初めが肝心

初めが肝心

こんにちは、夫のテンです。

 

ついについに世界一周スタートしました。

両親に空港まで送ってもらい、最後までお世話になりっぱなしでした。前回のブログで何か最終日にお返ししますと言ってましたが、帰国後まで延期させてもらいます。

 

さてさて5月9日の23時55分発の飛行機に乗りタイはバンコクへ、ついに記念すべき偉大な一歩を踏み出したわけです。

どこかの宇宙飛行士が月面を歩いた時に、人間にとっては小さな一歩だが人類にとっては偉大な一歩だ、なんてイカしたこと言ってたので、僕はどうやら知らない間に勝手にすでに偉大な一歩を歩いていたようです。なので正確には今回の偉大な一歩は第二歩目です。

 

飛行機の到着時刻は予定より少し早まりタイ現地時刻で夜中3時半。

バンコクには空港が2つあり、僕らが今回使うのは主にLCCが就航する小規模なもの。夜中の3時半に到着するので空港ガラガラに違いない、ゆっくり空港から市内までの電車の始発待つかぁなんて余裕かましてました。

ところが入国審査には人だかりが。。でも列の一番後の近くに30minsの看板が。多分ここから30分かかりますよという親切な看板なんだと思います。ここでも余裕かまして列に並んでいたのですが全然進まない。。すでに親切な看板が教えてくれた30分は経ったがまだ半分も進んでいない感じがする。要りますかこの看板?ぬか喜びさせるだけですよ、アホですよ。

途中分岐路があり列が4つほどに分かれる。案内をする従業員はいない。一番早く進みそうな列を自分で選択する必要がある。よく見ると列の長さが全然違う。圧倒的に一番奥にある一つの列が短い。迷わず一番列が短いところを選択。ところがここに大きな罠が。激しく列を並んでる人達の距離が近くギュギュっと人が密集している。しかも列が太い。ペンギンが寒さに対抗するために群でおしくらまんじゅうしてる絵が浮かぶ。パーソナルスペースが半径1メートルは欲しい僕には理解しがたい距離。これを”列に並ぶ”と読んでいいものだろうか。。

このギュギュっとしてるペンギン達を普通の列の並び方に変換すると他の列より長いかもしれない。。本当に密集が凄すぎて分岐点からはこの密集が見えなかったんです。

 

ハメラレタ。。。。。

 

この列、改め塊の最後尾に親切な看板15minsバージョンが。30minsバージョンに大いに騙された僕だが、これは一瞬でわかる。絶対15分で終わるはずがない。同時に悟る、看板が悪いわけじゃない、並び方に問題があるんだと。30mins看板さんアホとか言ってごめんなさい。

 

よく見ると並んでいる人達の9割くらいがインドの方。他の列は様々な人種だがここだけインド。おそらく家族か同じグループの集まり。だからあんなにギュウギュウに並んでるのかと変な納得。インドの列車列車のまんまだ。

ところでなぜインドの方とわかったかというと、タージマハールの絵が大きく刺繍された超ド派手なカバンを持っていたから。コーディネートが難しいこのカバンを完璧に違和感なく使いこなせるのは世界広しと言えインド人だけだ。

 

他の列が次々と進む中この列だけ全然動かない。というか塊が大きくて動いているのか分かりづらい。。

なにやら一人一人にかなり時間がかかっている。時間をかけて審査しているのだろうか余りにも時間がかかっている。そしてかなりの頻度で別室のようなところに連れていかれている。。。

不法入国者の集団の列に紛れ込んでしまったのかと思ってしまう。。

 

3時半に飛行機が到着して、結局空港を出たのは6時を回っていた。

 

最高の旅のスタートだ。

 

この日はその後バックパッカー達の聖地カオサンで宿探しをするのだが、それについては妻が記事担当します。

さっき宿探しの記事お願いねという妻の声が聞こえた気がしたが、きっと気のせいだ。