ギリシャ タソス編 1 小さな島での挙式準備は業者が少なすぎて困る?
ココです。
自前の筋肉質に加えて更に筋肉がつきました。あとは大幅に脂肪を絞れば江戸時代の飛脚のようになれると思います。20キロ近い荷物を持って3日おきに毎回移動すると普通はこうなるのでしょうか。目指せ飛脚。
≪参考画像≫
江戸からギリシャに移動。ついにタソス島編の日記を公開する事ができます。タソス島ではロンドン時代の友人のサマーハウスに滞在させて貰ったのですが、wifiが無かったので一切更新出来ないまま過ごしました。今回は空白の12日間を公開したいと思います。
タソス島の観光記を期待されていたらすみません。ほぼ無いです。
というのも自由に動ける時間はほとんどありませんでした。友人の結婚式にゲストとして出席する予定が、結局裏方まで一緒にやる事になったからです。
ローカルの人との関わりはありますが素敵なビーチや遺跡等を期待されている方は是非タソス編以降の日記からお読みください(;ω;)素敵な観光はクレタ島編で沢山あります!
◼︎タソス1日目
カヴァラのポートで友人のエヴァ、ヤニスと合流。エヴァはギリシャとトルコのハーフで生まれも育ちもイギリスの女性。ヤニスはギリシャ出身の男性。この2人は私達がロンドンに住んでいた頃に出会った友人で、今回タソス島で結婚式をするというので進路をアジアからギリシャに変更した。(どのみちギリシャには絶対行くつもりだったので。)エヴァの母親に友人2カップルのベネ(ベネズエラ出身の男性)とエク(エクアドル出身の女性)も一緒で、船の上で雑談をして過ごす。
ばいばいカヴァラ!
そしてエヴァからメイクの仕事を頼まれた。(私はロンドンに居た頃、細々と撮影関係のメイクの仕事してた。)旅中なので道具もないし仕事のモチベーションが無いので正直言って難しいと思った。でも友人だし、何やら切羽詰まっているようだったし、彼女はすでに今回使うコスメ類は購入していたので戸惑った。
聞けばブライダルメイクはトライアル含めて料金がかなり高い!あり得ない!!との理由で私に頼んだそうだ。そりゃ高いだろうと思った。ブライダルは安くやって割に合う仕事では無いと思っている。だけど彼女には一生に一度の機会に無料という理由だけで私に頼んで一生後悔するような事になって欲しくなかった。
なので、とりあえず一度トライアルをやってみるけど違うと思ったら他の現役の人探してね!と伝え、同時にヘアーも頼まれたがそこまではさすがに出来る自信なかったので断った。
船がタソスに着くと、友人女性が車で迎えに来てくれた。(この人は結局今回の結婚式にはドタキャンして参加しなかったが、後に理由は何と無く理解出来た。)
ディナーは海辺のレストランで 夕日がとても綺麗な場所で。
猫もいた。
ディナーが終わると今回お世話になるヤニスのサマーハウスに移動した。辺りには家や小さな商店しかなくて本当に静かな場所。乗り物が無いと何も出来ない。
ヤニスは私達に2階の部屋を提供してくれた。初めて会ったベネとエクのカップルと同じ部屋で寝ることになったが、2人共すごく良い人なので何のトラブルも無くてよかった。
意外と結婚式については何にも決まってなくて結婚予定の2人は全ての段取りから話し合いをしていた。この日の時点で本番5日前だった。
◼︎タソス2日目
結婚式の準備のストレスか主役の2人が機嫌が悪い。何やら島に何も無さすぎて式の準備が進まないようだ。
私達も結婚式前はめっちゃストレス溜まったなぁと理解してるつもりだったが、口を挟め無かった。(というか機嫌悪すぎて怖くて出来ない。。)
「結婚式の準備は大変やんね。手伝う事あれば言うてな。」と言うのが精一杯であった。
一方私たちは山奥で移動手段が無いし何も出来なくて暇を持て余す。(バスや電車は無いのでヤニスの車がないと何処にも行けない。)
暇すぎるのでとりあえず猫と戯れる。
テンと2人でも適当に街に行けるように、レンタルバイクを探したが店がかなり遠い場所にあるので歩いて行くのは難しい。だけど大事な日の前でストレスいっぱいの2人に車出してとか絶対頼めないよ。
猫と遊んでいると突然エヴァに「来てもらったのに本当に何も出来なくてゴメンね。」と謝られる。こちらもそんなに式の準備出来ていないとは知らずに早めに到着した事を申し訳なく思った。。。あぁ、2人にプレッシャー与えない為にも早くバイク借りなきゃ!
その後も新婚組は好みの柄のケーキや好みの色のテーブルクロスがこの島では手に入らないというので、またしても機嫌が悪くなる。
一触即発レベルで空気がピリピリとしているので協力したくても怖くて話しかけられないし、かといって別行動しようにも そんな時に「「行ってきまーす!」」とかって外に出て行けない。
だけど午後には、テンの容量の切れたSIMカードを手に入れる為にやはりどうしても車が必要だったので、(家にwifiが無かった。)買い物に行くというエヴァとヤニスついていく事になった。
街に着くとエヴァはどうしても式で使う為の船の形の花瓶が必要だとこの小さな島を探し回った。
まずは陶器屋さんに作ってもらえないかと聞くが、即答で無理だと言われていた。もしオーダー出来たとしても普通はクッソ高いと思う。
ちなみに職人さんは仕事場の見学をさせてくれたり、陶器の作り方の説明をしてくれた。とても感じの良い人。
お金出せないなら大量生産品をアレンジするのがいいのでは!と思ったので、私達は提案する。「お土産屋に売ってる船を改造するのはどう?」と。
だけど探し回った挙句、彼女の納得いく大きさのものが無かった。
「Amazonはアカンの?なんかネット販売で間に合うヤツ。」と聞くとエヴァは「ココ、私達はあらゆる方法は既に調べたのよ。」と言うので、駄目だ。もう私は余計な事を言うべきでは無いと思った。。
ヤニスが「船の花瓶なら俺がなんとかするよ。」と言って終わらせた。
その後エヴァはどうしてもウエディングケーキのトップに黄色い太陽を描きたいとケーキ屋をあちこち探すがオーダーで柄を乗せるのはどの店でも不可能だった。(後で聞くと、彼女の大好きな映画 塔の上のラプンツェル のシンボルだそうな)
そして、自分で作ろうとスーパーで黄の着色料を探したがそれも無い。
スーパーの中で夫婦は一切会話をせず、葬式のようだった。。心が痛い。
私の心の中は(自分たちの結婚式やのに何でもっと前もって準備せーへんねーん!!妥協できないなら尚更!!)でいっぱいだった。。ギリギリまで用意しなかった理由はのちに判明するが、この時は正直言って理由はどうあれこれから式までの5日間ずっと不機嫌な人達と一緒に居るのに心が折れそうになった。
「今日はもう遅いから晩御飯作らずに適当に買っていこうか?他のみんな家で待ってるし。」とテンが言うと、ヤニスは「いや、今日はみんなでBBQがしたい。少しは楽しい事をしないといけない。」と言った。
なのでBBQの材料を買ったが、結局帰宅後も2人の機嫌がやはり最悪で、火を起こす気もしないらしく夜ご飯は「今日はもう遅くなったし無しでいいよね?」と流れた。。これだから私は団体行動が嫌いなんだ(゚ω゚)
時刻すでに23時頃。家でご飯を食べずに待っていたエヴァ母やエクとベネがめちゃ可哀想だと思ったが「僕らは大丈夫だからね!」と笑顔で対応する聖人君子なベネ。
一方テンはお腹が空いて死にそうになっていた。
新婚2人の問題には入れないし沢山トラブルもあったので可哀想だけど、どうすればいいのか分からなくて胃が痛くなった。私は冷たい人間かも知れないが、こんな事になるなら結婚式当日に島に到着すれば良かった!!!と後悔してしまった。
つづく。
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