世界最悪の国境で銃殺事件。突然のプラン変更へ。さようならエチオピア
こんにちは、テンです。
エチオピアはアルバミンチを拠点に部族ツアーに参加し、無事2日間のツアーを終えた僕ら。
アフリカを北から南へ縦断する人たちは、たいていエチオピアからモヤレと言う国境の街を越えてケニアに陸路で向かう。モヤレの場所はアルバミンチからは近く(他の主要都市の中ではと言う意味でね)、ここからバスでモヤレまで向かうのが旅人の中では一般的っぽい。
だがしかし、このモヤレは非常に危険なことで有名。
ググると危険すぎて地球の歩き方に絶対越えるなこの国境とか、イスラム過激派がバスに乗り込んできてコーランの一節を言えない人全員殺したとか、とにかく世界一危険な国境の中の1つらしい。
ブログ書いてる今現在の外務省の危険情報ではレベル3、渡航はやめてください(渡航中止勧告)となっていて、最悪レベルであるレベル4のたった1つ手前。
これ行って死んだら、Yahooニュースとか2ちゃんで自業自得って叩かれるやつやんとか思いながら、驚くくらいに旅人みんなこのルートを通るものだから、恐怖を感じながらもまぁ大丈夫だろうと、アルバミンチからモヤレに向かう予定、、だったのだが、僕らがモヤレを通り抜ける1週間ほど前にそのモヤレでなんと大事件が発生した。
おそらく民族紛争があり最低でも死者13人以上発生。
ターゲットが絞られたもので、僕らはターゲットになってはいないものの、流れ弾やらで巻き込まれて死ぬ可能性は十分にある。
実はなんとこのまさに事件があったタイミングで、知人がこの国境を通過していたのだが、バスが突然止まり武装した集団がバスに乗り込んできたんだとか。銃声も聞こえるし、死ぬかもしれないと恐怖したと。絶対モヤレルート使わない方がいいと連絡がきた。
あかん、飛行機や。一瞬で諦めがついた。
ってことで突然のプラン変更。
一旦アルバミンチから、首都アジスアベバに戻り、ここから飛行機に乗ってケニアに向かうことにする。
2018年11月26日、いつも通り無駄に早い早朝出発のバスに乗りアルバミンチからアジスアベバへ向かう。
朝5時出発だったが、5時半出発に遅れた。これはエチオピアでいうぴったし時間通り。
乗ったバスがゴミだらけ。始発のバスのはずなのに。。
何はともあれ14時過ぎにアジスアベバに到着。
ただここからは全くの無計画で、飛行機のチケットも予約してないし、本日の宿も決めてないし、それらを決めようにもWifiもない。近くのカフェやら色々回るが本当にWifiがない。
人に聞いてあそこならWifiあるよと指さされたのがMariotto Hotel。5つ星ホテルですか!
ドロドロに汚れたバックパックを背負って5つ星ホテルに入るのは場違いすぎてちょっと気まずいというか申し訳ないな。。
気にしてたら負けなので汚い服でMariotto Hotel突入。
おお、、ゴージャス。。
今まで0.1つ星ホテルにしか泊まってないので本当に別世界に来たようだ。
何もかもが洗練されていてそして清潔。
「清潔」、この言葉はエチオピアには無いものと思っていたよ。
ちょっとトイレも拝借したがめちゃくちゃ綺麗。今日のホテル探すよりこのままここのトイレの個室で寝たい。
エチオピアで一番落ち着いた場所、間違いなくMariotto Hotelのトイレの個室だった。
接客も素晴らしく、汚いバックパックを担いだ宿泊もしない変なアジア人にも関わらず、2階のカフェに行くとWiFiが使えるよとスタッフが笑顔で答えてくれた。でも一階ではローカルコーヒー飲めるよと教えてくれたので1階に居座ることに。
ちなみにローカルコーヒーは目の前で伝統衣装きた女性が豆から作ってくれる。
皿が清潔過ぎるぜ。。無料でポップコーンも付いてきた。
しかもこれで一杯25ブル(100円)とか良心的価格。
さてWiFi使おうとすると、アクセスするのにお客のみに配られるパスワードがいるようだ。
さっきのスタッフにパスワード教えてというと2階のカフェじゃないとダメなんだと。
いやいや、俺らWiFi使いに来たと言ったろうが、にも関わらず貴様が1階のローカルコーヒーを勧めたんだろうがww
くそったれと文句言う前に、さすがは5つ星ホテル、そのあたりも融通が利くものでこっそりパスワード教えてくれました。
そしてWifi、、、
爆速!!!!!!!
計測中下り上り共に30Mbbsを下回ることはなく、上りは58Mbbsを記録。
エチオピアはインターネット会社がEthio Telecom の一社しなく、こいつがクソでネットが安定せず、エチオピア全土でネットが使えない国だったので少し心配してたが、高級ホテルはエチオピアの事情は関係ないようだ。
1%の金持ちが99%のネット回線を保有しているようです(適当)。
まず宿泊日数確定するために飛行機から予約取ろうと思いケニア行きの航空券を探すがいいのがない。
試しにケニア以外の近辺の国を調べてみたら、ウガンダのエンテベ行きが安く、そして今日出発できる!
使うのはケニア航空で、アジスアベバ(エチオピア)からナイロビ(ケニア)経由でエンテベ(ウガンダ)に向かう便なのだけど、なぜかナイロビ行きより、ナイロビ経由のエンテベ行きの方が一人あたり50ユーロ安くなる謎価格設定。
最安値で、アジスアベバ発がその日(正確には翌日だけど)の深夜3:30発、ナイロビ経由で、朝9:20にエンテベというもので最も過酷なスケジュールのフライトだけど、逆にこれだったら今日汚いホテル泊まらなくていい!
旅ルートも、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニアの順で考えてたけど、割と非効率な移動もあって、ウガンダ、ケニア、タンザニアの順だと綺麗に旅ができる。ルワンダ省くことになるけど、もともと見たいものなくてただルート的に通るだけだったので、これでうまくルワンダも省略できる。
ってことで突然のプラン変更。
本日この足で空港に行って、そしてウガンダはエンテベまで飛行機で飛びます!
突如訪れたエチオピアとのお別れ!全然さみしくない!
でもMariotto Hotelのトイレとももうお別れか。。辛くなるよ。。
飛行機の時間までまだ12時間くらいあるが、待つなら空港のラウンジでゆっくりしようと、さっさと航空券を予約して空港までタクシー。
タクシーの運ちゃんとの価格交渉。前に同じような距離を夜間で200ブル(800円くらい)で乗ったので今なら150ブルで十分だろと判断。
客待ちしてる運ちゃんに空港まで150ブルで行きたい、yesかnoか、と相手の料金提示待たずに突っ込む。
すると運ちゃんが、「空港まで150だって?!?!w それはないぜw おいおいみんな聞いてくれよ、誰か150で空港まで行きたいか??ww」と他の運ちゃん仲間に話しかける。
タクシーなんていくらでも他探せるので「ならいいや、バイバイ」と冷たくサヨナラを告げて立ち去ろうとすると、運ちゃん連中が「おいおいおいおい!ちょっ待ってくれよ!!150で是非行かせてくれ」と一瞬で合意に達した。
圧勝。これが今まで1番気持ちいい交渉だった。
16時過ぎに空港についてまずチェックインと思ったが、出発まで11時間くらいあるのとケニア航空は深夜便しかないので、直前の夜中にならないとカウンターが開かないという衝撃的事実判明。
そしてラウンジはチェックイン後しかない。
オーマイガー
時間まで空港内にある唯一のカフェで、チーズバーガーとポテト食いながら待ち続けることに。
まぁでも空港のWifiが爆速で、お陰で溜まりに溜まった写真のクラウドへの保存が全部終わった。
2000枚以上の写真と20GBくらいの動画全てクラウド保存完了!
結果オーライ!!
こうして突然のまま第9ヶ国目エチオピア編が突如終了を迎える。
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