オカバンゴデルタ、二度としたくないカヌー&ウォーキングサファリ。そしてテントがぶっ壊れる
こんにちは、テンです。
モアミゲーム保護区という野生動物の宝庫がボツワナにある。オカバンゴデルタという巨大な湿地帯があり、豊かな水を求めて動物たちが集まるのだ。このモアミゲーム保護区に行きたくてマウンというモアミゲーム保護区の窓口となる町にやってきた。
Old Bridge Backpackersという宿にテント泊しているのだが、モアミゲーム保護区へのサファリツアーの情報集めを始めた。
この宿でもサファリツアーの斡旋をしているようで、お値段が何と一人440ドルとバカ高い。人数が増えると割り引かれていくが、人数集めも面倒だ。
町のサファリツアー会社が集まるエリアに行ってみたが、時期が悪いのか何なのか分からないが会社がことごとく閉まっていて、唯一開いていた会社に聞くと、最低でも3泊以上からコースのみらしく、僕らのスケジュールに全く合わない。。。そして価格がことごとく高い。
話を聞いてみると、モアミゲーム保護区はオカバンゴデルタという大湿地を有する特性上、車での移動が難しいらしい。そのためセスナのような飛行機で内部の方まで移動する必要があるようだ。その為値段も日程も膨れ上がるとのこと。
せっかくサファリを楽しみにやってきたのだがこうなるとどうにも出来ない。。
諦めようか、、と思ったところに朗報が。
宿泊中のOld Bridge Backpackersでオカバンゴデルタの入り口辺りだけにはなるが、デルタ内の川をカヌーでサファリするカヌーサファリ、そしてそこから歩いて湿地帯内をサファリするウォーキングサファリなるツアーをやってるそうだ。
それもお値段が一人750プラ(7600円ほど)とかなりお安い価格で。
このツアーに参加した宿泊客に評判聞いていもまぁ良さげだったのでとりあえず申し込みすることに。翌日朝からスタートということだったので、この日は適当にのんびりとマウンで過ごした。
ツアー当日。日付は2019年1月6日。
よくよく考えたら何の説明も受けておらず、何時集合かも分からなかった。ただただ明日朝ホテルのレセプションねーと言われただけだった。ちょっと早起きして確認したら8時に集合とのことだった。
集合すると、一人につき水4リットルとランチボックスを突然渡された。事前に言えよ、水も飯も用意してしまったわ。しかもめっちゃ量があるから普通のリュックサックに入らんので、旅用のバックパックカバンに詰め込んだ。
お決まりのランクルを改造したサファリカーに乗り込む。どうやらツアー客は僕らだけのようだ。
移動中に野生の象発見。ここまでくると野生象にはそんなに驚かなくなる。日本で野良猫を見る感覚で象が普通にいる。
写真じゃ伝わらないけれどもアフリカ象って本当に大きい。大型トラックのよう。アジア象が小象に見えるくらい。
1時間くらいしてカヌー乗り場に到着。
この黄緑色の馬鹿でかいバックパックには水8リットルとランチボックス二人分が入っている。
ここから別のガイドと合流。彼がカヌーを一番後ろで漕いで、前に僕ら二人が列になって座る感じ。
しゅっぱーつ。
速攻でカバ発見。でかいボートで100%安全なところから見るカバと、一瞬でぶっ壊されそうなオンボロカヌーの上から見るカバでは怖さが違う。
たくさんの水鳥たち。
これは幸先いいスタートと思ったら、この先は水鳥以外何もいなかったw
カバやワニはおろか、ライオンのジャンクフードと呼ばれるインパラたちもいない。
動物面ではちょっとがっかりだったが景色は綺麗。
轍というのかわからないが、ボートの通り道に沿ってそこだけ草花が道を開ける。その水面に映る青空と雲。
所々に蓮の花が咲いていて綺麗。
この横の草はこの辺りではとても重要な草。この草を加工すると家の壁や屋根として使えるのだとか。
後はこの景色が永遠に続くw
正直に言おう。飽きる。1時間半くらいあったが鳥以外の動物に出会えたのは最初のカバ一匹。めっちゃつまらん。こればっかりは運なんだろうから仕方ないんだが。
だが、もう1つ辛いことがある。それは太陽。アフリカの照りつける直射日光を遮るものが全くない上に、水が光を照り返して上からも下からも焼かれてるよう。片道の1時間半の間に、太陽で火照って疲れて果ててしまった。
この疲れ切った体でウォーキングサファリをして、そしてまた1時間半のオーブントースターを味わうと思うと辛すぎる。。
到着したのがオカバンゴデルタの中の陸地。
木下にランチボックス等々の荷物を置いて、最低限の水だけ持ってウォーキングサファリ開始。
見ての通り大自然を何のプロテクションもなくただ歩く、動物を求めて。
ライオンが出ようがクロコダイルが出ようが身を守るものはない。
最初はそれなりに歩きやすいレベルの草の丈と密度だったが、歩けど歩けど動物がいないので、どんどん草が濃いエリアに入っていく。だんだん草の丈が自分の腰の高さあたりになって、そして足元は草で覆われて見えないものの、湿地の水がジュクジュクする。
これ普通にクロコダイルとか潜んでるんじゃないのか。。。もしくはライオンとかが身を低くして隠れてるようなとこちゃうの。。
事前に何の説明もなかったので、サンダルに半パンというラフな格好で来たのだが、絶対にスニーカーと長ズボンでくるべき。草が刺さって痛いし痒い。
道無き道を進んでいきようやく現れた動物。
ガイド「ほら、あそこを見てみろ!」
み、、見えん。。
ヌーとしまうまがいるはずだが遠い。視力10くらいありそうなガイドにはくっきりはっきり見えるのだろうが、一般的日本人の視力では、確かになんかおるな、くらいにしか見えん。。
しかしたまにアンテロープ系の動物が草の間からピョンと飛び出す以外は動物全くいない。
あまりに動物いなさすぎてガイドも説明することがないのか、草の説明をしだす。これが歯磨きに使う草だよ、これからお酒を作ることができるんだとか、この花からできる実は象が大好きなんだとか。
正直言おう、草に興味はない。
草に興味がないと分かったガイドはひたすら動物を求めて歩く。
炎天下の中、草が生茂る歩きにくい中を結局2時間もぶっ通しで歩かされて死ぬか思った。それだけ頑張って見れたのはしまうまとヌーとアンテロープだけという。。
しかもガイドの歩くスピードが早すぎてついて行くだけで精一杯で、全く自然観察する暇がない。
随分と遅れているが大丈夫か?とは聞いてくるが、全くスピードを緩めない。だったら聞くな。明らかにしんどそうしてるのに全く休む気配も見せない。
さらにイライラさせたのが、説明もベーシックしかしないくせに、チップは最低●ドルだとかほざき出したこと。これにはちょっとキレて、チップは俺の気持ちや、俺の気持ちに勝手に値段つけるなと言ったら黙ってしまった。
その後終始不機嫌でほんとイマイチなガイドだった。他のガイドはクーラーボックス持ってきてたりして冷たいお水をゲストに提供したりしてたのに、こっちはなし。
動物がいないのは彼の力量だけではどうにもならないところがあるので動物が見れなかったことは別に構わない。ただそれならそれで別の観点からもっと客を楽しませようとしろよ。客のこと全く考えてないから自分勝手に歩くし、それでチップはこれだけ払ってもらうよとか頭おかしいんかと。
2時間後歩き疲れた後にようやくランチ休憩。大自然で食べるランチ。これだけは気持ちよかった。
ただこの後にまたオーブントースターのようなカヌー1時間半コースが待ってる。日傘とかあれば絶対持ってきたほうがいい。そして何も見れなかったのは言うまでもない。
よく考えたらこの真昼間の時間は暑くて動物が休んでて見れない時間。その見れない時間を永遠に歩かされるだけのツアーで、ほんと価値なし。絶対に絶対おすすめしない。普通にゲームドライブのほうが動物見れるし、近寄れるし、よく考えて歩く意味なし。
7500円くらいなので高くないかなと思ったが、内容考えたら高すぎる。
そして帰りの車がいなくて無駄に40分も待たされるというおまけ付きだった。
宿に戻り火照った体を冷やすべくプール入って風呂入って、そしてテントでのんびりしようとしたら雨が降ってきた。
僕らのこのテント、安物中の安物なので防水性能一切なしw
どんどん強くなる雨。そして聞こえてくる雷。風も強まる。
風雨、止む気配なし。
そして雨が降り始めて10分もかからなかっただろう、テント浸水。そして風に煽られ崩壊w
テントが吹っ飛んだ。そして支柱が外れて凧のように舞った。テントおわた。。。
これはやばいと、濡れらたまずい衣類などをゴミ袋に詰めて浸水を防ぎつつ、パソコンなど濡れたら一番まずいものを鞄に入れて屋根の下に避難。
スタッフに状況説明して、今のテントの場所だと寝れない、今日だけ特別に屋根の下にテント移動させて寝させてもらえないでしょうか。。。とお願いしたら、本来プラス料金で貸し出ししている防水テントで使っていないところがあるからと、そこを使わせてくれることに。
移動させてもらった防水テントはぶっ壊れてはいないものの、窓が開けっぱなしだったのでやっぱし水浸しになっていたのだけどw それに全客の片付けをしていないので普通に汚かったが、プラス料金取らずに移らせてもらったので文句は言えない。
しっかりと窓を閉めると水は一切入ってこなくなった。やはりテントの防水って大事や思った。
サファリで散々な目に合い、そしてテントが暴風雨でぶっ壊れて浸水するという散々な一日だった。。。
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