村全体が世界遺産!ジュマルクズクへ
こんにちはテンです。
ジュマルクズクという村はご存知でしょうか。
僕はトルコに来るまで存在すら知りませんでした。
小さい村ですが、オスマン帝国時代の古き良き景観を残していて、なんと村全体が世界遺産認定されています。
今日(2018年9月21日のこと)はそこに行ってきます!
ブルサからジュマルクズクまでどうやって行ったらいいのか分からずてんやわんやした
滞在しているブルサからジュマルクズクまでは直線距離にすると5kmくらいと近いので日帰り旅行が可能とのグーグル大先生談。が今回は先生がちょっと不親切で、行き方がよくわからない。
昔に書かれたブログと22番バスとかいうのに乗ればいいらしいが、そんなバスいくら探せど聞けど見つからない。
まぁ人に聞けば何とかなるかと道行く人に尋ねるが、ブルサの町では英語を話せる人がいない!
意思疎通が皆無で、手がかりも掴めない。
そんな中PTT(郵便局?)内で話しかけた従業員が親切で、英語分からないながらに別のおっさんに聞いてくれ、そこからほんの少し気持ち程度英語話せる更に別のおっさんに数珠つなぎで繋がっていき、どうやら “Osmangazi “というところから村までミニバスが出てることまでわかった。
このOsmangaziは町を環状線のように走っているトラム(チンチン電車的な)の駅の1つなんだとか。
たったこれだけの情報を聞き出すだけで30分くらいかかった。本当にブルサ英語が通じなさ過ぎワロタ。
因みにOsmangaziは人の名前で、正体はこいつです。何した人かは全然わかりません。
ほんの少し気持ち程度英語話せるおっさん曰くチケットは中で買えるとのことなので電車に乗り込んだのですが、結局トラムでは買えなかった。
後から知ったのですがパスモ的なパスカードを事前購入して入金していないといけない。入金は車内でも可能で、ほんの少し気持ち程度英語話せるおっさんは、僕らがカード持ってるもんだと思ってたんだろうな。
残念ながら僕らはほんの少し気持ち程度もブルサのこと知らないんですよ。
この機械にカードをピッっとするようです。
中でチケット購入できるもんだと思いこんだ僕ら、なんでチケット買わせてくれないのとあたふた。駅員さんは何でこいつらカード持たずに強行突破しようとしてるのとあたふた。みんなの注目の的だった。
見兼ねた英語おっさんが自分のカードで奢ってくれた。親切すぐる。いや元を正せばこの方のせい??
実はそのおっさんは同じ電車には乗らなかったのですが、駅員さんに僕らの行き先を細かく説明してくれて、よろしくと去って行かれた。本当に親切。
トラムは綺麗ですこぶる快適。
順調にOsmangaziを目指していたのですが、 “Adliye”という駅で見知らぬおばはんに急にここで降りなさいと電車から降ろそうとする。
えっ、僕らはOsmangaziに行きたいんだけど、、、とまたあたふたする僕ら。
このおばはんに限らず僕らの周りにいた人たちは親切なおっさんと車掌のやり取りで僕らの行き先を知っていたようで、このおばはんと周りの人が何やら話しあっている。
みんな何言ってるが分かりませんが、多分みんなはなんで途中の駅で降ろすのかとか言ってるっぽい。
でもおばはんがみんなを説き伏せ、僕らを電車からおろした。
全く何いってるか不明ながら、多分ジュマルクズク行きのミニバスはこのAdliyeから出ているっぽい。
降りてすぐにミニバスがやってきて、多分本来の停車場じゃないのかと思いますが、ミニバスが通り過ぎようとする刹那におばはんがミニバスを無理やり止めた。神業ってた。
このおばはんが居なかったら絶対ミニバスここから乗れなかったと思う。でも居なかったらこの駅でそもそも降りてもないとも思う。
神業でとめられたミニバスはどうやらジュマルクズク行きのよう。1人2.5リラ(50円くらい)と格安。
皆んなの優しさリレーでついにジュマルクズク行きの乗り物乗り込めました。
トルコの人って本当優しい。
尚ミニバスは本来行くはずだったOsmangazi駅の近くのミニバス乗り場に結局たどり着いたのはおばはんには内緒。
一応ブログの読者のためにミニバス乗り場の場所だけお教えします。
場所はこんなところ。
ミニバスはこんなのです。走るときこのドアが開きっぱなしな事があるので注意。
ジュマルクズクまではミニバスに乗って2、30分くらいで、村の入り口に止まります。
ちなみに帰りは同じところからミニバスが出てました。
いざジュマルクズク観光へ
ジュマルクズクは町散歩が楽しい。
オスマン帝国時代の風景ってこんなんだったのかと思いを馳せながら散歩。
昔の風景がそのまま。道路はもちろん石畳。歩きにくいけど。
真ん中は水路のようになっていて、水が流れると上から下までずっと水が流れて行きます。
2階が突き出てるのがオスマン建築の特徴だとかで、ここではそれを沢山見ることができます。
ブドウの木が道の途中になってました。実も出来てました。
このようにほとんどの建物は今はお土産屋になっていますが、所々地元の人の生活も垣間見る事ができます。
栗を袋に詰め込む作業をしている女性。
お腹すいたのでランチに。
中庭が可愛らしいお店に入った。
ランチセット的なのを頼んだらこんな大量のお昼が出てきた。でもお値段はたった1人20リラ(400円くらい)。
チーズが5種類くらいあって、それをこれまた色んな種類のジャムにつけて食べます。
日本のコンビニで売ってる裂けるチーズが美味しかった。
左下の葡萄の葉で米を包んだのも美味しい。
ギリシャでも全く同じの見たな。でもトルコの勝ちかな。ギリシャのは癖があって好き嫌いがありそう。
量が多すぎて余ったので猫にチーズをあげまくった思ひで。
猫もお腹いっぱいになったのか途中からチーズへの興味を失い毛づくろいしだした。
村歩き再開。
村の全体の雰囲気も可愛らしいのですが、細かいところも綺麗に飾られているので、じっくり鑑賞しながら歩くのも楽しい。
お洒落な窓際。
鉢植え人形。
イギリスの田舎のような景色。
お守り(この目みたいなの)だらけのお土産屋。
この建物の中のカフェがいい雰囲気。
ココが猫の指輪買ってました。ここ以外で売ってなさそう。
突然この家の人に呼び止められた。
中はカフェなっていてお茶をすることに。
なぜかビデオ撮られ、このお店のアピール映像作成を手伝ってあげた。そのためなのか、もともとその気だったかはわからないですがティをタダにしてくれた。
小さな村なので数時間もあれば村の隅々まで見ることできます。
ウザい客引きもないのでのんびりと中世のトルコを感じながらお散歩がおススメです!
そうそうその日の夕飯、ちょっと遅い時間(と言っても8時くらいだったと思うけど)に食事に出かけたら、ことごとく店が閉まっており何も食べれない、、、と嘆いていたところに屋台発見。
鳥肉と豆とトマトとご飯という超シンプルながらこれがめちゃくちゃ上手い。
僕的トルコ料理No1の味でした。
ただこの料理あんまり町で出会えず、この後もたまに見つけたら毎回欠かさず食ってました。
因みにこの屋台、なんとタダにしてくれた。
トルコの人なんでこんなに奢ってくれるの。
奢ってくれても何も返せないですよ。でもありがたい。
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