クレタで味わう自然の力:本当にサマリアゴージに行ってきた

クレタで味わう自然の力:本当にサマリアゴージに行ってきた

こんにちは、テンです。

 

サマリアゴージに行きたくても行けない日々を過ごし悶々とする中迎えたハニア6日目、ついにサマリアゴージに行く日がやって来ました。

サマリアゴージについては前回のブログを参照!

 

今回は超写真が多めです!データ量が気になる方はそっと閉じましょう!

 

朝起きて窓から天気を確認、惚れ惚れするまでの快晴。

天気予報は、曇りマークが24時間一つもなし、降水確率は余裕の0パーセント。

夏のギリシャが戻って来ました!

 

サマリアゴージ行きのバスは1日3便。早起きして7:45分のバスに乗り込みました。

8:45のバスもあるのですが、意外にハイキングが大変で早い方がいいとオーナーにアドバイスをもらったのと、万が一7:45に乗れなかったら悲しすぎるので7:45にしました。

 

 

さてサマリアゴージですが、他と違ってちょっと行き方と帰り方が少しだけややこしいのでここで説明しておきます。

サマリアゴージ交通完全ガイド

ここでは公共のバスを使う方法だけお伝えします。

自家用車でも行けますが、6時間7時間のハイキングになるので帰りはヘトヘトで車の運転で事故しないように強くバスで行くことをお勧めします。

 

 

●ハニアのバス停

場所はここ。

ハニアの中心部にあるのでセンター付近に宿泊していれば徒歩数分です。

 

●チケット購入の注意点

チケット購入はバス停で可能で予約も入りませんが注意点があります。

注意点1:往復バスチケット必ず買いましょう

行きの便も朝の3便しかありませんが、帰りは18:30の1便しかありませんでした。

乗れないと帰れませんので念のため席取りの為に必ず往復で購入しましょう。

チケットブースの方もそれをわかっているので何も言わなければ往復のを買わされると思います。

 

 

注意点2:復路のバス乗り場は行きとは異なるので注意

上の丸がハニアです。地図を見てもらえばわかりますが、バスでサマリアゴージに向かった後、ハイキングでアギアルメーリという港に向かいます。そしてそこからフェリーに乗りLoutroという港町に行き、そこでハニアまでのバスに乗るという流れです。

チケット売り場の人はそれをわかっているのでフェリーに乗るといえば分かってくれるので地名まで覚えなくても大丈夫です。

 

注意点3:フェリーのチケットも売ってるが別に買わなくても大丈夫

バスターミナルの中で上で述べたフェリーチケットも購入できますが、現地で同値で購入できるので、無くすかもと思う方は買わなくて大丈夫です。

船も巨大で座席指定とかもないので売り切れということにはならないです。買うの忘れた!!と焦らないように。

 

 

●バストフェリーの連携

上述のフェリーは17:30に出航しますが、万が一船が遅れたら18:30のバスに乗れないのではという不安をお持ちのお方。ご安心ください。

ちゃんとこの連携が取れていて、フェリーが到着するまで決してバスは出発しません。逆に言うと、バス停に早めについてもフェリーが来ない限りはバスは出ません。

そうそうバスとフェリーを合わせてチケットは1人28ユーロ程度です。

 

 

●Loutroのバス停

フェリーには乗客が100人以上乗ってると思いますが、そのほとんどがバスに乗る人たちです。

ぞろぞろと一斉にバス停に向かうので、人の流れに沿って歩いていけばたどり着けます。

ちなみに船のスタッフにバス停どこ?と聞いたら回答はみんなについて行けでした。

 

 

サマリアゴージスタート地点

まずバスを降りると売店があります。

これ以降ゴールするまで一切のお店はありません。お水だったり食料だったりを買い忘れていたらここが最後のチャンス。

ちなみに僕らは水4リットルと、パンやらバナナやらお菓子やらをそれなりに大量に持って行きました。もちろん朝ご飯もモリモリ食べました。

 

チケット売り場。1人5ユーロです。

あそうそう、超重要なことをお伝えしておきます。

ここ現金オンリーです。ATMなんてありません。現金忘れたら詰むので現金忘れずに!

真夏のギリシャですが、標高1800mで朝なのでかなり肌寒いです。

 

 

いよいよスタート!

 

 

 

 

 

このハイキングコース、全長は16kmくらいと言われていますが、基本はそのほとんどを下っていきます。

登りも多少はありますがほぼ下りで、海抜1800mから海抜0mを目指します。

道は最初はこの写真のように多少整備されている風のガタガタ道ですが、だんだんと道無き道になってきます。

ちゃんとしたハイキングシューズで行くことを強くお勧めします。たまにサンダルで颯爽と駆け抜けて行く変態を目撃することもありますが、普通の人には絶対無理です。

ちなみに途中で怪我をしたり動けなくなっても救急車はこれません。その代わりにロバが救急車がわりにやって来て運んでくれるらしいですw

ロバに運ばれたい方を除いて絶対にサンダルはやめましょう。

 

 

遠くに見える山がとても綺麗です。

空気も澄んでいて本当に気持ちいい!

実は序盤でかなり写真を撮っています。

と言うのもこのハイキング、想像よりかなり過酷とのことで、だんだん疲れてきて写真を撮るどころじゃなくなるのだとか。

 

 

 

軽く30分くらい歩くと最初のポイント(休憩場所)に到着です。

休憩場所ではトイレやベンチがあり、水を汲むことができます。ただ水は山の川の水です。綺麗なのでみんな飲んでますが僕らは飲まなかった。

濾過もしてないし、ましては殺菌なんてしてません。日本の清流と呼ばれるところでも飲まないでくださいお腹こわしますって言うのに。。

 

 

各ポイントには今どのあたりかを示す図があります。上はギリシャ語で下は英語。

小さくて見にくいですが、これを見る限り到着まで9つのポイントを通る必要があるようです。

 

 

 

第二ポイントを目指す途中にロバがいました。

救急車用でしょうか。

 

 

この辺りの道は木々に覆われて太陽が当たらず涼しく快適です。

第二チェックポイント到着。

この辺りはまだまだ元気で余裕があります。

 

 

 

 

 

倒れた木とその近辺に大量に石が積み重ねて置かれていました。単なる遊びなんでしょうが、ちょっと気味が悪い。。

 

 

 

大木が倒れていました。そばに立つココと大きさ比べてください、デカイでしょう(木が)。

 

 

道がどんどん険しくなってきました。

 

 

どこからか水が流れる音が聞こえてきました。

でも川も何も見当たりません。

見えない水の音と進むこと15分くらい、川がありました。

と言ってもとても小さな小川です。

水はとっても澄んでいて綺麗で、とても冷たい。

この水が各休憩所の飲み水になってるのです。ね、飲めないでしょ休憩所の水。

 

 

 

 

もう3つ目のポイント到着です。

 

この休憩所には唯一教会があり、その教会の名前とこの休憩所の名前は同じです。

 

ビザンチン時代の古い教会です。

古さは否めないですが、町の華やかな教会にはない厳かな雰囲気です。夜に入ったら超怖そう。

 

 

 

近くにサマリアゴージ名物、野生のクリクリがいました。

カエルみたいな変わった目をしてるのが特徴なのですが遠くてよく見えません。

 

 

 

 

また小川がありました。

 

 

 

苔っていいですねぇ。日本庭園を思い出します。

 

 

 

巨大な岩の下を通りました。崩れたりしないのかな。

 

 

 

 

第四チェックポイント到着。

先にお伝えすると第五チェックポイントはこの看板がありませんでした。

 

 

 

だんだんと木が無くなり太陽に野ざらしになるところが増えてきた気がします。

 

景色も最初の頃の興奮が薄れ同じような景色に飽きが生じてきます。

ゴージ(渓谷)らしいゴージもない。

それとともに疲れも出てきて写真の数がこの辺りから激減してきます。

 

 

それでも歩き続けるしかありません。

 

 

 

 

名前書いてないですが、サマリアゴージのサマリアと名付けられた6つ目の休憩所に到着。

 

 

 

 

 

ここは大掛かりな休憩所で、と言ってもやっぱりベンチとトイレと水しかないんですが。

 

 

 

 

休憩所からすぐのところで赤ちゃんクリクリ発見。

こちらを木の陰から覗き見する姿が可愛い。

目見えますかね。カエルみたいでしょ。

 

 

 

7つ目のポイント。

渓谷よ、渓谷はまだか。。

ただの山道ばかりで飽きてきましたよ。。

 

 

 

 

とその時突然に渓谷はやってきました。

本当に壮大な景色!

下の方に少し人が写ってるの見えますか。大きいでしょ。

道幅はこの後段々と狭くなり、まさに渓谷となり、その谷の間を歩いていきます。

 

 

景色が大きすぎて写真では伝わりません!ぜひ生で見て欲しい!

 

 

もう道幅は10mもないのではと思います。

 

 

岩はこのように断層になっています。

 

 

 

 

道の真ん中に巨大な岩。

おそらく崩れて落ちてきたのでしょう。

当たったら間違いなく即死。おーこわ。

 

 

 

こことか完全に崩れてました。

巻き込まれたら死にますね。おーこわ。

あれだけ感動した渓谷も、ずっと見てるとしっかり飽きてくるもので、見どころのピークを見たところで疲れもピークに迫ってきます。

 

 

 

道が険しい。。

 

 

 

そうそう、川の水をそのまま飲んでると言いましたよね。その証拠です。

英語で、飲み水なので川に足を入れないことと書いてます。

上流で小便してやろうか。

 

 

 

渓谷の間を流れる川。

こんなところを歩くんですよ。

ちなみにこの時点で15時、チケットを購入したのが9時なので休憩を無視すると6時間は歩いていることになります。

 

つま先が痛いし足が段々とプルプルしてきます。

でも17時半のフェリーに乗らないといけないので進むしかありません。

 

 

 

これは断層マニアにはたまらない綺麗な断層です。

 

 

 

道幅も手を伸ばせば両側が届くレベルになってきました。

 

 

 

 

そしてついに8つ目のポイント到着!ここまでくると後もう少し。

 

 

 

ここの渓谷を越えていきます。

 

 

 

段々と道が開けてきました。

 

 

 

 

 

最後に橋を二つ渡ると、、、、

 

 

最後のポイントに到着しました!!!

 

このハイキングコース逆からも通行可能なのですが、どうやら最後の休憩所は逆から入ってくる人のチケット売り場を兼ねているようです。

最後のチェックポイントということはハイキング自体はまだ続くのですが、料金所の外ということでサマリアゴージ自体は終わりで、ここが実質ゴールです。

ここからは険しい道はありません。少しばかり舗装された平坦な道をただただ歩くだけです。

一応ゴールは港町のアギアルメーリ(フェリーに乗るところ)のようで、ここから約2キロです。

 

 

ちなみにここは売店があります。

生搾りオレンジジュースが美味すぎて泣けた。

 

 

 

 

尚、最後はズルをする事が可能で、港までバスに乗れます。

1人2ユーロと安いですが、ここでこれに乗ってしまうと頑張った努力が水の泡になった気がしてどうしても乗りたくありませんでした。

 

 

 

バスが通れるくらいなので道も綺麗に舗装されておりどうって事ありません。

 

 

 

 

 

 

ついに海が見えました!!!!

 

 

 

そして町に到着、ゴールです!!

この時点で時刻は16:30、スタートしてから7時間半でゴールでした。

 

 

頑張った人へのご褒美があります。

この港にあるビーチです。

みんなヘトヘトになって疲れていても最後にこのビーチにやってきます。

なぜなら、、、

 

水がとてつもなく透明で綺麗だから!!!!

ここの海の透明度はこの旅で出会った海の中でも最も綺麗な海だったと言える。

 

汗ダクで、足が棒になっているので海が最高に気持ちいい。

疲れた後のお風呂、そんな感じです。

 

 

ビーチとフェリー乗り場は目と鼻の先なので時間ギリギリまで海で遊び船に乗り込みます。

 

 

 

 

運動後のビールは最高でございますよ。

船には売店が付いていて一通りなんでも購入可能です。

 

 

サマリアゴージを出港。

この後は上述の通りLoutroで降りて、バスに乗りハニアに帰ります。

バスは一台ではなく複数台あります。一つに乗れなくても他に乗れますよ。

この日はおそらく人生で最も爆睡した夜になりました。

明日はピンクサンドで有名なエラフォニシビーチを目指します!

 

 

続く

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