伝説のサイを求めて、クルーガー国立公園でサファリ、後編
こんにちは、テンです。
前置きなしに昨日の続きです。
クルーガー国立公園サファリの1日目のお昼。
お腹が空いたのでレストランへ。
国立公園内なのに立派なレストラン。
テラス席から眺めるアフリカの大自然。この景色とお食事を一緒にいただく。なんて超豪華。
ただ外は灼熱なのでゆっくり食ってられない。それにお猿が虎視淡々とあなたの料理を狙っている。一人の客が料理を奪われていた。
なのでエアコンの効いた安全な室内で食べましょう。
チキンカレーをオーダー。110ZAR(約900円)と今までのアフリカ価格に比べると高いがクオリティが違う。これでこの価格なら納得。
最後にコーヒーを飲んでリラックス。
ちなみに、こういう本格的レストラン以外にも簡易的な売店もあるし、BBQセットを30分30ZARほどで貸し出し、なんてこともしている。園内のスーパーでお肉買って、サファリを楽しみながら焼肉パーティーなんてことも出来ちゃうのだ。
休憩終わってサファリ再開。
お昼になるとグングン気温が上がり、灼熱のアフリカとなる。
そうなると動物達は歩き回ることはせず木々の影でお休みをする。
ヌーのお休み。
とっても可愛いディクディクのお休み。
猿も休んでいます。人間のおっさんみたい。
ライオンなどの肉食動物も熱い中命がけのハンティングするより、昼間は寝ていることが多い。アフリカに訪れる束の間のリラックスタイム。
まぁ、この間は逆にいうと肉食動物も活動停止中なので道路の側で寝ていてくれない限りは見つけることが非常に困難になる。
今のところ一度もネコを見ていない。。。
ネコのお食事後らしきものは見つかるのだが。。
昼食後3時間ほど探し続けたが一切ネコ達には会えなかった。。ネコどころか肉食動物が全くいない。。
このまま散策を続けたいが、3時半ごろに一度予約しているSatara Restcampへ。というのも18:30にキャンプサイトが閉まるので、一旦チェックインをしないといけない。
Satara Restcampの入口ゲート。
他のキャンプサイトは行ったことないから比較は出来ないが、キャンプサイトの設備は悪くない。行ってないけどプールもあるし。
キャンプ場は特定の場所を指定されるのではなく、早い者勝ちでいい場所を選んでいく形式だった。
至る所に電気のコンセントがあったのがGood。
スーパーも併設していて食材だけじゃなくキャンプ用品もおいてあり、品揃えはイオン並み!
チェックインにテントのセッティングを終えたら時間の許す限り再びサファリ。
何としてもネコが見たい。
目撃情報ボードをチェック。
この写真はこのキャンプサイトの目撃情報ボードではないが、参考までにこれがボードで、ここに動物のシールを貼っていくのだ。
これによると、このキャンプサイトの周辺でかなりのライオンの目撃証言があった。それもすごく近所だ。
暗くなるまでの最後の望みをかけて、ライオンの目撃情報のあった場所へ。
ところが走れど走れどライオンはいない。
2時間ほど走り、もうこの公園にはライオンはいないんじゃないか、、、と諦めようとしたその時、車の人だかり(?)が!
聞くとライオンがいるらしい!
きたー!!ライオンだーー!!
と目を凝らすが、どこどこ???見えない全然!!!
詳しく教えてもらうと、100mくらい遠くに、寝そべっていて体全部が草木でほぼ隠れて、時々動かす尻尾だけがヒョコヒョコと見えたw
すげぇな、よくこれ発見したなと感動。
まぁ肉眼ではほとんど見えなかったが、とりあえずライオンはちゃんといるということだけわかった。
ライオンの尻尾だけは少なくとも見れたので本日はこれで終了し明日に託すことに。
尚、本日はテントで寝たのだが、灼熱の太陽に熱された地面が、ありえないくらいの熱を蓄え、岩盤浴のようなテント内だった。
翌朝。
朝一サファリのために4:15 に起きる。4:30にキャンプのゲートがオープンするのでそれに合わせる形。
まだまだ暗いが、本来ネコ達は夜行性。この時間は狩の瞬間を目撃できる可能性が高いので行くっきゃない。
車のヘッドライトを照らしながらスタート。
朝早くからスタートする人も結構いて、暗闇のサバンナの中に車のライトがちらほら見える。
開始早々に、暗闇にヘッドライトに反射する光る目が!と思ったら、ファーストフードのインパラだった。
その直後にハイエナ発見!ようやく見つけた最初の肉食動物。幸運にも華麗の現場でインパラ追いかけてた。そのまま走ってどっかに行ってしまったので成功したのかは分からず。
結局何も見つけることができないまま段々と明るくなってきた。
目の前をとぼとぼ歩くハイエナ発見。
ほぼ同時に小さくピョンピョン飛ぶ動物を発見。
草木に隠れてあまり見れなかったが、おそらくジャッカルの子供!
超レアキャラ発見!
その後スカンクらしきものも発見!写真撮れず後ろすがただけだったけど多分スカンク!
これは調子いいと思ったが、肝心のネコがいない。。
結局朝一ではネコは一切出てこなかった。
そのままゲームドライブを続けていたところ車の列を発見。
寄ると、何とライオンだった!ついにネコ発見!
メス4匹、オス1匹。ただ隠れてほとんど見えない。たまに寝返りすると顔がひょっこり現れる。
オスに至っては片目だけw 時々ガオォーと野太く大きい声をあげるのがかっこいい。
近くにシマウマの死骸があったので、おそらく本日の狩は終了してもうお昼寝モードなようだ。まだ朝9時なのに。
ライオンの近くにはホロホロチョウが。
そもそもライオンは彼らを食べないのか、大きなライオンがいるっていうのに呑気に散歩している。
その後珍しい動物は全然いないままお昼の時間になったので、出口のMalelane Gateの方に向かいつつ、途中Skuzukaでお昼をとる。
かなり巨大なキャンプサイト。飯屋さんが人が多すぎて席が全然確保できない。ダメだここ。
昼食後、ゲートまで動物を探してジグザグで移動する。
もう何も出てこなくて飽きてきた。だんだん探すのが適当になってきた。
時々ヤケクソで車を走らせたりもした。
それでも諦めず、時に集中力を戻して根気よく探していたその時だった。
ライオン発見!!!めっちゃ寝てる!
それも誰にも見つけられていないライオンを自分で発見した!嬉しい!
注意深く草むらを見てなければ絶対に見落としていた。それくらい存在感なく寝ていた。
ライオン観察に停車していると、どんどん他の車も増えてきて、ライオンを見るための列が出来ていた。
この列を作ったのが自分だと思うとちょっと優越感w
達成感からかこれで満足だとウキウキしながら車を走らせていた時だった。
サイ!!!!!!!!!
本当にいたんだ、伝説の動物サイ!!
感動した。本当にいたんだな。
あまりに突然現れたので急ブレーキをして車を停車したので、サイがびっくりして飛び上がったのがちょっと面白かった。
こんなすぐ近くで野生のサイを見れるなんて。
小鳥が数匹サイの背中に止まっている。時々耳の中に入ってお掃除しているのが見える。
糞の量がすごく、体格では象より2回りくらい小さいが、糞だけは象に負けず劣らない量を出していた。
幸いなことに交通量が多いメインの道ではなくオフロードを進む脇道だったので他に車が通らないので、このサイを独り占め。
サイに合わせてゆっくり車を動かし観察する。何故か道に沿って移動するサイ。
突然道路を横切ってきた。
かと思うと、そのまま奥に消えていった。
最後の最後に超レアキャラのサイに出会えた。これでアフリカでBIG5制覇だ。
ココと二人で感動したなーとか、ライオンはイマイチやったしチーターとかには全然会えなかったけど、このために運を温存してたやなぁとか、話していたその時だった。
またサイがいたwww
しかも今度は子供のサイ付き!両親と子供の三匹セット。
マニュアルの車の運転に慣れていない僕が、感動のあまりエンジンを吹かしてしまい、エンジンがブゥーーーーーッン!!!!!!!!!と大音量を鳴らすと、寝転んでいた子供がびっくりして立ち上がり、両親は子供を守るために臨戦体制に。
大きく体を揺らし荒ぶりながらこちらを睨む。
サイまでの距離わずか3m。
この距離でサイタックルされたら車に乗ってるとは言え死ねる。
めっちゃ怖い。。。。。。
その後落ち着いてくれたが、落ち着かないのかすぐにどこかに去ってしまった。
お休み中のところビビらせてしまってごめんね。
2回連続でサイをビビらせてしまったようだ。
子供のサイまで見れたなー、感動やなーって話していたら、
またサイが出てきたw
今度は泥だらけのサイが一匹。
なんだここ、サイの楽園か。
6匹目ともなると感動も薄れてくる。贅沢。
その後ゲートクローズ時間になってきたのでゲートに向かう。
途中キリンに道を阻まれながら、
無事Malelane Gateに到着し、18:00に公園を後にした。
公園の中と外の違いは動物達には関係ないようで、外に出ても時々野生動物達が現れて僕らを見送ってくれた。
お手軽で安くて、設備も揃っていて、それでいて他の国立公園に負けない、いやそれ以上に動物に出会えるクルーガー国立公園。めっちゃお勧めです。
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