シンガポール１日制覇　マリーナベイサンズに泊まったった

こんにちは、テンです。

さていよいよ世界一周３カ国目のシンガポールに入った2人。

タイ、マレーシアと物価が控えめな２カ国に比べて圧倒的に物価が上昇してしまうシンガポール。

極貧バックパッカーには辛い辛いシンガポール。なのでここシンガポールにはたった一泊しかしません。

さっさと逃げます。

でもそのたった一泊に全身全霊、すべてをかけました。

なんと本日泊まるのはあのMarina Bay Sands！！

昼間の写真一度も撮ってなかったw

誰もが一度は見たことがあるのではないでしょうか。ホテルの上に船をくっつけ、そこをプールにしてしまうというクレージーでそしてゴージャスな五つ星ホテル。

間違いなくシンガポールで一番有名なホテルでしょう。

正直シンガポールという国自体は全く興味がありませんでした。僕らはどっちかというと秘境的な場所だったり、歴史があったり、自然があったりという場所が好き。

シンガポールはその対極にいるような国なので。

でもシンガポールからのフライトを抑えていたので（ハブ空港だけあってここからが一番安かった）ここに来るしか選択肢はありませんでした。

だからと言って無駄にシンガポールにやってきたというのは嫌。

おそらく今後一生来ることがない（興味がないので）シンガポール、悔いの無いように、シンガポールと言ったらこれでしょうというもの全て制覇しようということに。

シンガポールと言ったら？で真っ先に思いついたのがこのホテルでした。

そしてこのホテルを有名にしたのが、上の船にある空に浮かんでいるかのようなプールでしょう。

このプールに行ってみたい！泊まらなくていいから！

だがしかし、このプールはなんと宿泊者のみが入場可能なのです。なのでプールに行きたいのであれば何が何でもここに泊まらないといけないのです。

ぬぬぬ、考えたな経営者。

ところがMarina Bay Sandsはその見た目とコンセプトがクレイジーなのはいうまでも無いのですが、値段もまたとびきりクレイジー。

いろんなホテル予約サイトを見ましたが、最安値で620シンガポールドル程度。日本円で約50,000円でございます。

これ一泊ですからね。

たまのバカンスで奮発という人にとっても十分にクレイジー価格だと思いますが、僕らは直近のタイ、マレーシアの格安ホテル生活がありました。

なんと僕らのタイでのホテルの約33日分！！

目ん玉が飛び出てきそうな価格です。

今までいろんなホテル泊まってきましたが、今までで二番目に一泊あたり料金が高かったです。

おそらくその日の宿泊者で夫婦揃って資産家でもないただの貧乏ニートは僕らだけだったでしょうwww

ちなみに今までで一番高かったホテルは、有馬温泉の兵衛向陽閣の一泊８万円。

でもこれは自分の部屋に露天風呂がついて、夕食と朝食が部屋で食べれて、しかもその食事コースも最高のものにしたから。

今回のMarina Bay Sandsはいわば素泊まりで、何にも付いてないですからね。

それを考えるとぶっちぎりで一番高いです。

でも泊まると決めた以上は泊まるのです。なんのために世界一周旅行だってんだ。お金使うところで使わずにどうする。

前日にホテルサイト色々調べた結果、ホテルのサイトで直接予約するのが最安と判明。

一方で前日はまだマレーシアにいた僕ら。何かの理由でシンガポール入国不可、ホテル泊まれず、宿泊費がパーということになったら、この先半年は悔やみ続けること間違いない。

前日夜で部屋が余ってるんだったら当日も大丈夫に違いないと、予約もせずにホテルに到着してからでなんとかなるだろうとホテルに向かいました。

Marina Bay SandsはBay Frontという駅直結のため電車で移動。

Bay Front駅に降りてホテルの方へ向かったのですが、どんどんどんどん高級感が増していく。ブランド店ばかり。

歩いている人も綺麗な格好をしています。

僕ら2人は使い込んだTシャツに、短パンに、ギョサン。そして背中には巨大なバックパック。

誰に言われなくてもわかる。明らかに浮いている。もちろん悪い方に。でもそんなの関係ねぇ。

ホテルのロビーに到着し、目に飛び込んできたのが、日本語チェックイン・チェックアウトカウンター。

日本語専用デスクがあるなんて知りませんでした。これは今まで初めての体験。

テン「すみません、予約してないんですが」

受付のお姉さん「いらっしゃいませ」

おおーーーー！日本語やーーーー！！

なんだか新鮮w日本語と言うだけで感激できるなんてw

テン「昨日ネットで一番安い620ドルくらいの部屋があったんですが。部屋が色々選べるようなやつだったんですが。これありますか？」

受付のお姉さん「ウェブサイトとこちらの端末は連動していないのでわからないのですが、一番お安くてお値段が近いものですと620ドル程度でございます。ただお部屋は選べず、窓の前に道路が通っていて景色は見れないものになっています」

テン「え、そうなんですか。それは景色見えないのは嫌ですね。。サイトの分調べたいのですがWifiありますか」

受付のお姉さん「はい、お調べいただいたほうが良いかと思います。Wifiのパスワードはこちらです」

近くの超ふかふかのソファーに腰掛け調査。

が、部屋がない。

昨日の620ドルのお部屋がない！

探せど探せど見当たらない。。。

あるのはスイーツクラスの一泊950ドルから。。ちょっとこれは高すぎるお。。。

テン「かくかくしかじかで、安い部屋がないですお。。。。こんなの泊まれないですお。。。。助けて」

受付のお姉さん「今の空き状況お調べしますね。あ、ただいま650ドルで景色が見えるお部屋が空いていますよ。」

テン「それでお願いします！即抑えてください！助かります！（それ最初っから言えよ！）」

受付のお姉さん「お部屋のタイプが、ガーデンビューになります。あ、お客様とてもラッキーですね。空いているお部屋が37階になります。ガーデンビューのクラスだと一番高層階が39階なので同クラスではほぼ最上階です。しかも通常チェックインは15時からになるのですが、この部屋はもう空いていますので今から御入室頂けます（13:30時点の会話）。」

37階ktkr!!!!!!!!!ちなみに一番上が55階とかなので、かなりの高層階です！一番安いクラスでこれは本当にラッキー！

テン「ラッキーついでにと言ったらアレなんですが、翌日フライトなんですがとても時間が遅いのでレイトチェックアウトって出来ますか？」

受付のお姉さん「お待ちください。　　ああ、お客様本当にラッキーでございますね。このお部屋翌日使用されませんので14時まで無料でご滞在いただけます。通常は11時チェックアウトなんですが。14時を超えますと半日分の料金が発生しますのでご注意ください」

またもやラッキーktkr!!!!!! 聞いてみるもんですなぁ。

受付お姉さん「ではお支払いですが、お部屋が650ドルに、サービスフィーが55ドル、それに税金58ドルを入れまして合計763ドルになります」

テン「！？！？！？？！？！！！！？？！？？？？！？！？！？」

あれ？６５０ドルじゃないの！？普通そういうのって最初に言うもんじゃないの？てかサービス料金は含めておけよ元の金額に。そんな高くなるんだったら泊まらないって。バカなの？死ぬの？

テン「あ、カードでお願いします」

100ドル程度（8000円）高くなり、これは僕らにとって死活レベルのお金ですが、流石にこの超高級ホテルで8000円で文句を言って騒ぐのは恥ずかし過ぎるのでやむなしで支払いしました。

このエクストラ料金でタイだと5泊出来ますからね！

と言うことで、シンガポール、たった一泊の宿泊料金が６万円超えとなりました。

ちなみにレディガガが泊まった部屋は一泊100万円超えるとか意味が分からないし笑えない。

このホテル３つ塔があり、僕らの部屋は３つ目の塔。カードキーを渡され、部屋の行き方を教えてもらう。

以上。

以上ってアレっ？？？荷物って持って行ってくれないの？？？

過去五つ星のホテルを利用した時はもれなく100％荷物を持って行ってくれたのに、なんとMarina Bay Sands、荷物は自分で持ってけ方式のようです。

35階を境に低層階、高層階が分かれるようで、僕らは高層階。

廊下がフッカフカの絨毯でテンションが上がる。

廊下で寝れそう。むしろ寝るんでお安くしてくれませんかね。

重厚な高級感のあるドアを開けると、、、、

おお！！The高級ホテルでございます！！！勝手に自動でカーテンが開いた！！

布団高そう！椅子高そう！ソファー高そう！電灯高そう！全部高そう！

トイレ、ドアなし！！w 高級ホテルは考えが違いますな。

バスルーム、湯船なし！w このレベルで湯船なしってあり得るのか。。。。

旅に出て湯船付きのホテルに泊まれなかったので期待していただけに超残念。

正直、お部屋の中のレベルだけ見ると、このお値段はちょっと高過ぎ。

２ヶ月格安ホテルしか泊まってこなかったので、最初はテンション上がりましたが、落ち着いてみると、ん、、、、なんだかなぁと言う感じ。

いやもちろん超綺麗で豪華なんですが、2,3万のお部屋と対して違いないんじゃないのかなぁという印象。

実際シンガポールにある他の最高級ホテルであれば３万円くらいで泊まれるらしく、もっと部屋の質も良いらしいです。

なので知ってる人はこのホテルではなく他のホテルに行くのだとか。

そしてこれ後で知ったのですが、昔は周りのホテルの方が値段高かったらしいです。

ただプールが有名になり、プール目当てで宿泊する人が増え、それに連動して値段がどんどん高騰して行ったのだとか。

だがしかしここは37階であることを忘れてはいけません。部屋にはバルコニーがあり外の大パノラマを独り占めできるのです。

それではお見せしましょう、37階のお部屋からの景色を！

どどーーーん！！これは素晴らしい景色！

ガーデンだけじゃなくて海も見える！！！！

テンションが上がってきたので、このまま宿泊者しかいけないプールに行っちゃいます。

プールへは水着にスリッパ、そしてその上にガウンを着て身軽に出かけることが出来ます。もう下手すりゃ変態ですよ。

屋上について専用のゲートを抜けると、、、、

どどーーーん！！

高さ57階！クレイジーです！

先が見えないので空に浮かんでいるかのようです！

混んでいるとなかなかいい席を見つけるのが難しく、このようにプール前の特等席は朝早く、もしくはチェックアウト後からチェックイン前の時間を狙うべし。

このプールの隣には、宿泊者以外の人も入れるSky View（違うかも）と言う展望台がありますが、こちらも宿泊者であれば無料でいけます。

まぁプールの方が確実にいいので行く必要ないですが、ここを水着で歩けば、私はこの超高級ホテルの宿泊者ですわ、庶民の皆様とは違いますのよ、おほほ、と自慢することができます。まぁ誰も水着で歩いてないのですがね。

僕は今はニートですが、数ヶ月前まではちゃんと社畜をしておりました。

その時の先輩がシンガポールに住んでいるので、食事でもと言うことで行ってまいりました。

相手はシンガポール駐在のお金に余裕がある方なので、こっちはクソニートなので事前にめっちゃんこ安いところでカジュアルでお願いしますと連絡済み。とは言えちゃんと身だしなみを、と言うことで実はマレーシアで安いけれどもちゃんとフォーマルなところでも通用する服を購入しておりました。

待ち合わせのレストランまでホテルから徒歩10分少々の道のり。

道の途中、突然ココが叫ぶ。

何かと思ったら靴が、、

ぶっ壊れたw

靴底が剥がれ落ちると言う前代未聞のぶっ壊れっぷり。

これマレーシアで900円以下で購入したもの。つまり安物。

でも履くのは今日が初めて。もっと言うと10分前に履いたばかり。

ちなみに両足ともぶっ壊れました。どうかしてるぜ。

孫悟空の靴ですか。

待ち合わせの時間に遅刻していたので、とりあえず帰りに別の買おう、今はそのまま頑張ってくれとお願いして待ち合わせのレストランへ。

Wan Nam Keeと言うお願いしておいた通りのカジュアルなお店。ショッピングセンターのフードコートの隣にあります。

助かりました、ボロボロの靴でも浮きません。ボロボロを着こなせる僕らもどうかしてるぜ。

シンガポール料理で、シンガポールではリーズナブルなお値段で大人気らしいですが、実は日本にも数店進出しているらしいです。

日本ではうって変わって割と高級なお値段だそう。

カニのシュウマイと、カニの黒胡椒の姿焼きみたいなのが絶品でした。

懐かしい話に美味しい料理。酒が進みます。

どんどん空になっていくビール。

何本飲んだのかわかりませんが、20本くらいは飲んだと思いますw

そしてお会計。

なんと先輩、おごってくれました！！！！！！

たらふく食べて飲んだのに（主に僕が）！！！！くそっ、もっと飲んでおくんだった！！！！

この後、マーライオンまだ見てないと伝えたところじゃぁ見に行こうということになり、その時にココ靴のことを思い出す。

ショッピングセンター内のレストランなので、開いてる店に靴を買いに行き、トムスとかいうメーカのサンダル25ドルを購入。2000円とこれでもお安めですが、一応メーカー品で、なんて言ったってぶっ壊れた靴の２倍以上のお値段。

そしてお会計。

なんと先輩、おごってくれました！！！！！

僕らの観光に付き合ってくれているのに！！！！くそっ、もっと高いの選べばよかった！！！！

おNewの可愛い靴でご機嫌なココ。徒歩であっと言う間にマーライオンがあるMarina Bayへ。

超大都会。数々の銀行の看板が見えます。

社畜時代は銀行関連の仕事を担当していたことがあるので懐かしく感じる。戻りたいとは言っていない。

先輩「よく見ると、実はもうこっからマーライオン見えてるんだよ」

え！？！？！？！？！？どれどれ？？？

あっ、いた！（上の写真にも写ってるので探して見てください）

と言うかホテルからこんなに近くにいたのですねあなた。

プールから見える位置にいたのに昼間全然気づかなかったですよ。

でもこっからだと小さくてよく見えない。

マーライオン。世界三大がっかりスポットと名高いマーライオン。

どれだけがっかりできるのか楽しみ。逆の意味でハードルが高い。

がっかりをワクワクしながら近づくと、、、

あれ、予想よりずいぶん大きいしカッコいいww

しかも後ろにMarina Bay Sandsがセットで見えて華やかww

ちょ、がっかり出来ないんですが！

世界三大がっかりの一つ、デンマークの人魚の像なんて小さくて寂しい感じにポツリと立ってるだけで、本当にがっかり出来たのに。

それに比べてマーライオン、立派じゃないですか。ちょっと残念（？）です。

が、実はこれには理由があるのです。

この光り輝くマーライオンは実は２代目。初代マーライオンはもっと小さくて、輝きもしないし、場所ももっと離れた辺鄙な場所にあったのだとか。その頃は誰もが認める世界三代がっかりスポットだったに違いまい。ああそのマーライオン見たかった。。。

先輩「見えるよ。と言うかそこにいる」

しょぼっwwwwww

光り輝く２代目の後ろにひっそりと佇む初代マーライオン。

２代目は３代目Soul Brotherのようなのに初代ときたらほとんど誰にも写真を取られず、静かに、でもちゃんと水を申し訳なさそうに出してます。

でもよく見ると、この哀愁漂う感じが良い味出していて、初代の方が可愛いじゃないですか。

これはこれでありですよ。

やっぱりがっかり出来ませんですな。

マーライオン屋の近くにドリアンのアイスクリーム屋があり、突然話はドリアンに。

ドリアン。フルーツの王様。独特な癖のある味で、クリームのようなとか玉ねぎのようなと形容される。そして何より臭い。生ゴミのような匂い。

東南アジアはドリアンが至るところで売られているが、この匂いから一度もトライしたことがなかった。

だって怖いもん、臭いもん。

僕は10年ほど前に罰ゲームで一度だけ食べたことがあるが、まずいくさいと言う印象しかない。ココは一度も人生で食べたことがない。

先輩曰く、シンガポールにはすっごい有名なドリアンショップがある、ここのドリアンは本当に美味しい、食べて帰れと、僕らをそのお店までタウシーで連れて言ってくれました。

なんでもドリアンは鮮度が大事らしいです。実が熟すと自然に木から落ち、その落ちたのをすぐに回収してその日のうちに食べるのが一番美味しいと。その店は一番搾り的なドリアンを出してくれるらしいです。

夜１０時を回っているのに行列。

場所と店の名前わかりませんが、興味ある人はこの看板頼りに探してください。

実はその超有名な店は、もう全てのドリアンが売り切れてしまっていたのですが、真隣も同レベルのドリアンを出しているとのことで、購入しました。

丸ごと一個w

でもお値段不明。

と言うのもこれもまたしても先輩が奢ってくれました！！！！！！

割ってもないのにこの時点で既に臭い。

オープン。　うぉぉ、、、くさい、、、キモい、、、、。

ドリアンで乾杯。さぁ行きますよドリアンさん。いただきまーーす！！

まずい！！！！！！！！！！！！！！

臭い！！！！！！！！！！！

確かにクリーミー。確かに玉ねぎっぽい。でも何とも表現できない味。

でも腐ったような匂いだけは確かに口を汚染していくのがわかります。

多少平気そうだったココも途中で手が止まる。

そしてここのドリアンは美味い、ドリアン好きだよと豪語していた先輩はと言うと、

やっぱり手が止まるw

ドリアン好きとかおっしゃってましたが実際食べるのは数年ぶりとか。

先輩曰く、このドリアンが一番臭みが少なく一番美味しいらしく、これで無理だったら他で食べても無理だと思うよと。

じゃぁ無理なんでしょうね、さよならドリアン、もう会うことはないね。

結局全部は食べれず残してしまいました。

他の客を見ると、1人でドリアンを1つ食べる感じで猛烈に食っていましたが、何考えてるんでしょうか。

さぁ帰ろうかとした時、またしてもココが叫ぶ。

なんと買ってもらったばかりの靴がまたぶっ壊れてました。また同じような壊れ方で。

歩き方悪いんでしょうか、靴が悪いんでしょうか。。

その後先輩はタクシーで僕らをホテルまで送ってくれました。なんて男気がある先輩なんだ。。。

ほんとありがとうございました。そういえばブログのこと教えるの忘れてたw

Marina Bay Sands、もう一つのお楽しみ、夜景。

どどーーーーん！！！おお綺麗だーーー！！カメラだと一部しか映らないですが、実際に目で見るとど迫力の夜景。

これ部屋からの夜景ですよ！！超贅沢な夜景！

ちなみに部屋と反対側の景色はこんな感じです。屋上のSky Veiwとかなんとか言うプールの隣にあるところからの景色。

このビル郡を見て、ああタイとマレーシアが終わったんだなぁと改めてしみじみ思ったのでした。

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