世界で最も美しい島の一つ、ティオマン島に辿り着くまで
こんにちは、テンです。
出会いは突然やってきました。
ジョージタウン、クアラルンプール、マラッカと街観光が続き体が太陽を欲しています。光合成したい欲求が半端ない。
自然、動物、秘境が僕らの旅のテーマの一つでもあるのに、全くそういうものに巡り合っていないもどかしさが半端ない。
しかも次の目的地がシンガポール(航空券予約しているので行かないといけない)。大都会中の大都会。
どうしてもどうしてもどうしても自然豊かな海に行きたい!そんな時に現れたのです。
世界で最も美しい島の一つ、ティオマン島!
世界で最も美しい島の一つ、というのは決して僕の主観ではありません。マレーシア国のお墨付きでございます。
出会いはマラッカの木造の船を改造してできた海洋博物館。
ここの展示の一つにマレーシアの美しい島の紹介コーナーを発見。
その中で Known as
one of the most beautiful islands in the world
と紹介されているのです。
皆さんは僕のこと嘘つきだと思ってるので一応証拠写真です。
ちなみにPulauとはマレー語で島です。
他の島は最初のマリーンパークとか紹介文がありますが、ティオマンは最も美しい島の一つ、それ以外の紹介が全くありません。
まるでそれ以上の説明は不要でしょうと言わんばかりの挑戦的な紹介文。
場所も現在地のマラッカ、そして次の目的地のシンガポールを考えると丁度いい場所にあります。
調べたところティオマンへは船で入るしかなく、船が出ている港町は二つ。
MersingもしくはTanjung Gemok。
僕らが選択したのはMersing。
理由は3つ。
1.マラッカから直通のバスが出ているのがMersingだった。非常に重要です。
2.宿が比較的多そう。そもそもどちらの港からもティオマン行きは1日2、3便しかありません。しかも遅い時間帯がありません。一泊港町で宿泊するという可能性が大いにあり得たので宿泊しやすいというのは重要です。
3.マラッカの現地の人に聞いたらMersingに行けと言われた。現地の意見はグーグル大先生に勝ります。
マラッカからMersing行きのバスは1社(S &S)のみで1日数便しかなく、マラッカのバスターミナルでチケット購入できますが、埋まってるリスクが大きいので一応事前に予約して行きました。
僕らはここを使用しました。事前予約で座席の指定もできますよ。
こういうサイトで予約するのは本当は嫌なんですよね。手数料とか取られて、現地で買う方がお得ということが多々あるので。
でも念のため7月はティオマンの乾季にあたり最も混み合う時期ということもあり、そこのサイトで予約を試みたところ、前日夜の時点で座席が4つしか残っていなかったので、急いで予約しました。当日現地購入だったらなくなっている可能性高そうでしたので。
気になってた価格については当日バスターミナルの窓口でも確認しましたが、事前予約と全く同じ値段でした。大勝利でございます。同じ値段なら予約して行く方が絶対にいいと思います。
船と現地のホテルについては、ティオマン行きの船は一社のみ(Blue Water社)で1日数便のみで、さらに波の状況によっては予定が大きくずれるとかキャンセルになるとか超不安なことがいっぱい書いてあったので、船の動静が確認できてからにしようと思い何も予約せずに行くことにしました。
ちなみにティオマン行きの船のスケジュールはネットにいっぱい落ちてます。例えばこことか。
Mersingの到着場所は唯一あるバスターミナルです。到着した瞬間に待ってましたとばかりに業者らしき人が、「お前らティオマンに行くんだろ?だったらこの前の店でチケット予約出来るから寄ってきな」と声をかけてきました。
The怪しい。こういうの絶対に信用してはいけないと冒険者レベル8くらいの僕の直感が言っています。
ほらほら周りの超ベテランバックパッカーらしき人達は無視してどっかに行・・かない!皆んな店に入って行く!
あれあれあれ。。。じゃぁ僕らも入ろうかな。。。
店の中には元気な売り子さんが複数人いて、チケット買ってけと言ってきます。僕は超超超疑り深いので、まず彼らが誰何か探りを入れます。あなたたちは誰ですか?船会社とどういう関係ですか?と。ちょっとやそっとじゃ信頼なんてしません。
怪しい人「Blue Water(唯一の船会社)の子会社で、唯一の専属の販売エージェントだぜ。別に俺らから買わなくても現地行けばチケット買えるが予約いっぱいになっても知らんよ。ここで買っても現地で買っても値段は同じだからね」
信頼できる人「チケット二人分ねー。まいどありー」
船のチケット二人分購入しました。
ただ本日の船はもう終わりだったので次の日の11時半発の船に乗ることにしました。
ということで本日はMersingに一泊することが決定。Booking.comで空いている一番安いホテルに予約せずとりあえず歩いて行くことにしました。
ちなみにMersingは小さい町で全て徒歩圏内のサイズです。このバスターミナルから船乗り場まで歩いて10分程度で、その間にホテルがたくさんあります。
ホテルまでの道中
ハリウッドを彷彿とさせるMersing看板。
宿泊したホテルはHotel Embassy。値段を聞くと一泊65リンギット。予約して行くより10リンギットほど安くなりました。大勝利でございます。
部屋に入ると目に入ってきたのは、とてつもなく不潔な部屋とバスルーム。。
そして何より臭い。。。
他に形容しがたい匂いですが、とにかく臭いのです。
おいてあったタオルも黒ずんでいて汚い。
石鹸がタオルの上に置かれていたのですが、これはこの石鹸とタオルを使って部屋を掃除しろと言ってるのか。
たまらず臭いと苦情に行くと、部屋を変えてやるとのことで違う部屋に移動しました。
匂いは確かになくなったのですが汚いのはあんまり変わらず。。orz….
とりあえず本日の寝床と翌日の船は確保しましたが、肝心のティオマンでの宿は一切まだ抑えていません。
ネットで調べて良さげなところを絞ろうとしたのですが、ティオマンの宿がことごとく高いのです。
相場観でいうとマレーシアの普通の相場の3倍近いです。
どんなエリアでもツインベットで専用バスルームは60から70リンギット(2000円前後)で探すことができますが、ティオマンの最低価格は100リンギットから。許容できそうなレベルの宿になると150以上はします。
いつもの5倍以上の労力と時間を使って調べに調べた結果、Beach Shack Resortという良さげなホテルを発見。ただ予約サイトの値段が直接ホテルへ申し込むより高い(ホテルのサイトに値段が乗っている)ので、直接ホテルに連絡することに。
すでに夜9時半くらいになっていましたが電話をすると繋がりました。もしもしー、14日から18日までの4泊宿取りたいんですがー。
ホテルのにいちゃん「ああ、もう一杯やわ。その期間やと1日目と2日目やったら部屋空いてるで」
あれ、、Agodaで見ると空いてるって出てるのに。。Agodaでは空いてるって書いてるけどどうなのと聞くと、それは間違いだとの反応。とりあえず考えて連絡しますと一旦電話を切りました。
さらにホテルサーチをしましたが、結局これ以上にいいホテルが見つからないので最初の2泊だけでも取って、他のホテルに移ればいいかと、Beach Shack予約することにしました。再び電話。もしもしー、2泊だけでいいから予約させてください。
さっきと同じホテルのおにいちゃん「10時過ぎちゃってるからねー。もうわかる人がいないやー。また明日朝8時に掛け直して」
さっきお前めちゃくちゃ判断しとったやないか。。まぁいいやと翌日まで待つことにしました。
翌日朝8時。
なぜかわかりませんが、前日全然眠れず結局朝5時くらいまで起きて、ようやく就寝したと思ったら目覚ましが。
ああそうだ、ホテルに電話しないと、、、と死にそうになりながら起床して8時に電話。もしもしー、14日と15日の二日間ホテル予約したいんですが。
昨日と同じおにいちゃん「残念だったなぁ、全部埋まってるよ。14日から18日は一切の空きがないなぁ」
まじで!?いやいや昨日の夜まで最初の二日間はいけるって言ってたやんと突っ込む。すると
おにいちゃん「やっぱ14日はあかんけど、15から18日はいけるでー」
いけるんかーーーい!!と思わず日本語で突っ込んでしまった。
その瞬間なぜか電話が切れる。Fuck!!!!
すぐに掛け直し、あと1日じゃん、なんとか押し込めない?シービューでなくていいから(ホテルは庭に面したガーデンビューと海に面したシービューの二つがあるが、当初からシービューの前提で会話していました)。と押し込みにかかる僕。
おにいちゃん「まったく、しつこい野郎だ。わかったわかった、ガーデンビューが1日とシービュー3日なら大丈夫だ。じゃぁ名前とか教えてくれるか」
ブチッ!また電話が切れる。
Fuck!!!!!!!!
なんでこう大事な話をしてるときに電話って切れるんでしょう。
すぐさま掛け直し、名前等伝え、最後に念のため4泊の詳細を確認する。がさっきと言ってることが違う。
おにいちゃん「1日だけシービューで残り3日ガーデンやで」
いやいや、逆でしょと突っ込む。
おにいちゃん「ああ、ごめんガーデン2のシービュー2だわ」
え?シービュー3のガーデン1じゃないの????と聞いたところ
おにいちゃん「やっぱシービュー4だわ」
????????????意味不明です。
ただこっちの望むのはシービュー4なので、シービュー4でほんとにOKだねと念押しで2回確認。
おにいちゃん「問題ないぜ、ヤッフー〜ー♪」
なんだったんだこのやり取り。。。
とりあえず望む通りにホテル押さえること出来ました。
ただ、メールも何もないただの口頭での予約。そして何度も何度も言ってることが変わったので激しく不安でした。
不安に押しつぶされるだけの僕ではないので、フェリー乗り場に向かいます。
フェリーの時間は朝11:30。
昨日の信頼できるエージェントが、パスポートとかチェックするから1時間前に船着場にいてねとか言ってたのでちゃんと聞いた場所に1時間前に到着。
ただなんか雰囲気が違う。おかしいなと思い確認すると、別のところだと。
おい最初にちゃんと説明せいやエージェント!!!!
到着したものの、パスポートチェックをしている形跡がありません。みんなただただ座っているだけ。
念のため人に確認したら、別の建物でパスポートチェックとかしてるから行かないとダメだよとのこと。
おい最初にちゃんと説明せいやエージェント!!!!
言われた場所にいくとカウンターが3つあり、何やら順に回る必要があると。
最初のカウンターではチケットとパスポートを渡す。するとチケットの半分ちぎられ、代わりに島に入るTAXを払う為の紙が渡される。
え、Tax払うの?エージェントは全ての料金含まれてるって言ってたのに。。。
おい最初にちゃんと説明せいやエージェント!!!!
次のカウンターへ。
ここではさらに次のカウンターはあそこだよと案内されるだけ。
え、このカウンター要らないでしょw
しかもその次のカウンター目の前ですからねw
案内された最後のカウンターで入場料一人30リンギット払いました。
ここの人にこれで全部ということと船着場に戻ってあとは待つだけと確認して、船着場に戻りました。
戻って絶対これもっと効率化できるやろー、、、、とかココ話していると何やら行列が。
乗り込み時間には早いので並んでいる人に何の行列と聞くと、チケットを貰うんだよと。
え、チケットってさっき3箇所回ってもらったこれじゃないの?と聞く。
違うよ、これは本チケットをもらうための仮チケットだよと。
なんじゃそらw入場料払った時に一緒にチケット渡せよw
もらったのはプラスチックカバーがついた超立派なチケット。
まじ無駄w
なんなんでしょうか、この無駄なプロセスは。。。現地の人の雇用目的なんでしょうか。。
一応これで全ての作業が終わり、あとは乗り込むのを待つだけとのことを確認しましたが、何度もたらい回しにされすでにこの段階で信じる心は完全に失われていました。心が荒みました。こうやって少年はグレていくんでしょうね(31歳のニート)。
が、本当にこれで終わりでした。信じてよかった。
船の待合場所。
さすがに一番混んでる時期ということでかなり混み合っていました。
船は座席指定がないのですが最後の方に乗り込んだこともあり、ココと席が離れてしまいました。
尚ティオマン島は小さいながら、いくつか港があり、一番大きな港であるTekek以外に数カ所船は停泊します。ホテルによって降りる港が変わるのでこの点だけはちゃんとホテルの人と、船の店員と確認しておいたほうがいいと思います。
僕らはTekekでした。
ティオマン編つづく。
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