ザンビア;首都ルサカからビクトリアの滝で有名なリビングストンへ
こんにちは、テンです。
現実世界から約1年ビハインドしているこのブログ、本当に終わるのでしょうか。
さて2018年12月29日、もう2018年も終わりを告げようとしているこの日に第14カ国目ザンビアがスタートです。
前回のブログでマラウイとザンビアの国境までやって来た僕ら。マラウイ側出国は無事完了して次はザンビア側入国。
実は僕らは特にザンビアに興味がなく、残り20日間足らずでボツワナと南アフリカを見て回らないといけないので日程も少々キツキツということもあり、ザンビアはすっ飛ばす予定。ザンビアにはアフリカ最大の滝ビクトリアの滝があるが、今は乾季の終わり頃で水量が絶望的に少なく見てもつまらないらしい。最大の見所がつまらなければ飛ばすしかない。
で、ザンビアも他のアフリカの国々と同じように入国にはビザが必要だが、ザンビアはザンビアをサクッと抜けて行く人用に通常のエントリービザとは別にトランジットビザというものがある。お値段は前者が50米ドルに対して後者は30米ドルとお得。
ということでトランジットビザを頂戴とイミグレで頼んだところ、なんとこのマラウイとザンビアの陸路国境ではエントリービザしか発行していないとのこと。。。。
それならザンビア、ジンバブエ共有ビザをおくれと頼むがそれもないと。ちなみにザンビア、ジンバブエ共有ビザとは、名前の通りザンビアとジンバブエとの2カ国両国をカバーするビザ。通常はそれぞれ50米ドルづつビザ代がかかるが、共有ビザはお値段据え置きの50米ドル。お値段据え置きなら当然共有ビザが欲しかったのに。
この共有ビザは2カ国普通に旅する人には当然お得なのだが、一方の国しか旅行しないけれどもビクトリアの滝は観光したいという人にはさらに効果を発揮する。というのも滝が両国の国境に跨るように流れていてそれぞれの側から見る景色が異なりその両方を見たいとなる場合は当然片方の国を出国してもう一方の国に入国することになる。重要なのは一度出国すると通常のビザはその時点で失効するため、元の国に戻る場合またビザを購入する必要がある。滝観光で無駄にビザ代がかさむわけだ。その点この共有ビザは国をまたいでもまた元の国に戻ってこれるのだ。
入国審査はスムーズだったが強制的に通常のエントリービザを購入させられた。。
どうしよう、サクッとザンビア抜けていく予定だったが、何にも観光せずにビザ代50ドルは勿体無いなぁ。。滝だけでも見ていこうかなぁ。。
ともあれ無事入国完了。ザンビアスタートです。
ザンビアを抜けてからもマラウイと変わらない景色が続く。
土産物屋が時折現れるがバスはノンストップで走り抜ける。
ザンビアに入ってから雨が強い。バスに乗ってるので安心だろうと思ったら大間違い。世界最貧国のマラウイ発、その最貧国と対して変わらないレベルのザンビア着のバスだ。しっかり車内に雨漏りする。なんやねん雨漏りするバスって。
雨に降られながらも19:00くらいにザンビアの首都であるルサカに到着した。今までと変わらない汚いバスターミナル。首都の中心から離れているのだろうか、首都らしいビルなんて何もない。
やっと到着したー、と一安心した時に衝撃の悲劇。車内だけでなく、バスの下部分にある預け荷物を入れる所も雨で浸水。それも丁度僕らの荷物の所、とりわけココの荷物の所の浸水がひどく、ココの鞄も中身もずぶ濡れのドロドロ。
写真では分かりづらいが、肩掛けの部分なんて水を絞れるレベルでビショビショ。
毎度このブログ内では僕はアフリカの事あるごとに怒ってきたのをお伝えしたが、この時は怒りのレベルが違った。
バスも安い料金じゃないし、最低限の荷物の管理くらいしてほしいし、何よりスタッフがこの荷物をなんの悪びれもなく平然と渡してくるだけでなく、いつもの通り荷物代寄越せ的なことを言ってきた時は、なんというか殺意が沸くよそりゃ。
そこにいつも通り降りた途端に沢山の客引きがやってきて外野からわちゃわちゃと言ってくる。
流石にプッチーンときてしまい、スタッフに怒涛の怒りクレームを食らわせた。普段はあんまり声を荒げないが、多少大きな声で怒りのトーンでめちゃくちゃ文句を言ったので、僕にまとわりつく客引きが全部すーっといなくなってしまったw
バスのスタッフもこいつヤバイやつやと思ったのか荷物とカバー洗うよとか言ってきた。
最後は謝ってきたし、そもそも彼らに文句言ったって汚れた鞄が綺麗になるわけでもないので気をとりなおして近くのホテルに向かうことにした。
事前にネットで周辺のホテルのおすすめを調べておいたところ、Kalulu Backpakersというホステルが良さげだったのでそこまで歩いて行ったのだが、なんとすでに閉鎖されていた。
同じ通りに別のホステルがあったので飛び込んでみたが、ドミ以外は全部満室で、ドミは男女別でココと別々の部屋になってしまうのでここはなし。ちなみにプライス表があってドミは1ベッド100ザンビアクワチャ(950円ほど)だった。
1つ通りを隔てたところにLusaka Backpackersというホステルがあるらしいのでトライ。
空いている部屋はダブルルームのトイレバス共有部屋で、価格は30米ドル。その時のレートで360クワチャと。
部屋は清潔だし、ホテルにバーもプールも付いてるし、いいホステルなのは分かるが高いわ。。タイやったら15米ドル以下で泊まれる。なんならオーストラリアでも探せばこの価格の部屋普通にある。
どうしてこんなにコスパ悪いんやアフリカって。。
お金ないよ、、死ぬよ、、、今日どこにも泊まれないよ、、、とは一言も言ってないが、ココと二人で悲壮感を漂わせていたら、なぜか何にも頼んでもいないのに360クワチャを300クワチャに負けてくれたw
ドミの値段知らんが100クワチャ/ベッドくらいはするだろうからラッキーってことで300クワチャで部屋をとった。
お値段は高い気がしたが、ちゃんとシャワーもお湯でるしキッチンも綺麗で自炊もできる。Wifiもアフリカでは珍しくサクサク。悪くないホテル。
バーとプールには結構人が集まっていて、ちらほら日本語も聞こえる。みんな楽しそうに飲んでいるが、基本的に陰キャな僕らはそんな場には入っては行かない。
その代わりにガヤガヤした場所から離れたソファーで一人くつろいでいた同じく陰キャに目をつけて話しかけた。
こんにちは僕たち夫婦で世界旅してるんですよー!
へえ、夫婦世界一周旅行してるんですにゃかー。
夕食を食べに出かける。ホステルに向かう途中に見たケンタッキーの看板。これがサブリミナル効果のように効いてきたのか無性にKFCが食べたくなった。
しかし普通にKFCが街中にあるのを見たのはいつぶりだろうか。おそらく最後に見たのはウガンダかな。ファーストフードのKFCも現地の人からするとかなり高級な料理なはず。ザンビアはもしかして裕福なのか。
ということでKFCが入っているショッピングモールへ。
ヨーロッパ資本が入ってそうな綺麗なショッピングモール。クリスマスが終わったもののまだクリスマスのイルミネーションがモールを飾る。
KFCの横にHungry Lionという見たことのないKFCのようなチキン屋さんがあったのでそっちと悩んだ結果無難にKFCへ。
チキンレッグが5本で56クワチャ。日本円にすると500円くらいと、多分日本よりは幾分か安い。味は安定のKFCで久しぶりに文明の味を感じた。
モールには大型スーパーマーケットも入っていた。
こんなまともなスーパーマーケットいつぶりに見ただろうか。。品揃えもヨーロッパのよう。ここでタンザニアの後半からマラウイにかけて一度も発見できなかった髪を洗うシャンプーをようやく買うことができた。
そして更にアフリカに入って一度も見ることのなかった洗顔用の石鹸に初めて出会うことができた。
ああ、、文明社会に戻ってきたなぁ。。。
ザンビア着いた後の写真を見ると、国境もバスターミナルもホテル周辺の様子もホテルでさえも写真を撮っていない。なのにこのショッピングモールの写真だけやたらと多いw
今思えば国境とかバスターミナルの雰囲気ってアフリカ独特で汚くてうるさくて興味深いんだけど、そんなのが当たり前になっていたあの頃の僕らにとって、この日本のイオンのようなショッピングモールの方がめちゃくちゃ新鮮だったということがよく分かる。
あまりに感激したのでホテルに戻り陰キャの猫にKFCがあってシャンプーとか洗顔石鹸も売ってたよーとお話ししてこの日はお休みした。
そして翌日2018年12月30日。もう2018年も残すところ2日だ。
年末年始にあちこち移動はしたくないものだが、ルサカにいてもなんもする事ないのでボツワナとの国境を目指してリビングストンという町へ移動する。ちなみにリビングストンはビクトリアの滝の観光拠点として有名な町。
ルサカからリビングストンはバスが出ていて、昨日到着したバスターミナルへ移動。バス会社はいくつもあるようだが、さっさと出たかったのでちょうど今から出発するよというバスに滑り込みで乗り込む。
値段は急いでいたのでちゃんと交渉せず200クワチャ(1900円ほど)で乗り込んだが、事前に旅ブログとかで調べた情報、それもほんの半年前くらいの情報ではもう少し安い価格だった。
気になって一緒のバスに乗っていた現地人に値段を聞いたところ、彼も200クワチャだったので多分ボラれてはいないのだろう。
おそらく単なる値上げだと思うが、アフリカの物価上昇のスピードは凄まじい。ほんの数ヶ月前の情報でも値段が異なる場合がかなりある。
バス自体は特に悪くなかったが、滑り込みしたせいで席はほぼ満席で、残念ながらココと席が離れ離れになってしまった。そしてもうまさに出発するよというバスだったにも関わらず僕らが乗り込んでからなぜか30分以上バスは出発しなかったのは謎すぎる設定だ。
動き出してしばらくしたら何やらサービスエリア的なところで休憩。
アフリカ旅で初めてまともなところで休憩になった。
今までバスが休憩で止まるところはもれなく大自然のど真ん中。トイレは野ションというのがセオリーだったのにザンビアにきて一気に文明化しはじめた。
主発してそんなに時間も経っていないはずなのに妙に休憩が長いので、運転手に何なのと聞いたところどうやらバスの一部が故障したらしくその修理をしているらしい。
そう言えばさっき別の席に座っていたココがなんか言ってたな、「走ってる途中にね、バスの床が吹き飛んんでってん!!」って。
ちょっと意味が分からないですねと聞き流していたが、どうやらその修理らしい。
詳しくココから状況聞くと、ここのすぐ側の座席と座席の間の通路の床の板の一部が剥がれて文字通り床が飛んでいったらしいw しかもその床が剥がれた場所の下には荷物置きなどは何もないところで、そこから道路が剥き出しになってたらしい。危なっw
めちゃくちゃ危ないので吹き飛んだ床を元の場所に戻してその上に重たい荷物を乗せて抑えながら走るという荒技でしばらく走り続けていたらしい。
This is the Africa (これぞアフリカ).
綺麗なショッピングモールにKFC、シャンプーに洗顔石鹸、綺麗なバーとプール付きのホステル、快適なWifiとちょっと普通の旅行な気分を味わっていたが、やはりアフリカ。予想の斜め上を行ってくれるようです。
その後は得に問題もなく、日も暮れてしまった頃に無事リビングストンに到着した。
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