タンザニアから国境を越えて、マラウイ国最初の町カロンガへ
こんにちは、テンです。
前回でタンザニア編を終え、今日から世界一周第13カ国目マラウイ編スタート。
まずそもそもマラウイってどこやねんという方のために地図を置いておきます。
北をタンザニア、西をザンビア、そして東と南をモザンビークに囲まれた内陸の小国がマラウイ。
貧しいアフリカの中でも最も貧しい国の1つで、国連統計の2017年度国民一人当たりGDPは340米ドルでなんと211カ国中で209位。下には同じくタンザニアに国境を接するブルンジが210位、最下位は無政府状態と言われるソマリアがいるだけ。
一人当たりGDPはその国の平均収入に近くなる傾向があるが、仮に一人あたりGDP=平均所得とすると、一般人は月3000円くらいの収入しかないということになる。1日100円で生きてるってこと。
そんな最貧国のマラウイってどんな国なんだろう。楽しみだ。
さて、前回タンザニアのイミグレを無事超えたところまでお話しした。
タンザニアのイミグレの建物を超えるとなぜか田んぼが現れ、普通に人が農作業をしている。牛もいるし、そこで食べ物なんかを売ってる売り子もいる。ここ本当に国境なのかと疑わしくなるくらいに普通の生活がそこにある。
しばらく歩くとタンザニアとマラウイの国境となっているSongwe川が現れる。
化学的な汚染はないのかもしれないが泥水で決して綺麗には見えない。
その川には橋がかかっていて、歩いてこの橋を渡りマラウイ側に入るのだ。この橋の丁度ど真ん中がマラウイとタンザニアの国境線になるのだ。
この橋の先にマラウイ側のイミグレの建物がある。そこにいた警察に写真撮っていいか聞いたらやっぱりダメだと。勝手に撮って賄賂とか請求されたらかなわないので大人しく従った。
マラウイへの入国にVISAが必要で、アライバルで取れるけれども、なんと75米ドルもする。今までて一番高い。。
用意していた米ドル現金で支払い後、すぐに入国できるのかと思ったらその後随分と待たされた。何にそんな時間かかってるのか分からないが、数回急かしたが暖簾に腕押しで全く急いでくれる様子はない。
結局30分以上イミグレの場所で待たされたが、それ以外は特に問題もなく無事マラウイ入国完了。
国境からまずは最も近い比較的大きな町であるKarongaへ向かうが、ここからはどうも公共交通機関的なものはないのでタクる必要があるようだ。とは言えマラウイの通貨を一ミリも持ってないのでATMを使って引きおろそうとしたところATMが故障中だった。
周囲にはぼったくりレートの両替商が沢山いて客引きしてくるが、こんなの使ったら損なので、とりあえずタクシーでカロンガに行ってカロンガのATMで現金降ろしてタクシー代を払おう。
タクシーも客引きだらけなので、適当に一人選び3000クワチャで合意した。大体500円。前情報だと2000クワチャでも大丈夫そうだったが、最初から凄く感じのいい運転手だったのでまぁいっかと3000で合意。
マラウイ語というのがあるのか分からんが、運転手にこんにちはって何て言うの?って聞いたら、「ディリディリカインドゥー!」と教えてもらった。今までで一番難しいこんにちはだ。
あたりは田んぼだらけ。マラウイは米が主食で、日本の米に非常に近くもちもちしていて美味しいらしい。食べてみたいなぁ。
マラウイに入って驚いたのは、道がかなり綺麗なこと。アフリカンマッサージという冗談がどの国にでもあるくらいにアフリカの道路事情は悪く凸凹なのに、マラウイの道は整備されていてめちゃくちゃ快適。
1時間もかからなかったと思うが無事カロンガに到着。ATM前で降ろしてもらい、現金引き出してから支払いをしてタクシーの運ちゃんと別れた。
小さい町ながら、商店が立ち並び活気のある町だ。
この町では庶民の足はタクシーでもトゥクトゥクでもなくバイクでもなく、自転車。
自転車の荷台に乗るのだ。元気な自転車タクシー運転手が客引きに声をかけてくるが、実は全くホテル予約しておらず、行き先もないので自転車には乗らずに適当に歩いてぶらついてホテル探すことに。
歩いていると、20歳前後に見える少年二人が話しかけてきて、ホテルを探してるんだと言ったら案内してくれると先導してくれた。
チップでも求められたらかなわないので断ったが、お金とかそういうことではなく、単に暇なだけなようで、悪い感じもしないし、あたりには人も大勢いるので、変な裏路地に入らない限りは信用してついていくことに。
20分くらい歩いて到着したのはSumuka Inn。値段は高く18,000クワチャ(2700円ほど)の比較的いいホテル。
どうやらこの少年たちは僕たちが金持ちだと勘違いしているようだ。
ただ部屋は広く結構清潔。お湯も出るしクーラーもついてる。
いろんな方のブログを見ていてもっと安いホテルがあることは分かっていたが、携帯通じないから探せないし、荷物抱えて動き回るのしんどいし、それに写真見る限りは圧倒的にこっちの方が綺麗し、まぁ一泊だけだし宿泊することにした。
さてここまで案内してくれた2人組の少年たち、チップは全くねだってこなかったが、レセプションの冷蔵庫に入ってるビールを見て妙に飲みたがっていた。
一杯150円程度だし、自分から奢ってくれとは言わないでビールを見つめているだけだし、多少僕自身もビール飲みたっかこともあり、じゃぁ一杯ずつ奢ってやるから飲みに行くぞと誘ったらめちゃくちゃテンション上がってた。
彼らの稼ぎからすると一杯1000円以上の感覚だ。150円のビールでも相当嬉しいようだ。
ホテル近くのバーで大ビールを一本づつ奢ってやった。
世界を旅していると言ったら凄く驚いていて、いつか自分たちもマラウイから出て世界を見てみたいと熱く語っていた。
ただすでに飲んだ後だった感じで始まる前から酔っ払いだった彼ら、途中から何言ってるか分からんかったw
しかも年齢聞いたら18歳だと。マラウイのお酒は18からで大丈夫なのか。
一本飲み終え帰ろうとしたとき、もう一本奢ってくれと。酔っ払ってきて遠慮がなくなってきたようだ。
だけど最初の一本だけと断ったらすんなり引いた。
そして彼らはちゃんとありがとうって感謝の言葉を述べてくれた。ありがとうが言える分他のアフリカのクソ乞食連中との違いを感じた。
その後大雨が降ってきたのでホテルに避難し、マラウイ1日目のカロンガの夜は老けていった。
あっ!Sim買うの忘れた!!
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カロンガからムズズを超えてタカベイへ。イライラするマラウイ 2019.10.27