イスタンブールで俳優・女優デビューしたった
こんにちは、テンです。
今日は9月後半の出来事です!
イスタンブール、当初は4日間くらいの予定が結局6日間も滞在することになりました。
その理由がタイトルでネタバレしてますが、何と僕らイスタンブールで俳優・女優になったのです!
その撮影で丸一日潰れてしまったので滞在日数を増やしたというわけです。
●デビュー前日のこと
イスタンブールの滞在期間通して、僕らはAirbnbでとったとある家にお邪魔していました。
アゼルバイジャン人の女性とトルコ人の男性の2人暮らしですが、この2人はカップルではありません。
トルコ人の男性はゲイで、それぞれちゃんと別々に恋人がいるのです。
2人はカップルではなくただのルームメイトで、決して間違いを犯す可能性のないルームメイトなので互いの恋人も嫉妬も心配もない様子。
その夜、宿のホストのアゼルバイジャン人の女性、アイタン(仮名)に誘われてローカルの音楽ライブを見に行った。
会場は公園。
出店もいっぱい出ています。
ライブ会場らしからぬ、みんなシートを持ってきて花見のように座っています。
僕らも持ってきたシートに座ってまずは酒を飲むことに。素面では踊れません。
お酒は会場でも売られていたものの少し高いので近くのスーパーまで買い出しに行き、そして宴会スタート!ちなみにオーナーさんはモデルさんで顔出しOKなので載せます。
おつまみで購入したのがわさびチップス!
これが本格的なワサビでかなり辛い!
トルコ人の反応が面白く、周りにいた人に勧めて食わせまくり、気づいたらみんなで仲良く飲んでた。
ここでは猫も食事ができます。
プラスチックなどリサイクル可能なゴミをこの機械に入れると何と下から犬猫の餌が出てくるという。ほんとトルコは動物に優しい。
目の前ではライブで音楽が流れています。
本格的DJながら、普通のクラブソングじゃなく、音楽がトルコの伝統音楽を現代ダンス音楽風にアレンジしたもので、変わってて面白い。
平日の普通の公園でのイベントにも関わらずの大大盛況。
なんやかんやで12時くらいまで酔っ払って遊んでしまいました。
そしてその帰宅時のことでした。
僕が1人でいた所に、トルコ人男性2人に突然話しかけられる。
何だ何だ、ケンカでも売られてるのかと焦ったが、2人とも超笑顔でフレンドリー。
英語が不自由だったので、アイタンを呼んできて話を聞くと、映画撮影をしていてエキストラで旅人役を探してるから出てくれないかと。そしてなんと謝礼金付き!
しかも割と謝礼が大きいw
飲んでいたノリもあり(お金が欲しくて)二つ返事でOkしてやりました。
この際だからということで、僕だけじゃなくて、ココ、そしてアイタンも参加決定!
ノリで追加2人の出演が決まったのに、謝礼は何とちゃんと3人分出してくれるという太っ腹。
撮影は速攻の明日。
こうして、テン、ココ、アイタンの俳優、女優デビューが決定した。
エキストラだって立派な俳優ですからね!
僕らがアイタンの宿にこの日に泊まって、この日にアイタンにイベントに誘われて、そしてノリノリで酒を飲んでなければ、この映画撮影はなかった。
なんだか旅の一期一会を感じた日だった。
●そしてデビュー当日
集合場所は宿の近くの事務所。
本音を言うと、撮影前日でエキストラ探しして、しかもこんな汚い旅人2人をスカウトするなんて、ろくな映画作ってないんだろうなとか思ってました。
だから普段と同じような旅人スタイルの汚い格好をしていった。
が、事務所に貼られている手がけた映画のポスターを見てびっくり、、
ブラッドピッド、役所広司。。。かなりの大型映画を手がけている映画制作会社
ヤベェ、、、世界的監督の目に留まってそのままスターダム駆け上ることになったらどうしよう。。。
13:00頃に集合だったので急いでお昼を食べてオフィスに行ったら昼ごはん用意されていた。
重要なことは先に言いなさい。しかも結構美味しそうで涙目。
昼飯待つ間暇なので猫と遊んでいた。
しかしブッサイクな猫w
オフィスからロケ地は遠くないが、ロケバスに乗り込んで移動。
ロケバスって普通のハイエースみたいな形してるのに中は豪華。
ロケ地はイスタンブール中心のとあるお洒落なカフェの2階を貸し切り。
次々と機材が運び込まれセットされていく。
結果的に数分のワンシーンだけの撮影だったのですが、それだけでスタッフさん10人以上はいた。
僕らみたいなパチモノ俳優、女優ではなく本物の俳優さんと女優さんが登場。
撮影の様子も写真あり載せたいのですのですが、著作権だったりそう言うの詳しくないので念のためやめておきます。代わりに後で記念撮影したものを。
男性1人はトルコではかなり有名な俳優さんの息子さんらしく、お髭がダンディー。撮影中の服は渋いかっこいい服装だったのですが、私服は超カジュアルw
女優の3人(右側3人)。女優だけあって顔が小さい。近くで見るとめちゃくちゃ綺麗だった。
ついでに、僕をスカウトした見る目ある将来の映画監督。
さて撮影のお話の続きだが、内容は詳しく書けない(そういう契約を結ばされた)ので、書いても問題なさそうな事だけ書くと、今回の撮影はドイツという設定。
僕らはドイツへ観光しに来た旅行客で今はカフェで旅行計画を練ってるところ。椅子に隣同士で座る形。
旅行客のように楽しくカフェでお話ししていてくれ、ただし声を出さずに、と指示がきた。
ベルリンについて話せと言われたが声ないので内容は意味ないだろって思ったが。
しかし喋らずに自然に喋ってる演技、、簡単??
いよいよ本場スタート!
載せれないので代わりにエキストラのアイタンの撮影様子。
めっちゃ決まってます。さすがモデルさん。
よくテレビで見る、「はい!カットー!」でパチンと鳴らすアレ。名前何て言うか知らないが初めて見てテンション上がる!が声を出してはいけない。
声を出さずに会話って簡単だと思ったらこれが結構難しい。
何が難しいって、演技をしていると自分自身が思い込むと、全ての動作が大げさになる。
顔の表情も身振りもなんか変w
全然演技指導とかもないし、どうしていいか分からない。シーンの途中で、1人が恐らく(トルコ語が分からないので想像)怒って勢いよく席を立って出て行くのですが、近くに座っているので普通であれば何だ何だと一瞬見てしまうような場面。
ナチュラルであれば絶対見るが、演技なので見るべきかどうかがわからない。
かつ見るために顔上げたらカメラに顔全体撮られてしまうのが恥ずかしいw
この日全く同じシーンだけの撮影だったのですが、数回の撮影の後、多分僕らの話し合う演技が下手くそだったんでしょう、何故かIpadみたいなタブレットを渡され、これを使って演技してくれと、小道具が出てきました。
タブレット使って筆談で笑かし合う。
う●ことか、ち●ことか幼稚園レベルのことでも、絶対声出して笑ってはいけないと言う緊張感の中だと笑ってしまうから不思議。
カフェの設定なので小道具で、僕らのテーブルにクッキーやコーヒーが出る。
食べていいと言われたので普通に食べてたのですが、よく考えたら何回も撮影するうちにクッキーどんどん数が減ってるんですが、それは良いんでしょうかw
撮影つなぎ合わせたら、突然クッキーが減ったり増えたりするんじゃないでしょうかw
撮影自体は1時間もなかったかと思います。ほとんどが待機時間でした。
スタッフの方も全員いい人で、俳優さん女優さんも快く記念撮影に応じてくれて、こんな異国の地で映画撮影に参加できるなんて思ってもみなかったので、いい思い出になりました。
映画出来上がったら早く見てみたいなー。
シーンカットされてたらどうしようw
そうそう、映画ついでにトルコのテレビ事情を最後にお伝えしましょう。
トルコのテレビは日本では当たり前に出てくるものにモザイクがかかります。
まずお酒がダメ。お酒飲んでるシーンになるとお酒にモザイクがかかります。タバコも同様。
セックスシーンはもちろんキスもダメ。普通にピュアなキスシーンが逆に妙にやらしく見えるので逆効果なのではと思われるw
理由は風紀を乱すからとか。
バイキングの小峠さんがトルコのテレビに出ることがあれば、顔全体にモザイクがかかりそうですね。
でも暴力シーンや銃はオッケー。銃を所持するのは違法。でも酒もタバコもはもちろん合法。
基準がよくわかりませんねw
世界一周ブログランキングに参加しています。よければ下をクリックしてください。ランキングが上がり私たちが大はしゃぎします。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
-
前の記事
イスタンブール初日の印象は悪かった 2018.12.17
-
次の記事
イスタンブールで町歩き観光した1 2018.12.31