格安サファリ。ナイロビからマサイマラ国立公園まで自力で向かう

格安サファリ。ナイロビからマサイマラ国立公園まで自力で向かう

こんにちは、テンです。

 

 

アフリカに来たからには絶対やっておきたいサファリ。

ケニアでサファリといえばマサイマラ国立公園。今日2018年12月5日はナイロビからマサイマラ国立公園の玄関となる村までツアーを使わずに自力で行く。

 

ニューケニアロッジで中国人3人と日本人3人の仲間を見つけ、僕ら夫婦合わせて8人の大所帯。

メンバーは(全員仮名)、

日本人女性一人旅でもう意外にもう30歳、交渉させると誰よりもアグレッシブなアラサさん

中国人グループのリーダー格の男性、英語も唯一流暢で頼りになるパオパオ。

中国人グループもう一人の男性、あまり英語ができず会話はできないがいつも笑顔が眩しいキンポー。

中国人グループで唯一の女性、彼女も英語は得意ではないがいつもライスクッカーを持ち歩く料理好きのチュンリー。

男女二人旅、カップルかと思ったらただの友達同士、男性側で職業は看護師さんのナースさん。

男女二人旅、おそらく本グループ最年長の女性、そろそろ逆プロポーズをしようと企んでいるアラフォさん。

 

 

 

それでは出発〜。

情報系ブログにしたくないけれども只の移動で書くことあんまないので今回は少し情報系多めでブログ書き書きしていきますよー。

 

STEP1: まずはナイロビからNarokという村まで向かう。

Narokはここ。

 

NarokへはMatatuと呼ばれるハイエースほどの大きさの乗り合いタクシー的なものに乗れば簡単に到着できる。

ナイロビのNarok行きMatatu乗り場はここ。

 

ありがたいことにニューケニアロッジから徒歩で10分もかからない。

あいにくの雨の中、8人のバックパッカーが巨大バックパックを担いでぞろぞろ歩く。

いつもだったらナイロビを歩くのも怖いけど8人いれば安心。

 

無数のハイエースが道を塞ぐように集まってるので近くまでくればどこかわかると思う。

多分色々運営会社はあるかもしれないし、一社かもしれないが、僕らはとりあえずどれでもいいやと最初に話しかけてきた業者を選択。

 

事前に調べたところNarokまでは一人300シリングとのことだったが、400シリングに値上がりしていた。全員で8人なんだと伝えると、なんの交渉もしてないのに何故か一人350シリング(400円ほど)に勝手に値下がりしたw

多分300シリングが本当の価格なんだろうなぁ。

只この時は雨が降っていたこともありさっさと出発したいという気持ちから満場一致で350シリングで決めた。

 

8人分の巨大バックパックを置くスペースがなく、荷物を座席に乗せるしかなく、やむなしで3席を追加購入。みんなで仲良く割り勘して一人480シリング(550円)となった。

 

Matatu内。こうやってみると快適に見えるが、

隣に座ったおっさんが巨大なそして重い箱を足元に置いてきて、僕の居場所を激しく奪う。

その中でこのおっさんが発した一言、

「荷物を肘掛けにして使いなよ(笑顔)」。

俺はもう限界かもしれない。

 

 

 

朝10時に出発して13時にNarokに到着。

 

STEP2: NarokからSeknani Gateへ向かう

Sekenani Gateはゲートという名前が付いている通り、マサイマラ国立公園の玄関口。

このゲートの外はマサイマラ国立公園の外になり、公園内にある高級宿とは違って格安の宿が乱立している。

そしてそれぞれの宿でサファリツアーの斡旋なんかをしていたりする。

ちなみにSekenani Gateの場所はここ。

 

 

NarokからSekenani GateまではMatatuが出ているらしいが時間によってはなかったりするらしい。

万が一Matatuが出ていなくても問題ない。そんなに高くないシェアタクシーでいける。むしろ人数が多いならシェアタクシーの同乗者を待たなくてよい分楽かもしれない。

 

Narokに到着すると無数のシェアタクシーの客引きがいるので好きなのと交渉。本当は交渉しなくてもローカルである程度決まった相場があるらしいが、観光客はちゃんと交渉しないとカモにされる。

 

事前情報だと一人500シリングだが、平気で一人1000シリングとか言ってくる。

中国人グループのリーダーパオと、日本人の女性一人旅のアラサさんが強気の交渉。

パオは一人500シリングと知っていると落ち着いた大人な交渉を見せる中、次々現れるタクシー運転手にアラサさんが500シリングじゃないなら話しかけてくるなとかなり尖った交渉術を見せる。流石にこの言葉にはタクシー運転手の黒人さんたちも引いていたのは印象的。

ココとの二人旅の時は大抵交渉ごとは僕が担当してやってるのだけど、団体行動だと皆んながやってくれるので非常に楽。団体ってこういうメリットもあるんだなと思ったり。

 

この二人の強気の交渉にも関わらず一人700シリング(800円ほど)までしか下がらず。200円ほど想定より高いが拉致があかないので飲むことにした。

タクシーの運転手曰く、今まではタクシーに6人突っ込んでいたが、法律が変わりシートベルト着用が厳しくなりシートベルトのない席に人を乗せれなくなり4人までしか客を乗せれなくなったんだとか。

 

つまり500シリング x 6人 = 3000シリング と、700シリング x 4人 = 2800シリング。あれ取り分減ってる?

まぁいずれにせよ8人グループだと2台車必要で6人乗りだと追加4人待たないといけないし、僕らグループで貸し切れる分良かったのかな。

 

 

STEP3 : 宿手配

ちょっと前後するけれども、宿は絶対に事前に予約しておいた方がいい。現地で手配すると足元見られかねない。ついでにツアーも同時に手配しておくべし。これも同じ理由。

そしてタクシーに場所を伝えれば宿まで連れて行ってくれるしね。

 

自分で調べたところ一番安かったのがMara Explorers。

彼らのホームページ上(押すとリンク飛びます)で確認できるがテント持ち込みだと一人1000シリング(1150円ほど)で一泊できる。

テントを借りると5000シリングと書いてるが、Hostelworld(押すとリンク飛びます)というバックパッカーがよく使用するサイト経由で予約すると何故か2000シリングほどまで下がる。

 

ここで中国人リーダーのパオが神がかっていた。

なんと事前に連絡とって宿と明日のサファリツアーの手配をしていてくれていたのだ。

宿はなんと一人たった500シリング!!!!テントじゃなくてちゃんと宿ですからね!

ツアーも車一台貸し切って120米ドル!

パオくんカッコいい!!

 

タクシーを降りるとなんと明日のツアーの人が迎えにきてくれていた。パオがそのように手配してくれていたのだ。

パオくん素敵!!

ちなみにその方はマサイ族。マサイマラではマサイ族がツアーコンダクターというのは特段珍しいことではないらしい。

 

一部屋に二人づつで、トイレシャワーも部屋に付いている。清潔感もあって一人500シリングとは思えない価格。

 

これが食堂で、冷蔵庫を貸してもらえる。

 

ただ一悶着あって、500シリングと聞いていたのに直前で1000シリングだと値上げを要求された。

これがパオの心に火をつけるた。怒涛の値切り交渉攻撃。

パオ「俺は知人の中国人からこの宿を教えてもらった。おい知ってるか、中国には13億の人がいるんだ。中国人がこれから何人ここに来ると思う。何人の知り合いがいると思う。俺がここの情報を中国の最大の情報サイトに書き込んだらどうなると思う。中国人のコミュニティの力はとても大きい。

今回俺たちを約束どおり500シリングで宿泊させるか、事前忠告なしの1000シリングで宿泊させるのか、どちらがあなたにとって得になるのか、よく考えてみるといい。」

 

そして500シリングになったw

パオ様かっこよすぎる。

 

 

ただやっぱり500シリングなりのクオリティで、電気は発電式で18:30からしか発電機が動かない。そして21:30に電気が切れて真っ暗になるw カメラ携帯充電できないw

シャワーは水しか出ないし水は濁ってるw

窓ガラスが割れてて、寒いし虫が入るってクレームしたらダンボール持ってきて窓ガラス代わりにw

僕らの飲み物を入れた冷蔵庫の電気は勝手に消す。にもかかわらずスタッフのテレビはつきっぱなしw

蚊帳は穴あきだらけw

 

まぁでも500シリングだから文句言えないわなー。

 

 

STEP4: 腹ごしらえと明日のご飯調達

ツアーじゃないので自分でご飯手配する必要がある。

Sekenaniの村にはショッピングモールがあるんだ!と明日のツアーコンダクターのマサイ族の人が連れて行ってくれた。

ショ、ショッピング、、モール?

近所の駄菓子屋の間違いじゃないのか。

 

品揃えも近所の駄菓子屋レベルだったが、明日の朝食のお昼の菓子パンやらを買い込んでおいた。

流石にこのショッピングモールで夕飯は厳しいので食堂へ。

メニューはこれ一択。モツとキャベツの炒め物的な料理にチャパティ。たった100シリングだけど、モツが臭く、そして店に蝿が飛び交っていて、臭いと不清潔のダブルパンチでみんなほとんど手をつけていなかった。

 

口直しに別の店で揚げパンみたいなの買ったら、ちゃんと揚げたパンの味がして美味しかった。

露店で売ってる焼きトウモロコシもちゃんとトウモロコシで美味しかった。

 

 

Sekenaniはたまたまマサイマラ国立公園のゲートになってるだけの本当にただのど田舎。

でも凄いのがなんとその辺にマサイ族が普通に歩いてること。一番下の赤い服を着た彼もマサイ族。

写真を直接お願いすると金取られるけどね。

 

エチオピアで部族中の部族をいっぱい見てきた僕らにとって、テレビにもお馴染みの割と文明社会に馴染んでしまって携帯片手に車の運転しているマサイ族にはどうしても興味が湧かなかったなぁ。

 

夜はみんなで酒盛り。ショッピングモール(笑)でビール買い込んでみんなでワイワイ。

看護師の方が日本からワサビと醤油を持ってきていて、ショッピングモール(苦笑)で買ったアボカドにつけて食ったら口の中に日本が広がった。

 

普段は二人だけで行動している僕らだったけど、たまにはこういうのも楽しいなぁって思った。

ケニアの国立公園(すぐそば)で星を見ながらのビールは最高でした。

 

最後に格安個人手配サファリの料金まとめ

●移動

Nairobi〜Narok間=480シリング(荷物代込み)

Narok〜Sekenani Gate間=700シリング

つまり往復で2360シリング

●宿泊

一泊500シリングで2泊したので1000シリング

●サファリツアー

車貸切で一日120ドル。8人なので一人あたり15ドル

国立公園入場料一人80ドル

つまり合わせて一人95ドル

●合計

100シリング=1ドルで計算すると

23.6 + 10 + 95 = 128.6ドル/人

 

やっす!!

飯代やらは多少ここに加わっても一人150ドルも絶対かからないでしょう。もう丸々1日追加サファリしても1日あたり追加料金20ドルですからねw(国立公園の入場料を除く)

ニューケニアロッジの300ドルツアーに参加しなくてよかったよかった。

 

 

明日はサファリ本番、楽しみだ!!

 

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