よく見ると共学なんです。男女の区別が大きいイスラム教において男女共学とは驚愕です。。。

 

幼稚園組はお昼寝でした。

 

なんと運動場完備。

 

 

子供たちが大好きな駄菓子屋さんが学校のすぐそばにありました。素晴らしい商売センス。

今日本ではコンビニに押されて昔ながらの駄菓子屋が壊滅状態らしいですね。31歳の僕が子供の頃は自転車で15分以内のところに駄菓子屋だけで5軒以上ありましたが。どこかの駄菓子屋に行けば絶対に誰か友達がいて、約束なんかしなくても携帯なんかなくても、遊びたい時に駄菓子屋に行けば友達に会える、今思えば子供の頃の思い出って駄菓子屋で一杯です。

今の子はコンビニに集まるんですかねー。なんかちょっと風情がないですねw

 

島に住んでるのは何も人間だけではありません。

みんなお待ちかね、ネッコです。

 

全員同じポーズで寝てるのでオブジェのようです。

 

ごめん、起こしちゃった。

 

さて、この村の観光スポットは大きく二つあり、その一つ目のモスクです。

一際大きいこの島唯一のモスクは、村の一番奥深くに位置するにも関わらず、どこにいても目立ちます。

 

10分くらい歩いてようやく到着です。

 

ここに来るとしっかりみんなの服装がイスラム教。ここタイですからね。

 

イスラム教徒以外は入室できませんが写真はOK。大理石と金の模様の柱と壁紙でこの村では一際豪華な装飾です。

 

それでは二つ目の見所です。この村を一躍有名にしたのがここ。

文字通り浮きサッカー場。とあるアメリカの番組がこのサッカー場を取り上げ、この村の名前が一気に世界に広がりました。真ん中にいるのがココです。ココが小さいんじゃありません(デカいって言ってんじゃないですよ!)、サッカー場が大きいんです。

作ったのはこの村の子供たち。サッカーの試合を見て、サッカーしたい!いつかワールドカップに出たい!あれ、サッカー場ないやんけ。ほな作ったろ!ということで出来上がったらしいです。村にはPanyee FCというチームがその後結成され、なんと地域の大会で何度も優勝する強いチームとなったそうです。

その子供たちがその後サッカー選手となり活躍したのかはわかりませんが、夢を叶えるためのその行動力があればサッカー以外でも何でも活躍できる人材になっていることでしょう。ぜひ一緒に働きたいですね。でもお前ニートじゃんって?うっせー

 

Newgame FCの守護神ココ。この安心感。

 

島の見どころはこんなくらいですが、上でも書きました島に来るほとんどの方はツアーの参加者ですぐに帰ってしまいますが、実はこの島には宿泊することもできるそうです。ホームステイのような形になるそうですが食事もついて、1人250バーツ(約900円)程度とかなり格安です。

 

もし機会があれば次は島に宿泊して、観光客が帰った後の本当の島の人々の生活の様子を体験してみたいですね。

 

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