旅で最も汚かった場所、マラウイの首都リロングウェへ。そしてマラウイからの旅立ち、ザンビアへ

旅で最も汚かった場所、マラウイの首都リロングウェへ。そしてマラウイからの旅立ち、ザンビアへ

こんにちは、テンです。

 

カタベイでクリスマスを過ごした僕ら。

宿泊したButterfly Spaceではクリスマスパーティーが催された。

ホテルからの景色。マラウイ湖が一望できる。景色は全くクリスマスらしくはないが、ゆったり時が流れる。

 

特段何にもないところだけれど、

景色を見ながらイッヌと遊んだり、

 

夜は他の宿泊者たちとお話ししたり、まさに快適で落ち着いたクリスマスを過ごすことができた。

 

もう少しゆっくりしていたい気持ちもあるが、オーストラリアへの入国期限が迫ってきている。それまでに南アフリカまで観光しつつも移動していかないといけない。

ということで今日2018年12月27日はカタベイからマラウイの首都リロングウェ(Lilongwe)を目指すのだけれど、何とラッキーなことにButterfly Spaceのオーナー女性のお父さんがちょうどLilongweまで行くので彼のご好意で彼の車で乗っけってくれることに。

 

カタベイからリロングウェまでの道は本当に何にもないただの田舎道。数時間の道のりの間、ひたすらこんな景色が永遠に続く。

 

田舎道を走っていて1つ不思議なことがある。それは建物どころか田んぼも何にもないようなただの山道でもどこであっても何故か必ず人がいる。もちろん数多くいる訳ではないが、50mおきくらいに誰かいる。何かしてるのかなぁと思ってよく見てみても、何をしている訳でもないが。ただただ何故か道沿いで歩いていたり座っていたりしているだけ。

別に彼らがどこで何をしていようともちろん彼らの勝手なんだけども1つ困ることがある。それはトイレ。こんな何もないところにもちろんトイレなんてある訳ないので、野に排泄物を放つことになるのだけれど、これだけ人がいると隠れる場所がない。男はまぁいい。だが妻のココはかなり困っていた。

ここなら人がいないだろうと思って車を停めてもやっぱり隠れ人がいるw

 

 

ココがおしっこ漏らしそうになりつつも気づけばリロングウェに到着。特に宿泊場所を決めていなかったのだが、ここまで車で送ってくれたお父さんの知人が宿を経営しているらしく、リーズナブルで良い宿らしいのでそこまで連れていってもらった。

なんか白人って海外で宿を経営している率高くないか。

 

到着したのはMabuya Camp。

キャンプとあるが、町の中心まで2kmくらいの距離でちゃんと町の中にある。

レセプションには大量のサッカーユニフォームが飾られている。

個室もドミもあるが、一番安いのはキャンプで一人7米ドル。エジプトでテントを購入して一度も使わずここまで来たが、ついに使う時が来たようだ。

 

敷地は広く、テントを張るところはいたるところにあるが、一箇所屋根ありの場所があり、雨が降ると嫌なのでそこにテントを張った。

この旅初めてのテント泊!

 

無事チェックインしてテントも立てれたので、ザンビア行きのバスチケットを購入しに行くことに。調べたところKobsというバス会社が国境を越えるバスを運営しているようだ。

Mabuyaのスタッフがバスターミナルと裏にオフィスがあるよと教えてくれたので30分ほどの距離なので歩いて行くことに。

 

ホテルの近辺はそれなりに綺麗に整えられていて、リロングウェ綺麗じゃないか、良いところだなという印象だったのだが、町の中心に近くにつれ様相が変わる。

 

何というか街全体がスラムなのかというくらいに汚い。ゴミゴミしている。

首都だけあって車通りや人通りは多いのは仕方ないが、ゴミが多い。

 

町の中心に入る時に渡る川は泥水を超えたゴミ水で、そんな中で靴やら服やらを洗っている。川の下は建物も掘っ建て小屋で完全にスラム化している。上から覗くとその小屋ではゴミじゃないのかというようなものが商品として並んでいた。

 

人に聞きつつバスターミナル付近に到着。そしてKobsがあるらしいバスターミナルの裏路地に入っていく。がここが今までの旅史上で最も汚い道だった。

ゴミは当たり前、道路はぬかるむ泥道、ありとあらゆるものが腐ったようで臭いが酷い。リロングウェやばすぎる。道端では訳のわからない音楽を大音量で鳴らしているが、そんな余裕があるなら掃除してくれ。。

 

散らかるゴミ。

 

 

不快な匂いを発するぬかるむ道。

 

道の上はまだ人が通るからこれでもまだマシ。

端っこの方になるとこの有様。ここは北斗の拳の世界なのか。。

大宮自動車教習所とハローキティがそのまま残った日本の中古車がより世紀末感を与える。

 

だが探せどチケット売り場がわからない。その辺にいる一般人にKobsバスチケットと場所を聞いても全く知らない。こんなところずっと歩き彷徨うのは勘弁してほしい。。

最終的にタクシーの運転手に聞いたところようやく見つかった。

これがチケット売り場。

 

看板を見るとリロングウェからルサカ(Lusaka。ザンビアの首都)まで、月曜から日曜まで毎日朝6時にバスが出ているようだ。

 

お値段は一人30,000クワチャ(4600円ほど)と結構高い。世界最貧国の中の1つのマラウイの一般人にとってこの価格は辛いだろうな。

 

脱線するが、カタベイで出会ったJICAの日本人が、マラウイの現地人の物価の感覚について、現地人にとっての100クワチャは日本人にとっての100円くらいの感覚らしい。100クワチャは実際には15円ほどだがあくまで感覚的にということ。

このバスは30,000クワチャなので、現地人の感覚的には30,000円のバスということになる。

現地では瓶ビールが1000クワチャ(150円ほど)くらいだったが、彼らにとっては日本人が1000円の瓶ビールを買ってる感覚ということ。

昨日まで宿泊していたホテルは一泊16,000クワチャの格安ホテル。一泊16,000円と考えると高級ホテルに感じてくる。

 

ちなみにJICAでボランティアをすると毎月現地の物価に合わせた給与が気持ちばかりもらうことができる。マラウイはその金額が400米ドル/月らしい。1ヶ月44,000円足らずだが、首都リロングウェに滞在したとしても家賃光熱費食費やら全て払ってもまだ半分くらい余るらしい。

 

旅行者が安い安いと思って気軽に使う金額も現地人からすると相当な金額になるわけど、そういうのを見ていると旅行者って金持ちなんだなぁと現地人が思う気持ちもわかる。

 

さて話をバスに戻すが、席は自由席らしく席の予約はできなかった。ただ朝5:30の搭乗開始時刻にいればどの席でも選び放題だと言ってた。なんならドライバーシートだって大丈夫さ!とジョークもかましてくれた。ようはドライバーでさえも5:30には来ないってことね。

これにてザンビア行きチケットは無事購入完了。

 

 

小腹が空いたので何か食べようと思っていたところに漢字で中華と書かれた食堂発見。久しぶりに中華食べたいなぁと二人で意気揚々と店に入りメニューがよく分からないままオーダーしたら、マラウイ料理が出てきた。

普通に美味かったからいいんですけどね。一品1500クワチャ(230円ほど)と安いし。

 

話に脈略がないが、リロングウェで非常に大変だったことが2つある。

1つがMastercardが使えるATMが全然見つからなかったこと。ATM自体はそれなりにあちこちあるけれど、全てVISAのみ。人に聞けど、ATMがある場所はみんな知ってても流石にMastercardが使えるかどうかまでは知らない。しかも何故か多くのATMがめちゃくちゃ混んでいて長蛇の列を並ばないといけない。並んだ挙句にMastercardが使えなかった時の衝撃ったら。

結論言うと1時間以上かけてリロングウェを歩き回り10件以上のATMをトライして、最終的にクソより汚いバスターミナルのに隣接するガソリンスタンドの真横にあるStandard Bankという銀行のATMでようやくMastercardを使うことができた。

MastercardとVISAカードは世界どこに行っても使えると聞いていたがMastercardにはマラウイという抜け穴があったようだ。

 

そしてもう1つがシャンプー。数々のスーパーマーケットに寄ったが、たった1つのお店もシャンプーを置いていない。いや1つだけ売っている店があったが、普通の安そうなシャンプーの値段が7000クワチャ(1000円越え)というふざけた価格。彼らの感覚では7000円だからね。マラウイの人は髪の毛洗わないのかと不思議になるレベル。

なお、スーパーにはシャンプーは売ってないがiPhoneは売っている。

1800クワチャ(270円ほど)で購入できるので貧乏だけどどうしてもiPhoneを買いたいって人はマラウイにGo。

 

 

そして翌日。ザンビアへは向かわずに一日リロングウェ観光をすることにした。

向かう先はWildlife Center。なんでも動物の保護施設があるらしいのだ。

ちょっと歩くには遠いのでチャリタクを使う。

マラウイでの庶民の足といえばチャリタク。ちょっとした距離ならとても安い料金で移動できる。

今回はホテルからWildlife Centerまで歩いて1時間の距離を一台1000クワチャ(150円ほど)で移動できた。ただ車やらと違って乗れるのは一台につき一人までなので僕らは2台の自転車で移動。

乗り心地は悪くない。ふかふかのクッションが座席に置かれていて、足をかけるところや手すりまで完備されている。そして何より風があたって気持ちいい。ただ時々運転手のワキガの匂いが前から漂ってくることもあるので大きく鼻呼吸をするのは注意が必要。

 

到着。

 

どうやら中を見学するにはツアー参加するしかないようで、勝手に歩き回ることはできないらしい。

ツアー料金は一人4200クワチャ(650円ほど)と高くはない。

 

ちょうど9時スタートのツアーが数分で始まるようで、それに参加したら子供だらけだった。

幼稚園くらいの子供たちで、ガイドさんもこの手の案内に慣れているのか子供向けにやさしくレクチャーしていた。おそらくこの子供たちは外国人か地元では相当裕福な家庭の子供たちだろう、英語が全員ネイティブだった。

 

あくまでこの施設は保護施設であって動物園じゃないんだよという説明をしている看板。

 

従いケージがとても広く中には木々がこれでもかと生えていて、動物たちが自然環境で暮らしているのと変わらない暮らしができるレベルの広さがある。

まさに保護施設らしい気配りではあるが、逆に全く動物が見えないというw そんな中で観れたのは猿、バンブー、ワニ、そして蛇だけだった。

 

特に保護現場を見れる訳でもなく、たまに動物が見れる公園の中を散歩している感じだが、天気も良くてたまに刺す木漏れ日が気持ちいい。

1時間くらい散歩というツアーをした後に敷地内のカフェに。

カフェの周辺は綺麗な公園のよう。

 

木々に囲まれたここのカフェは値段は多少高いが雰囲気がいい。しかもWifiありというおまけ付き。

森林浴をしながらカフェ。雨が降ってきたが雨の森林もマイナスイオン満載でまたいい感じ。

 

 

 

お昼までのんびりしたあと、Old Town Mallというショッピングモールへ。日本食が食えるという情報を聞き駆けつけた。

ショッピングモールというくらいだからイオンみたいな大きな場所を想像していたが、入り口も場所も限りなくシャビー。中は年末でことごとくお店が閉まっててシャビー。モールと言いながら店も10店舗もなくシャビー。

唯一メガネ屋があってびっくり。マラウイ人というかアフリカ人でメガネしてる人見たことないので。

そして期待した日本食はなかった、閉まってたとかじゃなくなかった。なんじゃそら。

 

やむなしでイタリアンを食す。

 

ラザニアは微妙だったが、ツナパスタはうめぇでした。

 

一通りリロングウェを歩き回りホテルに戻る。

ここのホテルのソファは大きなイッヌに占領されている。

 

階段にはネッコが控えている。

 

こうしてマラウイ最後の夜が過ぎていく。

 

そしてマラウイ最終日の朝。

朝6:00のバスに乗るべく5:30にバス乗り場へ到着できるようにホテルを出る。というのも上述の通り自由席なので席は早い者勝ち。チケットは購入ずみなのでもちろん人数分の席数は確保されているが、ココと離れ離れになって横に汚いやつとか座ってきたら嫌だしね。

流石にまだ薄暗い中を大きな荷物抱えて歩くのは嫌なので、ホテルからタクシー。料金3000クワチャ(450円ほど)。車で5分くらいの距離なので、マラウイのその他物価を考えると高い感じもする。

 

明日乗り場はチケット売り場の真ん前。

一昨日にチケット売り場の人に5:30に到着したら席は選び放題だよとか言われてたので、余裕で一番乗りだろうなぁと思ったら、すでに何席か1番いい席は埋まってた。くそ、マラウイ人なんだからもっと遅くこいよ。

 

バスに荷物を乗せる時に、変な奴が無理やり手伝ってくる。そして荷物代とかで3000クワチャを請求してきた。

はいキタキタ、クソアフリカあるある。

チケットは既に荷物代込なのに、しかもバス会社とは全く関係ない赤の他人が勝手に出しゃばってきて金を掠め取ろうとする。本当にこれアフリカあるあるなのでもう驚きもしなくなった。

驚きはしないがムカつくのはムカつくので、強い言葉で荷物代込みじゃボケカス消えろと言ったら、じゃぁ1000クワチャでいいと値下げしてきたw なんでお前に価格変更する権限があるんやw 絶対にバス会社と関係ないやつなこと確定w

結構強く言ってやったのにまだ取ろうとする根性は凄いがウザすぎる。こんな奴に時間を割く意味もないので最後は無視しで乗車。

その間、僕は見てないがココのところに、バスの運転手にジュースを買うから500クワチャよこせと言いにきたやつがいたらしいw 普通に考えて俺らがバスの運転手の飲み物買わなあかんなんておかしいやろw

手口は雑ながら、次から次へとよくクソが湧くなぁ。子バエみたいなもんやなぁほんま。こんな奴らは一生土人のままいればいい。

バスは、左2人用と右3人用の1列に5人分の席が連なる座席。もちろん2人用のところに座ったがめちゃくちゃ狭い。肩と肩がぶつかり合うのではなく重なりあうレベルの狭さ。僕とココはすこぶる小柄な方なのにこの狭さ。

まぁただバスは汚いというレベルではなかったのは救い。走り出せば快適だろうなぁとか思ったら、窓がボロボロで窓を閉め切っているのに風がビュンビュン吹き込みめちゃくちゃ寒いww

その後マラウイとザンビアの国境に到着。無事出国イミグレ完了しマラウイ編の終了だ。

 

 

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