ネットの情報には頼るな!ドッキドキのイスラエル出国とヨルダン再入国
こんにちは、テンです。
10月25日イスラエルの観光を終えヨルダンに戻る日がやってきました。
こちらの記事で書いた通り、イスラエルの出入国は色々気をつけることが多く旅人泣かせ。
前回の話を簡単に整理する。
こういう移動を想定。
ヨルダン –> イスラエル –>ヨルダン再入国
日本人は空路で1回目のヨルダンinした場合、30日間有効なビザを無料でオンアライバルベースで取得出来る。
我々は空路でヨルダン入り。
ヨルダン-イスラエル間の陸路国境は3つあり、ネット情報だとキングフセインブリッジ国境という非公式の国境を出入国共に使うことで、まるで出入国をしていないかのように見せかける事が出来る。よって空港で取得したビザを活かしてヨルダンに再入国出来るというもの。
にも関わらず、酒が入った僕はなんと別の国境(アカバ国境)でしっかりとヨルダン出国ww
よって非公式マジックが使えずヨルダン出国扱いになっている可能性が高い。
さてどうするか、、まぁなんとなるさ!!というところまでが前回のお話。
今いる位置とヨルダンの目的地を考えると、確実にキングフセインブリッジ国境を使いたい。というのも他の国境を使うとめちゃくちゃ遠回りになる。
が入国出来なくてイスラエル出戻りは何としても避けたい。というのもイスラエルはとてつもない金額の出国税がかかるので、出戻りで2回払わされるとお財布事情に直撃する。そういう精神ダメージもでかい。
肝はビザが失効しているかどうか、失効していた場合はビザがオンアライバルで取れるかどうか。
ビザはアカバ国境使ったので失効している可能性は高い。そしてネットで調べたところキングフセインブリッジではオンアライバルでのビザ発行は行っていない、ただし2国を除いてとあった。
その2国がどこなのかさっぱり情報がないが、そこに日本が含まれていると考えるのは危険。
んー困った困った。。。
困った時は大使館に聞くのが1番、って事でメールで大使館に連絡しました。
以下がそのやり取りの要約。
テン「かくかくしかじかで、アカバから出国して、キングフセインから再入国したいんですけど、ビザって大丈夫ですか?失効してたりしないですか」
大使館「キングフセインでもどこの国境から出国しても、たとえパスポートにスタンプ押してなくても、出国しちゃったらそのタイミングでビザは一度失効しまっせ。でも再入国大丈夫っすよ。日本人は事前にビザいらないんで」
テン「えっ!キングフセインは非公式で出入国記録残らないんじゃ!?てか日本人ってそもそもビザ不要なの?」
大使館「出入国記録が残らないわけないでしょ。キングフセインブリッジで再入国となって、その日から新たに30日の入国許可がもらえるよ。日本人ももちろんビザ必要だけど、国境で無料でもらえるから事前に不要って言ったんだよ」
テン「まじかよ、ネットではキングフセインではビザ発行しないって言ってたぞ。まさか2カ国だけ例外でビザだししているという中の一つが日本なのか?他の国境ならビザは発行するけどキングフセインだけはあかんって。ちゃんと調べたか?」
大使館「うっせえな。ちゃんと国境職員から聞いてやったがビザ出すってよ。そんな心配なら自分で国境電話してみろよ、これが番号だ。」
テン「おかのした」
キングフセインブリッジに電話
テン「かくかくしかじかでキングフセインから入国するけどビザ大丈夫?」
ブリッジ野郎「はーっはっは!!お前は英語が上手いな!何言ってるかさっぱりわからんぜ!!!」
テン「英語わかるやつに変わってくれ」
ブリッジ野郎「はーっはっは!!!今日は愉快だな!!!」
テン「英語わかる奴はいないのか?」
ブリッジ野郎「はーっはっは!!!お前はそんなに英語が好きなのか!!結構結構!!!ではいい事を教えてやろう!30分後にかけ直せ!!いいか30分後だ!」
本当に英語が通じなかったが、愉快で元気な人だった。とりあえず30分たったらまた電話しろってことはわかった。
30分後
テン「かくかくしかじか」
ブリッジ野郎「はーっはっは!!!今日も愉快だ!!!」
もう30分後
テン「かくかくしかじか(次こそは頼むぜ。。。)」
ブリッジ野郎「はーっはっは!!!」
おわた。。。。
結構1時間半後くらいに電話してようやく英語がかろうじて通じる人にたどり着いた。がその彼も英語は不得意だった。。。
そんな彼から聞き出せた言葉は、
「Japan No Visa!!!」
ぶっちゃけこれでは、日本人はビザ不要と言ってるのか、日本人にはビザ出さないと言ってるのかさっぱりわからないww
しかも日本人ってビザいるんだよね。。
ってことは消去法で日本人にはビザ出さないってこと?。。
結局何にもわからなかったが、彼が元気に愛想よくwelcome!!!とか言ってたから多分Japan No NEED Visaなんだろうって信じて行くことにした。
尚ネットでは英語も日本語もどっちで検索してもキングフセインブリッジではビザでないと言ってる。
一応バックパッカーが集うAbraham Hostelのツアーコンダクターにも聞いたら、キングフセインブリッジではビザは出ないよという回答。
唯一大使館だけがビザ出るよと言ってる。
国境職員はNo Visa, Welcome!!!!!しかわからない。
ほんと不安ですわ。。。
●エルサレムからキングフセインブリッジまで
Sherut Taxiとかいう乗合タクシーがエルサレムから国境まで出ているらしい。
場所はダマスカスゲート付近だけど、奥ばった怪しい場所でちょっと不安。
ここがチケット売り場。
ユダヤの国でここだけアラビック文字。いる人も全員アラビック顔。間違いなくここだと確信。
値段は1人41シェケル+荷物があれば5シェケル/荷物。
決まった出発時間はなく、人が集まったら出発というもので、結局30分くらい待った。
客はアラビックと白人と僕ら。ユダヤ人は1人もいない。なぜならユダヤの人はこの国境使えないから。
国境到着は出発から50分後。写真はない。ボーダーって基本は撮影出来ないがとっておけば良かった。
アカバに比べて随分汚い。
まずは出国料を払うが上でも書きましたがこれまた随分とお高いのです。177.5シェケル/人。ざっと5000円以上します。
国内で使い過ぎてお金なくなったら出国できないんだろうかw
ただそれ以上に高かったのが両替。この国境越えには途中バスを乗る必要がありヨルダンディナールで払う必要ある。
ミスったのだがヨルダンディナールをヨルダン出国時に持って出るのを忘れた。
国境にATMがあると聞いていたが、あったのはぼったくりの両替所のみ。現金両替ではなく、クレジットカードにチャージしてその分を現金でくれるというもの。
50ディナールを両替するのに86USDもかかった。これ一般のレートに比べて15USDくらい大目に取られてます。7000円引き下ろす手数料が2000円って感じw
絶対に街中の両替所で用意しておきましょう。
ここでまた超不安になる出来事。
出国のイミグレでヨルダンのビザ大丈夫と聞かれた。
大丈夫確認した!と言ったら通してくれたが、何かあってもexit feeは返却しないからねと。不安だなぁ。。。
てか支払終えてからそれ言うなよw
イスラエル出国は特段問題なく終了。問題はここからだ。ヨルダン入国。
まずバスに乗ってイスラエル側からヨルダン側に移動。汚ったないバスの上、砂嵐が吹き荒れていて、カバンが砂だらけになった。
そう言えばパレスチナ人は別のバスだった。彼らはイミグレも全て別対応だった気がする。
バスの所要時間は15分と短いが結構高い。2人で17ディナール(約2500円)。。
荷物代もかかり1人7+荷物1.5。荷物代って。。でっかいバスの荷物置きに放り込むだけじゃん。多目に徴収されてる人もいたしお釣りが間違って揉めてる人もいた。確認大事。
バス内でパスポート回収された。ビザはとまた聞かれたが、日本人はビザ要らないと説明。また不安になる。
前回のブログでも書いたが、ここでパスポートに入国印を押されるのはまずい。というのもそこからイスラエルに入ったことがわかるから。イスラエルに入ると行けなくなる国が出てくるのだ。だから絶対にスタンプは阻止しないといけない。
回収員にノースタンププリーズも念押ししといたが、自分のいないところでちゃんと出来るのか不安。
パスポートは回収されたままバスの到着口。
ここで入国審査が行われるのですが、列などない。
ただただここでひたすら待たされる。
しかし汚い。アカバボーダーは綺麗だったがこちらはボロボロ。しかも何度も停電するし。
見ていると先にパレスチナや係の人をさばいている様子。
それらが終わりいよいよ僕らの番かなと待っているが、どれだけ経っても何も進まない。係の人を見てても何もしてる気配なし。
しびれをきらしたオーストラリア人がどうなってるんだと尋ねると、しぶしぶ働きだした。
言わないと入国処理やらないらしいw
待っていた意味なし。というか行けるなら言えよ。
カウンターでパスポートを渡されて入国審査が始まる。
ってかここで今から入国審査するなら事前に何でパスポート回収してんや。
まぁいい、ということはスタンプはまだ押されていないはずだ。
念のためノースタンププリーズをもう一度言う。
係の人が冗談で押す真似をした。というか押しやがった。
What!!!!!!!!!!!!???????????
慌てて抗議するがなんか笑ってやがる。
結局別紙に押しただけでパスポートには押していなかったのだが、別紙かパスポートかこっちからは見えないし、冗談かどうか英語がこいつら不自由でわからないし、重要なところなのでただただ不快だった・・
何やかんやで無事ヨルダンに入国できて一安心。
●ボーダーからアンマンまで
ちなみにボーダーからは何も交通機関がないのでタクシーになる。
もちろんメーターでもなく交渉制で確実にぼってくるので、事前に同じ方面に向かう人とタクシーシェアする約束して少しでもお安くすることを推奨。
首都のアンマンまで僕らはオーストラリア人夫婦とシェアし、1組15ディナールだった。つまりタクシー一台で30ディナール(4500円くらい)。
多分Uberとかが使えたらその半額くらいのもんだと思うが、これでもかなり交渉した値段。
以前にも泊まったThe Boutique Hotel Ammanに着いたとき漸くホッとした。
人生で一番疲れた(心的に)入国だった。
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