絶対にアテネでタクシーに乗らないと誓った日
こんにちは、テンです。
今回は文字ばかりで、写真少なめです。
というのも移動がメインのお話なので。
ケファロニア島、ザギントス島での夏休みを満喫した僕ら。二つの島合わせて13日間くらい滞在していました。
次に目指すはアテネ。
アテネはもう観光済で、というかアテネもう4回も行ってるし本当は行きたくないのですが、アテネで重要ミッションがあり2泊することにしました。
重要ミッションとは結婚式のドレスとスーツを一式揃えること。ギリシャの首都アテネであれば容易に一式揃えることできるだろうと思ったのです。
知人の結婚式に参加するのですが、旅という性質上荷物を最小限にということで、結婚式に着れるような衣服は一切持ってきていなかったので、結婚式が行われるタソス島で一式レンタルするつもりでした。
ところがタソス島には一切のレンタル屋がないということが判明。他の都市で借りてもよかったのですが、返却が難しいので格安で揃えた方がかえって安く済むだろうと購入することにしました。
ということで、本日はザギントスからアテネを目指します。
ザギントスからアテネへは簡単で、ザギントスメインポートからキリニという本土のポートへフェリーで渡り、そこからアテネまでバスが出ていますのでそれに乗るだけ。
毎日何便も同航路は船が出ていますが、船の時刻を念のため調べたところ、12時の便を逃すと次は15時まで空くことが判明。
チェックアウトの時間が12時なことをを考えると12時便を逃すとポートで随分と待たされる羽目になるので12時の便に乗り込むように宿泊施設を出ました。
その後は特に何の問題もなくキリニまで到着。
実はこのキリニはこれで2回目。
前々回のブログでケファロニアからザギントスへ行く際に立ち寄りました。
でもその時は船を出なかったので上陸自体は初めて。
小さな港町で、なぜケファロニアやザギントスへこんなに船の発着が多いのかがわかりません。
ケファロニアへのもう一つの窓口港となるパトラの方が随分と大きな町ですが、そこは船が一日一隻だけしか出ていません。パトラ側の発着回数を増やすべきでしょう。
羽田空港行きの電車の本数が、東京からが1日1便で、群馬からが1日5便だったらどう思いますか?
(群馬のことを悪く言ってるわけじゃないです!群馬のことは大好きです!何があるか知らないけど)
まずバスのチケット売り場をググりその場所に行ったところ、ただのカフェでした。
チケット売り場はどこ?と聞いたらここだよと。
カフェがチケット売り場ってほんとかよ。。高めでチケット売って差額抜いてんじゃないだろうか。。。
アテネ行きのチケットについて尋ねたところ、次のバスは30分後だけれども、乗り換える必要があると。
アテネへの直通バスは16時までないと(現在13時半)。
とここまで教えてくれた途端に、あやっぱり30分後のバスはダメだわと。
なので16時までこのカフェでゆっくりしていきなと(カフェ代はもちろん別建て)。
チケット売り場がカフェだったり、突然30分後のバスがダメだと言ったり、やたらと待ち時間が長かったり、これはこのカフェ怪しいぞ。
ここのカフェでお金落とすために嘘ついてないかと、疑ぐり虫が騒ぎます。
周囲に他にチケット売り場がないか歩き回って調査。
が、全くチケット売り場らしきものがない。
そうこうしているうちに30分後のバスが到着。
バスの運転手にアテネまで行きたいんだがと聞いたところ、乗り換える必要があるがとりあえずこのバスに乗れとのこと。
バスの運転手が乗れというなら大丈夫だろうと乗り込み走ること約30分、よくわからないところで降ろされました。
降ろされたのはバスターミナルでもなさそうな一般道。
目の前にただただ教会が建ってるだけ。
ググったところ街の名前はイリアというらしい。
バスの運転手にこれからどうしたらいいんだと聞いたら、目の前のカフェがチケット売り場になってるからそこでアテネ行きのチケット買ってくれ、あばよ、と言って去って行きました。
あれよあれよとバスに乗せられ(確認もろくにせずに乗り込んでるのは僕らですが)、バスの運転手の言うがままに降ろされ、簡単な説明だけで運転手が去っていくパターン、よく出くわします。
最初は驚きますし焦りますが、最近は何にも動揺しません。旅レベルが上がってきましたよ。
これがカフェ兼チケット売り場。
そう言えばキリニでもカフェがチケット売り場になっていました。怪しい業者と完全にカフェを疑ってかかってました、すみません。
どうでもいいですが、カフェがついでにチケットを売ってるのか、チケット売り場にカフェを併設しているのか。
多分前者だと思います。こことキリニのカフェの種類が違ったので。
チケット売り場のおっさんにアテネ行きのチケットをくれと言ったところ、16:30までないよと。
何だと。。。
どうやら16:00にキリニ発アテネに向かうバスがここキリアまでやってきて、それに乗るようです。
なんてこった。。キリニで16時までバス待てねえと思ってここまでやってきたのに、結局同じバスに乗る羽目になるとは。。。
キリニのカフェの人が30分後のはダメだ、16時まで待たないと、と言ったのを完全に疑ってかかってました、すみません。
存分に時間があり余ってるので、キリニ探索開始。
キリニの目玉観光スポットっぽい教会がチケット売り場の目の前に。
が、閉まってましたw
古いレンガ造りの教会で、時計も無事くるっています。
すぐ近くに周囲の観光スポット的な看板があり、見てみると随分と範囲が広い案内で、この教会を除き最寄りの観光スポットは全てキリニ外の案内でした。
どうやらキリニ観光開始3秒でキリニ観光が終わっていたようです。
アテネに着くのが9時ごろになってしまうので、今の間に夕食兼の昼食を取り時間を潰しました。
昼から飲む酒はうまい。
途中から犬っころも宴会に参加してくれました。
スブラキ(お肉の串焼きのようなもの)をあてにワンワンと晩酌をしているうちにバスの時間になり時刻通り出発しました。
4時間少々でアテネのバスターミナルに到着。
今回のブログのタイトルの本文始まります。
アテネのバスターミナルから宿泊場までのタクシーでの出来事。
夜9:00くらいの時間帯です。
宿までは歩くには遠すぎ、電車も乗り換えが面倒なので夜も遅くタクシーに乗り込んだのが全ての始まり。
タクシーで恐喝まがいの詐欺にあったのです。
バスターミナルでタクシーの順番待ちをしてタクシーに乗り込みました。
第一印象は変なドライバーではなく、単に目が悪く行き先を携帯で見えなかったくらい。
運転中は普通だったが料金請求時点で豹変。
追加料金4ユーロを払えと。
追加4ユーロの根拠はと問うと、ここに書いてあると紙を見せられる。
が4ユーロらしき記述がない。
このどこに書いてあるのかと問うと空港でのエクストラ4ユーロと確かにあった。
が僕らは空港を使っていない。いやこれは違うと指摘。
この瞬間に突然一気に態度が豹変、激しく語気を強める運転手。
いや払わないからとか言い返すと、雷が落ちたのかというような凄まじい大声で叫びだした。
4 euro extra!!!!
4 euro extra!!!!
(4ユーロ追加はらえ!)
と叫びながら、車をバンバンと叩く。
完全に狂っていました。
ココが怖がるので一旦外に出せ、そして荷物を出せ、お金はその後だと言った。
というのも荷物を持って発進されると思ったから。
当然荷物を運び出すというサービスなんてするはずはなく、こちらが荷物を出してる最中もずっと大声で叫び続けていた。
暗い路地で、辺りに人はいなかったが大声が響き渡って、窓から覗く人が現れるレベル。
抵抗するつもりでいたが、相手が暴力に出てくる可能性と、それ以上に完全に頭が狂っていたので、ナイフか何か持っていていきなり刺してくることだってあり得るかもしれないと判断し、たった4ユーロということもあり大人しく払うことにしました。
支払った後もずっと叫び続け、しばらくして去っていった。
後で宿泊先のギリシャ人に確認したがやはり追加料金はおかしいとのこと。
まぁいわゆるぼったくりですが、あそこまで人気ないところで大声で叫び威圧するのはぼったくりを通り越して恐喝と同じ。
完全にココが怯えてしまった。
調べたところアテネのタクシーは非常に評判が悪かった。
このような事は頻繁にあるようです。
まず法律でメーターを使う事が義務付けられているが使わず法外な請求をすると言うもの。
実際この運転手は始めメーターを使用しなかったが、僕が指摘し付けさせた。
正直これで安心しきっていた僕が甘かった。この時点で怪しいと降りるべきだったかもしれない。
またメーターを使っても深夜でもないのに深夜料金を請求するというもの。
メーターの横に数字が出て1なら通常、2なら深夜料金らしい。
目に焼き付いているが僕らの料金設定は2だった。深夜でもないのに。知っていれば言えたのに。。
こういう姑息なものならいいが、狂ったように叫んだりすりやつは、物理的な危険性をやはり考えてしまう。
法律を平気で犯せるやつは何をしてきてもおかしくないはず。殺してくるかもしれない。
なのでアテネではタクシーに乗る時にはメーターチェック、料金の確認(エクストラなし)は最低限必須だ。
そこまでしてもぼったくりは残念だが防げず、僕らのように恐喝で脅されることもある。
これを唯一防ぐ方法は、人気のないところで降りないこと。1番いいのはホテルのロビー。
彼らも捕まるのは嫌なのでこういうところでは騒がない。そしてホテルの人に助けを求めれば詐欺まがいの場合追い払ってくれるのだ。
絶対に人気のないところで降りてはいけない。多少歩くことなっても人のいるところで降ろしてもらうべき。歩くエリアがそもそも危険なら考えもんですが。。
そう、よく考えたらアテネのタクシーでトラブルにあったのはこれで2回目だった。
まさにメーター不使用トラブルで、異常請求をされた。その時は出張だったのでいいホテルに泊まっていたのでドアマンがいるようなホテルだったが、なぜかホテル一歩手前でタクシーが泊まり、法外請求してきたのだった。
騒いだのでドアマンが気づきこちらへやってきて助けてくれた。違法だったので支払いは不要とドアマンは僕に伝え庇ってくれた。運転手は少しわめき散らしていたが、場所が場所だけにすぐ去っていった。
繰り返しになるが、アテネでのタクシートラブルはこれで2回目だ。片手で数えれるほどの数しかタクシーに乗っていないが、これで2回目なのだ。
が前回は被害がなかったので完全に忘れていた。
そして正直言って平和ぼけしていた。タイ、マレーシアと何も起こらず、また英国に住んでいたのでヨーロッパ旅行も何度もしており、アテネも四度目だったこともあり、正直舐めていた。
ちょっと調べればアテネのタクシーが危険なことくらいわかったのだ。
日本語でアテネ、タクシーでググってみて下さい。アテネでのタクシートラブルについてが検索ランキング2、3番目に出てきます。
それだけ一般的な出来事なのでしょう。
不注意きわまりなかった。起こるべくして起こったのだ。
僕の場合は距離が近かったのと追加金額が大したことなく被害額が少なかった(4ユーロと深夜料金ボッタクリと合わせても5ユーロくらい)だけましだったと思うしかない。
逆に5ユーロで思い出させてくれた、世界は危険なのだと。最近防犯面に緩みがでていたのを、再び締め直すきっかけになった。
授業料が5ユーロと考えれば十分安いものだ。まぁムカつくんですがね。
もし目の前で彼が車に撥ねられて瀕死の重体で転がってきたら、蹴っ飛ばして最後のトドメを刺します。
ともあれ皆さまもアテネでのタクシーはお気をつけて下さい。僕らも気を引き締めなおし旅続けます。
一応ご心配をおかけしないように、僕らは一切怪我もしてないですのでご安心ください!
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