カロンガからムズズを超えてタカベイへ。イライラするマラウイ
こんにちは、テンです。
エジプトから始まったアフリカ旅、今の所アフリカ人が嫌いになりそうなくらいに色んな意味で嫌なアフリカ人を多数見てきた。お金は容赦無くぼってくるし、嘘つくし、働かないのに募金よこせだし、掃除しないから町は汚いし、道ですれ違うとチャイナチャイナと馬鹿にしたように話しかけてくるし。アフリカ辛い、そろそろ心癒されたい。
そんな苦痛のアフリカにおいて、マラウイはLove and Peace(愛と平和)やら、Warm heart of Africa(アフリカの暖かい心)と呼ばれ、人々が心温まるような穏やかさ優しさで満ちているらしい。
貧しいながら逆に田舎のような心地よさが人々に残っているらしい。果たしてマラウイは僕らを癒してくれるのか。
タンザニアから陸路で国境を越えて現在マラウイのカロンガ。
マラウイで最も有名な観光地と言えばマラウイの国の名前をそのまま付けた湖、マラウイ湖。透き通った淡水湖でリゾートとして有名だそうだ。
国の北東のほとんどをマラウイ湖が占めるので、国の北東部にいけばほとんどの町からマラウイ湖にアクセスできる。今いるカロンガも5分もタクシーで走ればマラウイ湖に到着する。
数あるマラウイ湖に接する町の中でも有名なのがNkhata Bayという場所。カタベイと読むらしいが、こんなの知らなきゃ読めん。
2018年12月23日、今日はカロンガからそのカタベイという場所を目指す。
行き方はローカルバス。まずはムズズ(Mzuzu)という町を目指しそこでバスを乗り換えカタベイという流れ。
さてカロンガで宿泊したSumuka Innというホテルはどうやら朝食付きのようだが、お腹があまり空いてないんだよねぇという話をホテルのフロントとしてたら、一人分でいいなら4000クワチャ(600円ほど)値引きするよと言ってきたので、一人前だけにした。
食堂で朝食が出てきたのだが、出てきたのはコーンフレークにホットミルク、そしてソーセージ一本にフレンチフライが少々だけだった。しかもめっちゃ不味い。
一人前にしてよかったとすこぶる思った。
そしてチェックアウト。Sumuka Inn、ちょっと価格ほどの価値はなかったかな。
さてホテルから出発と思ったら大雨。ここからバス停まで約1km。自転車タクシーを挑戦かなぁなんて思ってたが、やむなしでカッパを着てバス停まで歩くことに。幸先が悪い。
バス停の場所はホテルの人に聞いていたが、途中から迷ってしまったようだ。
とりあえずムズズ!!! バス!!!!と叫びながら出会う人に話しかけていったところ、無事バス停に到着した。なんとかなるもんだ。
バス停内に入る前にMzuzu行きのミニバスが客引きしていて、料金が4500クワチャ/人(700円ほど)だったのと(ホテルの人に4000クワチャくらいと聞いてた)、雨の中もう歩きたくなかったので、交渉せず何も確認もせずサクッと乗ったのだがこれがミスだった。
アフリカのこの手のミニバスは客で満席になるまで出発しないのだが、僕ら以外に客はゼロだった。つまり満席になるまでひたすら待たないといけない。
サクッと集まるものなのかわからないし1時間2時間待たされたらどうしよう。。。
ミニバスの客引きが始まったが、客引きをしているのはこのミニバスだけではない。壮絶な客引き争いが始まった。
言葉は分からないが、これは俺の客だと奪い合い、客引き同士で間違いなく喧嘩している。かなり暴力的だし。獲物を奪い合う肉食動物のよう。
間に挟まれた客が、私はどっちに乗ればいいの?てかどっちでもいいんだけど、、、というような顔をしている。
Warm Heart of Africaはどこ?暖かい心というより沸騰した心。
声が大きく怒っているので威圧的で、こんな奴が店員のミニバスに金を落とすのも嫌になる一方で、こいつが頑張らないと早く出発できないというジレンマ。
僕らの客引きは相当手練れのようで、半ば強引に他から奪いに奪った客をどんどんミニバスに詰め込んで、結局30分足らずでバスはパンパンになった。
出発時、ミニバスの運転手が客引きのおっさんにお金を渡していた。そのまま客引きのおっさんはバスには乗らず去っていった。どうやら客引きのおっさんはミニバスの店員ではなく、客引きという専門職のようだ。
アフリカ名物、バスの人数超過はここマラウイでも健在で、4,5人乗りの座席に6,7人は詰め込まれ荷物も含めてギュウギュウに押し合いながら座る。そんな中で唯一良かったのは助手席に座れたこと。ここだけは客がいっぱいになっても、法律的な理由なのかなんなのか分からないが、シート数以上の客を乗せないので他の席と比べるとすこぶる快適。
大雨の中出発。ヒビが入ったフロントガラス。車がとんでもなくボロく、ドアも窓も閉めてるのにどこからか雨が漏れる不思議。
前に乗ってわかったのが運転怖すぎる。生まれつきのスピード狂なのさと言わんばかりの峠の攻め方。
シートベルト壊れてるし、霧で前も見にくい。
車内が蒸し暑いせいでフロントガラスが曇って前が見えない。これはやばいとクーラーなりデフロッサを僕が付けると何故かすぐに消しやがる。代わりにガラスを手で拭く。
アフリカの人ってなんで車のクーラー付けないの、付けたら死ぬの?
Mzuzuへは14時ごろ到着。降りた先はミニバンが集まるところ。
しかし汚い。目の前のマーケットで飯食ったら間違いなく腹壊しそう。
ここからカタベイに移動なのだが、まずは腹が減りすぎていたので食堂探し。すぐそばのガソスタにfast foodと書かれた食堂発見。
メニューを見るとFast Foodらしからぬしっかりしたメニューが並ぶ。その中にチャンボがあった、チャンボとはマラウイ湖で取れるマラウイでは有名なお魚。もちろんトライ。
あっさりした白身魚を丸ごとフライ。これが結構美味い。カレイの唐揚げの劣化版って感じ。劣化版でも十分に美味い。
そして付いてきた米も、マラウイは米は美味い美味いと聞いていたが本当に美味い。日本米の劣化版って感じ。劣化版でも十分に美味い。
お腹膨れてたのでカタベイを目指す。ここからカタベイはさらにミニバスで行くことができる。
レストランのスタッフに事前にミニバス料金聞いたところ、わざわざ調べに行ってくれた。ようやくWarm heartに一人出会えた!!
彼曰く1人2000クワチャ(300円ほど)と。ネットの4か月前の情報から500クワチャ上がってる。
でも彼からチケット買うわけでもなく彼が嘘つく必要もないので、値上げしたのかな。
ミニバス乗り場に行く前にタクシーの料金も確認。大きく価格が違わないならタクシーでもいいかと。国境からカロンがまでが1時間で3000クワチャだったし、距離も同じような感じなので料金も同じようなものかと思ったので。
一発目タクシー20,000クワチャ。さようなら。
二発目タクシー30,000クワチャ。死ねよ。
二発目がいくらだったら行くんだ聞いてきたのでミニバスの料金より少し高いくらいだったら考えたがと正直に伝える。ミニバスの料金も知ってると。
すると8,000クワチャまで一気に下がった。まじ舐めてるほどのぼったくりじゃないか最初の30,000クワチャという料金。まだ下がるかもしれない。ここでタクシー料金言われたら本当の価格相場はその3分の1から5分の1くらいと思っていいということ。
ミニバスは二人で4000クワチャなので日本円にすると600円ほどののプラス。600円か~。大した違いではないな。
でも最初ボッタクリだったことがマイナス作用で断った。ミニバスで行くことに。最初から8000クワチャの提示だったら絶対乗ってたのに。
そしてミニバス乗り場にて。カタベイまでの値段聞いたら2500クワチャと。
はぁ、、、ここでもぼったくりか。
さらにイライラさせるのが、それ普通より高いやんね?と切り返すと、「じゃぁいくらがいい??」とか聞いてくること。
いくらがいいとか聞くんじゃなくて、正規料金を最初から言えよ。だったら10クワチャって言うぞこら。
「なんで俺が値段答えなあかんねん、相場知ってるからな、お前が正直に価格出せよ」と詰める。
すると2000と。
一度ぼられるととことん信じられなくなる。一応4ヶ月前の価格は1500だったぞと、正直になれよと再度詰める。
するとそれは過去の値段で値上がりしたんだと。なんで値上がりするんや?と聞いたらガソリン代が、、とかふざけたこと言いやがる。原油代半年前から比べてほとんど動いてないやんけ、こちとら元オイル業界勤務じゃ舐めんなよと交戦。
ここから激しい交渉が続く。
その結果1500では絶対乗せない、他に行けと超頑なだったのと、事前のレストランの店員が調べてくれたのも2000だったのでOKした。
まじで毎回ぼってくるのどうにかならんのか。大した金額じゃないがぼられていると言う事実にイライラする。Love and peace, warm heart of Africa なんて大嘘ですからね。マラウイも他と同じくクソ。目糞鼻糞でどっちがマシというだけの問題。
アフリカなんてこんなもん、別に一生発展しなくて、土人根性のまま生きればいいんじゃないか。最近アフリカ人大嫌いです。
乗り込んで客がいっぱいになるまでの間に、美味しそうな肉屋が。
目の前で炭火焼、それも移動式。匂いに負けた一本買わせてくれ。これは是非日本でもやってほしい。
焼きたて炭火焼は実際にめっちゃ美味かった。
バスの出発待ってると何だか外が騒がしい。なんか人々が叫んでる。聞くと今日はサッカーの試合らしい。サッカーに熱くなるのはどこも同じだな。
そしてまたもや外が騒がしい。今度は人がもめている。同じミニバスの客と、ミニバスの客引き集団が揉めてるようだ。
英語わかる人にどうしたと聞いたら、金払ったもらってないの言い合い。圧倒的に威圧感で押す客引き集団。人数も多くムキムキ。方や客側はひ弱そうな青年。泣きそうになりながら抗議してる。正直どっちが嘘ついてるか知らんが、あの弱そうな青年があそこまで抗議してる、それもムキムキ集団に抗議してることを考えると、傍目からみるとちゃんと払ったんだろうなと思える。
威圧で攻めるやつは嫌い。
やはりlove and peace もwarm heartもここには存在しない。
結局青年はもう一度料金を払ったようだ。その後随分と落ち込んでいた。そりゃそうだ、マラウイでは一日100円足らずで生きている人が多数いる貧困の国。そこで300円多めに取られるとか死にたくなるだろう。
ちなみに客引き集団の中で1番威圧的で暴力的だった顔もいかついムキムキの1人がウサギ耳がついたフードついたパーカー着てた。
普通そういうの着ると多少は可愛く見えるもんだが、彼は違和感しかなかった。全く似合ってないし、なんか落ちてたパーカー拾ったらたまたまウサギ耳がついてただけで、それをそのまま無頓着に着てるだけという感じにしか見えなかった。やっぱ暴力的なところを見ると軽蔑しかない。
何故かそいつが落ち着いてから話かけてきた。思いっきり酒飲んでた。ジンをストレートでw
ウサギ耳パーカーを脱いでいたので、お前のウサギ耳フードパーカーはどこだと聞いたらテンション上がってウサギのモノマネしながらはしゃいでいた。やっぱバカだ。
彼らの言語でウサギはカルーということだけ教えてもらった。
そうこうしているうちに客も揃い出発。
このミニバスも超ぎゅうぎゅう。
隣になった男性がどこか品のある感じで清潔で嫌な感じがしなかった。その男性が話しかけてきた。話を聞くと男性は学校の先生で数学教えているのだとか。英語もペラペラ。そしてなんと47歳にして今は大学にもう一度通いなんかの(忘れた)博士号を取るべく勉強してると。
やっぱ教養のある人はちゃいまんなぁ。ウサギとは大違い。
途中なぜか別の乗用車に乗り換えさせられたが問題なくカタベイ町に到着。
到着した場所からからホテルまでまだ歩いて30分以上ある。仕方ない歩くかーと思ってたら、この乗用車の人がホテルまで3000クワチャで行ってやるよと。数キロ車で10分もかからない距離を3000クワチャって高杉ワロタ。国境からカロンガまでは1時間くらい走って3000クワチャだったからね。
いや貧乏だから歩くよと言うと、それを聞いていた別のスタッフ(こいつも最初3000クワチャと言ってきたが)が、お前らMzuzuからここまで4000クワチャ払ったんだろ?じゃぁ無料で連れてってやるよと。
ありがとうとは言いつつ、アフリカ人が無料でなにか施しをするとは到底思えない。もうアフリカ嫌いが染み付いてます。多分ミニバスの最後がホテル前でそこまで値段込みになってて、最後金取りたくて言ってきたけど、断られたから一応規則通り最後まで送ったって思ってる。
そして無事ホテルまでまで到着したところで次に続く。
性格悪いのがにじみ出るブログになってしまったw
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