最高傑作と言われるモスクを訪ねてエディルネへ
こんにちはテンです。
皆さまあけましておめでとうございます!
予約投稿してあるのでこの執筆時点ではまだ新年明けてませんが、皆さまがこれを読んでるということはもう年が明けてるいます!
昨年は会社を辞めて旅に出た年でした。自分の人生が一変した、僕にとっての激動の年でした。そんな僕にとっての大きな意味のある旅に出てもう8ヶ月近くなろうとしています。
旅を始める前は楽しみだけでいっぱいでした。もちろん今も楽しいことがいっぱいで、毎日新しいものに出会い、こんなに暇を感じることのない日々を送れて幸せです。
一方で実は旅ってこんなに辛いんだなぁ、、、としみじみ思うことも多々ありました。特にアフリカを縦断し始めた頃から、なんでこんな辛いことをしかも金払ってやってんだwwwと思うこともしばしば。
でもこれだけは言える。一ミリも会社辞めたこと、そして旅に出たことを後悔していない。むしろ本当に旅に出てよかった。
やりたくないことを嫌々続ける。これ以上不幸なことはない。
やりたいことを全力でやる。これ以上に幸せなことはない。
平成が終わり新たな時代が明けた今年はアフリカ縦断を終え1月20日からオーストラリアで1年間の生活を始めます。
旅ではなく若干の定住と、昨年とはテイストが少し異なる一年になります。
環境変わってもこの一年もやりたいことを全力でやりきります!
そして9割くらい僕のワガママで旅を付き合わせている妻のココ、去年はありがとうです。
今年もめい一杯一緒楽しもう!!
さて、ここからが本題です。
今日はEdirneに行ってきます。9月27日と28日の二日間の弾丸旅行。
新年明けたのにいつのブログだよって感じですね。
オーストラリア移動の日程が決まってるのでアフリカ早足で動いてることと、Wi-Fi環境クソすぎてブログ出来てないのですが、アフリカ縦断終えたら、追いつけると思います!!
さてエディルネってどこだよって方に場所をお伝えすると、トルコの最北西、ブルガリアとの国境近くの小さな町でございます。
ブルガリアに行く予定もない僕らがなんでこんなマニアックそうな町に来たのか。
それはこの町にトルコの最高傑作のモスクがあると聞いたから。
そのモスクはイスタンブールで、もしくは世界で最も有名なモスクの1つ、スレイマニエ・モスクを建築した建築家ミマール・スィナンが建てたもの。
何をもってトルコ最高傑作と言えるのか。
それはミマールが自ら最高傑作!と言ったからw
自画自賛かよと思うなかれ。スレイマニエ・モスクを生で見たことある人なら分かるはず、スレイマニエ・モスクがどれだけ素晴らしい建築物か。
そのスレイマニエ・モスクを凌ぐ自画自賛なんだから凄いに決まってる。
そしてもちろん世界遺産です。
ハードルをぐいぐいあげて行かせてもらいまっせ。
●イスタンブールからエディルネまで
これは超簡単でした。
Bus Terminalからバスに乗るだけ。そして30分に一度くらいのペースで出てるので予約不要、計画不要。ぼったくりも皆無なので安心。
4時間くらいであっという間に着いちゃいます。
エディルネのバス停から市内まではローカルバスが走っていて、これもバス停真ん前からローカルバス乗れたので迷う人もいないはず。
何にも下調べしなかったですがとても簡単に行けたので、誰でも行けるはず。バカでも行けるはず。
これから行く人のハードルをグングン上げていきます。
●最高傑作モスク<<セリミエモスク>>とご対面
町一番の観光地なだけあって、町のど真ん中にあり、四方を綺麗な広場が囲んでいます。
ディズニーランドのシンデレラ城を思い出したのは僕だけか。
セリミエモスクを一望できる、このEdirneのカラフルな看板があるすぐそばに、このモスクを建築したミマールの銅像が立っています。
これがミマールさん。
セリミエモスクは入り口が初見殺しで、モスクとは全く関係なさそうな土産屋が連なるバザールの中に質素な階段があって、そこから登って行きます。
その階段が質素すぎてわざと分かりにくくしてるのかと思うほど。
僕らももれなく入り口迷宮に迷いました。
階段を抜けると、自画自賛もしたくなるような美しい入り口に到着。
はてさて、内装は高くあげたハードルを越えてくれるのでしょうか。
靴を脱いで中に入ると、、
美しい。。。軽くハードル飛び越えてしまいました。
天井の装飾が見事すぎる。
ただの柄模様ではなく、カリグラフィーというコーランの一節の文字を模様にしたものが花びらのように配置されている。
メッカの方向を示すところ(名前忘れたw)も豪華な装飾でいっぱい。
そしてかなり広い。
何気ない天井にも装飾が施されていて抜かりない。
そういえば中に入った途端、中でおじさんに遠くから何やらジェスチャーで言われているのに気づく。ああ、ココに布を巻けってことかと、用意していた布でココの髪を隠す。イスラム教では女性は髪を隠す必要があるからね。
そして写真を撮ったりしていると、さっきのおじさんがまたこっちに向かって何か言っている。もしかして写真撮ったらダメなのかなと、ジェスチャーでカメラダメ?と聞いてみたが、それとは違う様子。
なんか巻物しろと言ってる様子。短パンがダメなのかと思ったが、どうやら頭に負けと言ってる様子。
いや、もうココは巻いてるよと指差すが、違う違うとどうやら僕に言ってる様子。
どうやら女に間違われたようだw
ただ今絶賛長髪で、髭なしの童顔のアジア人なので遠くから見ると分からんのかと思い、近寄るが、未だ女性と思ってる様子。こんな近くでも分からんか。。
目の前で声を出して男やでと言ったら驚きと謝罪が飛んできたw
その2分後別のおじさんから、お前頭に布を巻かないといけないだろうと目の前で注意された。
やっぱ髭生やそうかな。。。生えないけど。
セリミエモスクはモスク自体もさることながら、博物館が併設されていて古いコーランから、当時使用された道具などが展示されていました。
●セリミエモスク以外にも見どころあるよ
小さい町に見どころ沢山。でも徒歩で十分歩き回れるのが嬉しいところ。
<<エスキジャーミー>>
エディルネで1番古いモスクで1414年に建築された。日本はまだ室町時代とかになるのかな。
歴史を感じる内装。
個人的にここの絨毯が好き。
<<ユチュ・シェレフェリ・モスク>>
ミナレットというモスクの塔が特徴的なモスク。
珍しいことに一つのモスクに4つもミナレットがある。
マキマキミナレット。
目がチカチカするミナレット。
残念ながらお祈り中で信者ではない僕らは中は入れずでしたが、信者にむけて炊き出しをしていた。無料っぽかった。
<<バヤズィト2世のキュッリイェ>>
名前だけ見るとなんのこっちゃって感じですが、ここも世界遺産で、モスクと病院跡地。
田舎道を進むと突然現れます。
町の中心から少し離れていますが、まぁ歩けなくはない距離。
ここまでの長閑な景色を見ながらの散歩が気持ちいい。
こいつがバヤズィト2世。
上にも書きましたが、昔ここは病院でした。
それも人類史上初の精神病院。当時のヨーロッパは精神異常をきたしたら悪魔が心にいる!とかそういう時代だった中、ここでは患者に音楽を聞かせたりと、今の精神セラピストのような心をリラックスさせて治療していたのだとか。
病院側は博物館になっていて当時病院だった頃の展示がされています。
これが精神病治療の様子。ただの演奏会にしか見えません。
当時のお産の様子。椅子に座って産むようです。
にしても立会多すぎやしないかw
これが出産用椅子。
他にも天然痘の病気を発見したときの記録や当時の薬、手術道具などなど展示が盛り沢山です。
モスク側の様子。綺麗ですが、特記すべきことが特に見つかりませんでしたw
<<メリックブリッジ>>
橋も有名らしいので行ってみた。
まぁ綺麗かな?w
石畳は歴史を感じさせてくれました。
カフェが橋のそばにあるので散歩の休憩がてら眺めるのがいいかもです。が、あえて行く必要はないと思う。。
<<町並み>>
町の中心はヨーロッパのよう。
お土産屋やレストランが立ち並んでいます。
でもほんの10分も歩けばもう田舎。牛がゴロゴロしています。
遠くからでも見える町のシンボルのセリミエモスク(左)。
<<エディルネ伝統スポーツ>>
今回見れなかったのですが、エディルネには伝統的にレスリングの大会が行われているそう。
ただのレスリングと思うなかれ。なんと身体中にオイルを塗りたくってヌルヌルな状態で取っ組み合いをするのです。
想像しただけで気持ち悪い、いや大変そう。
●エディルネでの食の思ひで
エディルネでは郷土料理として有名な食べ物があります。それは子牛のレバーの唐揚げ!
町の真ん中で一際googleの評価が高い店、Akgunler Cigercisiに行くことに。場所は名前ググれば出てきます(適当w)!
店の雰囲気はこんな感じ。
メニューはなく、レバーか普通のケバブかの2択という強気のスタイル。
こちらがそのレバー。
見た目は脂っこそう!
そしてお味は、、、美味い不味い!!!!
実は僕、レバー超嫌いなんですよw
あのレバー独特臭みが苦手で。。好き嫌いの問題なので、どんなにいいレバーでもどの動物でもダメ。
でも衣にもしっかり唐揚げの味がついていて、それがかなり美味しい。でも後からレバー独特の臭みがやってきて僕を苦しめるw
だから美味い不味い!という感想。
ココはレバーが好きなのでとても美味しいと言ってバクバク食ってました。
繰り返しですが僕がレバー独特の臭みが苦手なだけで、レバー好きにはめちゃくちゃ美味しいと思います。
むしろ子牛なので臭みも普通より少ないなと思いました。
ビールとめちゃくちゃ合いそう!
是非鶏モモで同じの作ってほしい。
もう一つ、Bagbekleyen Kebapというお店。これは郷土料理というか一般的なケバブ料理屋さんなのですが、ここもリーズナブルで美味しかったので。
これもググって見つけただけなのですが、評価がすこぶるいい。なのでここも名前でググれば場所出てきます。
ここまで評価良いとハズレないだろうってことで行ってみたら大当たり。
店構えがちょっとシャビーなので入るのに躊躇しちゃいそうですが、中はまぁ普通です!
一人前でこの大量!
ここで初めてトルコピザも注文したのですがそれももかなり美味しかった。
そうそうピザってトルコ発祥らしいですよ。イタリアでもアメリカでもないなんて!
イスタンブールからだと日帰りツアーも出てますが、見どころ沢山なのでできれば一泊くらいして、ゆっくり楽しむのがベストな気がします!
以上エディルネでした!
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