イスラム神秘主義教団の不思議な回転ダンス ”セマー” を無料で見れる場所

イスラム神秘主義教団の不思議な回転ダンス ”セマー” を無料で見れる場所

こんにちは、テンです。

 

トルコにはイスラム神秘主義教団のメヴレヴィー教団という、何やら摩訶不思議な集団がおり、そんな彼らがするダンスもこれまた摩訶不思議。

どんなダンスかというとただただひたすら回転し続けるというもの。

意味が分かりません。

ツアーなどではショートして組み込まれていることが多いらしいのですが、何とここブルサではこの摩訶不思議ダンスを何と無料で見ることができるのです。

 

場所はここ

ちょっと脱線します。

ググっても日本語では全くこのイベントの情報ありませんが、僕らがこのイベントを知ったきっかけが、宿のオーナーとの喧嘩。

Airbnbでとった宿で、宿の詳細内ではWifi付きと書いていたのに実際はWifiが繋がらず、オーナーにクレーム入れたところ、もともとWifiはついていない条件なのだから文句言うな、だからこの宿は安いんだよと返答あり。

いやいやいや、Airbnbの詳細内ではWifiあり条件になってるからと見直したら、何とその間にオーナーが勝手にWifi条件を修正、そして元々Wifiなしだとと再度主張してきたのです。

Airbnbのダメなところだと思ったのは、予約締結後にオーナーが条件修正しても、何と元の条件は表示されず、修正後の表示しかされないこと。

そして予約確認書にはその予約条件が記載されていないので、オーナーが後付け変更しても全く証拠がないのです。

Wifiありの宿しか取らないので100%Wifiあり条件だったことを覚えていたので、カマかけて「最初の条件のところスクショしてあるから。Wifiありってなってる証拠あるから。契約締結後に条件を勝手に変えるのは詐欺だからAirbnbにクレーム入れますね」と言ったところ、まずいと思ったのか突然謝ってきたのですw

まぁでも嘘をつくつもりはなかったんだとか、ミスコミュニケーションなんだとか最後の最後まで非を認めようとしないクソオーナーでしたが、一応悪いと思ったのか、クレームはまずいと思ったのか、こちらの機嫌を取るべく、このダンスのイベントを教えてきたのです。

部屋もバスルームもキッチンも全て不潔で最悪の宿で、名前ここで公表したいのですが、僕らのレビューが入っていて僕らの名前ばれするのでやむなしで内緒にしておきます。

 

 

話を元に戻します。

日本の公民館みたいな建物で、地元の人しか訪れないような場所にあり、おそらく地元の人向けのイベントなので、環境客らしい観光客はほとんどいませんでした。

夜9時スタートですが早めに到着したところ中で待たせてくれました。

 

綺麗な待合室で、何と無料で紅茶を提供してくれます。他にも衣装の展示がされていました。

 

 

 

 

待合室の横、会場の横の通路でダンサー(?)達が何やらコーランのようなものを唱え始めました。

いよいよスタートのようです。

 

 

イスラム教なので(?)男女がしっかり分けられており、会場1階は男性のみ、2階は女性のみとなっており、夫婦出会っても一緒にダンス見学はできません。

会場の部屋に2人別れて入りました。

 

 

会場に入り待つこと数分。

 

猫が入ってきました。足でウリウリして追い出されていました。

 

 

 

猫に続いてやってきたのが楽器を弾く人と、歌を歌う人達。因みにこれは2階の女性フロアからの景色です。

 

ちなみに楽器はこれ。

 

 

 

彼らが演奏し歌い始めると同時にダンサーが入場してきました。

大人も子供もいますが全員男性です。

 

 

 

音楽と祈りのうたと同時にいよいよ踊り始めました。ゆっくり回るのかと思ったら結構早く、スカートの裾がひらりと舞い上がり続けるくらいの速さをずっとキープします。

 

 

 

 

本当にくるくるコマのように回るだけですが、音楽と歌のせいかとても神秘的に見えます。歌というよりはちょっとお経のようです。

 

白い服のダンサーは途中で交代がありますが、真ん中の黄色い服の方は一度も交代がなく、30分くらいずっと周りっぱなし。

 

 

 

最後は並んで祈りの言葉を唱えて退場してゆきました。

終わった後は会場の撮影が可能です。

 

 

会場の天井。モスクではありませんがモスクのようです。

 

 

 

男性は入れない2階からの景色。

 

 

会場から出ると1人の男性が観光客が珍しいのか声をかけてくれて色々教えてくれました。

踊っている人は、ただ無心に回っているのではなく、一回くるりと回る度に心の中で”Zikir”と叫ぶのだとか。

Zikirとは”Say Allah”という意味らしいです。

 

 

彼はアッラーを愛していると言っていました。

日本は多神教だから唯一神というのは馴染みがないのだよと、僕が日本の宗教観について説明すると(木にも川にも神がいるし、何だって神になり得る八百万の神という考え)、彼は日本の多神教とイスラム教のアッラーはとても似ているよと。

木も川も全てアッラーで、この世の何もかもがアッラーなんだと。

確かにそう言われると何か根本的には近いものを感じた。

 

そして彼は続けて、過去色々な女性に目移りしたがその女性たちもアッラーだから、アッラーを愛しているだけなのでOKとかわけのわからないことを言っていた。

 

 

一番驚いたのが、何とこのダンス、過去15年間毎日行われているとのこと。

観光客も見れますが、本来はイスラム教徒向けの宗教的意味合いが大きいダンスなんだと言うことがわかります。

時間はわかりませんが毎日この場所で、15年間祈り続けてきたと思うと何か大きな神秘を感じずにはいれませんね。

ちなみに毎週土曜日はドーナツナイトらしく19時から無料のドーナツが提供されるらしいです。

ショーとは違うイスラム神秘主義教団の本格的なダンス、セマー。

無料だけなく、超至近距離から見れるので是非足を運んで見てください!

 

 

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