僕らの値段交渉の様子とカルナック神殿
こんにちは、テンです。
さて今日2018年11月10日はルクソールの東側観光だ。
一発目は<<カルナック神殿>>。
ルクソール東側の中で北にあり、これが一番町の中心部から遠い。
遠いと言っても5,6kmの距離なので歩けなくもないが、今回はタクることに。
10分15分の道なので高くても20ポンド(140円)で絶対足りるはず。
20ポンドをさらに値切っても仕方ないので20でトライ。
テン「へい、タクシー。カルナック神殿に行くだけの片道だ。20ポンドだ。」
タクシー運転手「それは安すぎるよww 50だ」
テン「じゃぁいらない。さよなら」
タクシー運転手「ちょ、ちょ待った待った。わかったわかった30でいいよ」
テン「俺は20しか出さない。嫌なら構わない歩くから」
Noって言われるなら歩けばいいだけ。
本当に不要なときは超強気でいけばOk。
でもこういうときは大抵上手く行く。
タクシー運転手「わかったわかった20でいいから行こう」
あっという間にカルナック神殿到着。
入場料150ポンド/人を払って入場。
個人的にはこのカルナック神殿が一番面白かった。
なんて言っても大きい。敷地面積もさることながら、残ってる遺跡物一つ一つが大きくて迫力があって、そしてそれらが迷路みたいに道を作っていて、本当にインディジョーンズのような探検をしているような気分になれた。
僕らは正直言ってエジプトの歴史は全く詳しくない。それと同じくらいにエジプトの神話も詳しくない。なので●●王がとかXX神がとか説明されても、ほへーって思ってもイマイチピンとこない。
なので僕にとって一番大事なことはどれだけ見たくれでかっこいいと思えるか。
そういう観点ではこの神殿はエジプトの中でピラミッドと並ぶくらいスゲーと思えたのだ。
アクセスもしやすいし、ついでに写真も自由に撮れるし(これ大事)、そして写真チケット代金なんてふざけた料金もかからない(これもっと大事)。
ほんとベストだった。
では早速入場。
入り口は何体あるんだというくらいのスフィンクスが立ち並び守っている。これが第一塔門というらしい。
カイロにあるスフィンクスは人面画のライオンですが、ここのスフィンクスは羊顔ライオン。
ここを抜けると第一中庭という場所。
割とぶっ壊れて残骸が残ってるだけですが、ちゃんと残ってるところもあります。
小部屋内部。
レリーフもボロボロ剥がれてる。
第二塔門。巨像はファラオ。
塔門とか言うくせに塔がないやないかと思ったあなた。
ちゃんとカメラを引いてとるとあります。
でかすぎて近寄ると入らないんだわ。
ここを抜けると、僕的に一番かっこいいと思った場所、大列柱室に。
名前から想像される通り、ここには巨大な石柱が何と130本も並んでいる。
それぞれの高さが23mもあり、小人にでもなったのかと錯覚する。
元々は天井があったかのように各柱の頂上が繋がっている。
見上げるとかっこいいんだわこれが。
大きいだけじゃなくて全ての石柱に柱にレリーフが施されていた。
大列柱室を抜けていくと大きなオベリスクが2つ現れる。
オベリスクとは鉛筆みたいに先端が尖った石柱。
背の高い方がトトメス1世、低い方がハトシェプスト女王のオベリスク。写真ではどっちがどっちか分からんが。。
ハトシェプスト女王のオベリスクは保存状態がいい。
何でも彼女のことが大嫌いなファラオが、このオベリスクを見えないように布かなんかで覆っていて、そのおかげで綺麗に残ることになったんだとか。皮肉だね。
神殿というだけあってちゃんと祈りの場所もある。
21世紀の今でもここで祈ってる人たちがいます。ファラオと交信でもしてんでしょうか。
聖なる池。普通の池です。全く神聖性を感じませんでしたw
そんな聖なる池の真ん前にフンコロガシの像が立っている。フンコロガシはスカラベと言う神様。
フンコロガシだからってバカにするなかれ。この像の周りを3回くるくると回ると結婚できるのだ。
なのでみんなここではフンコロガシの周りをくるくる回って歩いてます。
フンだけじゃなくて人も回すフンコロガシ。
妻帯持ちだけど一応僕も回っといた。
そんな僕の妻は1人踊ってた。
決まったようです。
てかここなんだっけな。。忘れたw
敷地はめっちゃ広いが、面白くてなかなか飽きない。
今にも崩れそうな壁。
崩れた後。
存分に堪能してカルナックを後にする。
カルナック神殿の周りはお土産やさんが立ち並んで、客引きがすごい。
これから日差しが強くなりそうなので帽子ほしいなぁと思っていたので帽子屋さんへ。
欲しいのは、旅人っぽい日よけに便利な全方向にツバがあって、そして洗濯でガンガン洗えそうな帽子。
イメージは、スーパーヒトシ君が被ってそうな、でも洗ってもカバンの中に入れておいても型崩れしないように帽子やツバが柔らかいもの。
店に入った瞬間から怒涛の接客が始まる。
本当はゆっくり一個一個試し被りしていきたいのにあれやこれやうるさい。
置いてある帽子を全部試したが、欲しい形の帽子はあれどどれもこれも硬い素材。
まぁいっかと店を出ようとしたが、やはり店員は食い下がる。
店員「まてまてー!!お前たちはどういうのを探してるんだい??俺が持ってるのはこれだけじゃない。探すから言ってみな!」
テン「形はこういう全方向にツバがあるやつなんやけど、柔らかい素材がいいねん。ここの全部硬いからもういいやと思って。」
店員「何だそんなことか!もちろんあるに決まってるじゃないか。ちょっと待ってろ!!」
いやいいよと断ったが、いいからいいからと言って出かけて数分で戻ってきた。
持ってきた帽子は僕らが求めていた帽子そのもの。
やるじゃん。
素材やら裁縫やらから質を判断するに、そんなに高い帽子ではないな。
ココと相談して二つで5米ドル(550円くらい)までなら買おうということに。
一つ250円くらいでもちょっと高い気もするが欲しいし、この価格なら納得できる価格ということで5ドルに設定。
テン「これなんぼ?」
店員「んー、これはいい質の帽子だからなぁ。一つ150ポンドだな(1000円くらい)」
テン「wwww。高すぎるわw いらんわw それにどうみても質は良くないやろ嘘つくなw」
店員「いくらだったら買うんだ?」
テン「二つまとめて買うから、二つで5ドルやな」
店員「バカ言うなよw お前は日本人か?俺は日本人のこと好きだから二つで10ドルでどうだ。どうだ半額だ」
テン「じゃぁいらない。というか今現金ないんや。ポケットにあるのはこの5ドルだけ。だから買えないってのが正しい」
店員「ああ、、、、わかったわかった。じゃぁ8ドルだ!」
話聞いてんのかこいつw
テン「ww だから5ドルしかないってw 無理ならいいよ」
店員「じゃあ7ドル。俺はこの帽子をわざわざ取りに行ったんだ。その分の代金は払うべきだ」
テン「だからwww 現金ないって言ってるやろw払われへんねんw それに俺はいいよって言ったのに自分から取りに行ったんやんけ。そんなん知らんわww 」
店員「わかった5ドルでいい。その代わりに俺になんかくれ!そうだお前が履いてるサンダルと俺のサンダルを交換しよう」
何でやねんw
そんな汚いサンダルいらんちゅうねんw
テン「5ドルのみってずっと言ってる。これ以上は何もできない。もう嫌ならいいからさよなら」
と冷たく突き放すと
店員「わかった、5ドルだ」
と最終的に店員が折れた。
そんな一悶着があり買った帽子がこちら。
店を出る直前に店員が、俺が知っている日本人はもっと優しい。お前は日本人じゃないと言ってきた。
ああ、随分と日本人からぼったくってるんだろうなと思った。
日本人ナメンナヨ。
ってか他の日本人の人騙されないで!
100円200円、もしくはそれ以下の金額でもそれ以上の金額でも、小さい金額で交渉しても労力分損じゃんと思うでしょう。
その通りで、全然割に合わないけれど、一旦日本人が鴨にしやすいと思われると他の人にも派生して日本人全体が狙われる。
だからしっかりと交渉してNoはNoと言わなければいけない。
僕は日本人全体のことを考えてこの苦しい交渉をしているのだ(棒)。
そうそうカルナック神殿外で中国人男性二人組を発見。
よくみたらアスワンのイシス神殿で同じボートに乗った2人だ。
この二人組にその後アブシンベル神殿で出会い、そして昨日はハトシェプスト女王葬祭殿で出会い、また今日も出会った。
どうも同じルートで旅してるようだ。
会うたびにどんどん親近感が湧いてくるが、中国語しか相手は喋れないから全然会話できなかった。
カルナック神殿から帰りは歩く。5,6kmなので余裕で歩ける。その途中のルクソール博物館に寄りたかったというのも歩いた理由の一つ。
川沿いの道はエジプトとは思えないくらいに綺麗で歩いていて気持ちいい。
博物館に到着。
チケット買おうとするとなんと閉まってた。
午前中にオープンし、なぜか14:00-17:00の間は休館し、そしてその後またオープンするらしい。
何やねんこのシエスタ制度w
まぁいい、もう一つ見どころは残している。
ルクソール神殿だ。ホテルからも近い。
そして到着。
入場前。外からめっちゃ全貌が見えて草。
カルナック神殿よりしょぼいし、中に入らず外から見て大満足。
安いが金もかかるし、カルナック神殿でお腹いっぱいだったので中に入らず観光を終えてしまったw
途中ローカルのコシャリ屋でコシャリをテイクアウトしてホテルに戻った。
エジプトでコシャリばっか食ってたな。安くて美味い最高のb級グルメです。
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