メケレからアジスアベバまでやかましいバス移動&Youtuberと極悪衛生環境で生肉挑戦

メケレからアジスアベバまでやかましいバス移動&Youtuberと極悪衛生環境で生肉挑戦

こんにちは、テンです。

 

着実にブログが進む今日この頃、リアルタイムはオーストラリアのマリーバという農場ばっかりの町で、ライム農家で働いています。

働いて規則正しい生活をしてるとちゃんとブログもできるもんです。

この調子でいけば数ヶ月後にはブログがリアルタイムに追いつきそう。頑張るぞー。

 

 

さて2018年11月20日、今日はなんもないメケレとかいう田舎町を出てアジスアベバへバス移動。

基本は陸路で移動するというのが何となく決めた僕らのルール。メケレに来る時は同ルートを飛行機で飛んできたけど、帰りはちゃんとバスです。

脱線するがエチオピアの後はケニアへバスを使って陸路で渡る予定。ただこのルートは旅人の中では最も危険な国境と悪名高い。怖いなぁ、、と思いながらも数々の旅人が通った道。

大丈夫だろうとルートについて色々調べたところ、このケニア国境付近で事件あり。何でも宗教関連のテロで、13人が死亡とのニュース。たった3日前の出来事。。。

あかん飛行機にしよう。死んだら元も子もない。ある意味諦めがついて楽。

 

 

エチオピアは法律でバスの夜間の走行が禁じられてるらしく、長距離バスは早朝に出発する。

今日のバスは朝4時発。

まだまだ真っ暗だけど、バス停真上のホテルSeti Hotelに泊まった僕らはまだ気楽。

 

ホテルを出るとバスが何台も停まっていて、どれが自分のバスか分からない。

人に聞きつつ何とか自分たちのバスを発見した。

バスの荷台に荷物を乗せる。

この時僕らの荷物を乗せるだけのおっさんがいるが、使わなくてもいい。使うと間違いなくチップ請求されるので自分で荷物を乗せた。

ところがこいつらもお金が欲しくて必死。無理やり不要なのに手伝おうとしてくる。

最後ほんの一瞬、それもバッグに手が触れただけなのに、ほら手伝ってやったぞ!とマネーマネーと言ってきて非常にうざかったが、しっかり無視してやった。

そもそもバス会社の人なのかどうかも不明だし、一瞬荷物乗せるだけの仕事なんか要らんし、むしろこんなの無償サービスにしろよ。絶対廃止した方がいい人たち。

 

朝も早いというのにバスの周囲には物売りが多い。朝から子供も働いてた。学校はこの後に行くのかそもそも行かないのか。

 

ちなみにホテルの部屋から撮った昼間のバス停。

バスの出発時刻にはこのあたりがカオスになる。

 

バスに乗り込み出発を待つ。海外の公共交通機関の時間のあてにならなさは異常。

朝4時発だから6時くらいまでに出ればいいかなぁと思い気長に待つつもりでいたら何と4時半に出発した。

優秀すぎてここがエチオピアであることを疑うレベル。

 

 

車内はもう清潔そのものなんてことは微塵もないが、文句はないレベルの清潔さ。

 

 

お菓子とお水ボトル一本が無料で支給された。味はパサパサしてて美味しくなかった。

 

メケレ-アジスアベバ間のこの移動はとんでもない悪路でガタガタ揺れて最悪だと聞いていたが全然普通。多少のクネクネ道があって左右に揺られるが、いわゆるガタガタ道はなかった。

道も舗装されて綺麗になっていったのかな。

 

最悪だったのは何より車内の騒音。

テレビの音の出るスピーカーが自分達の席真上にあり(丁度中央の出口のすぐそば)、全員がここから音声を聞いているのか音量が大きすぎて辛い。。それも到着するまでずっと永遠に鳴りっぱなし。

流れてくるのはエチオピアのポップ曲。演歌のような歌謡曲のような曲調でどことなく親近感を感じる。

がうるさいのでうざい。。

 

 

数時間したら突然何もないところに停車。あたりに見えるのは砂漠と多少の木々だけ。

何何???なんでこんなところで止まるの??

アナウンスもないし(アナウンスあってもエチオピア語やから結局分からんが)、何のことかわからずおどおどしてたら、英語がわかる人がトイレ休憩って教えてくれた。

トイレ休憩というが本当に何もない。トイレどころかただの自然。

みんなで仲良く野ションした。

 

 

またしばらくするとお昼休憩でどこともわからないところで30分停車。

何箇所かレストランらしき建物があったが、みんな同じレストランに入るので僕らも入った。

 

メニューを聞くとインジェラしかないと。

全く気分ではなかったがやむなしでインジェラ注文。

味はいつも通りな感じだったが今までにない清潔感のなさが辛い。なんか土混じってるのかシャリシャリする。

所々水で湿ってる。ここの水道水入りインジェラとか怖すぎる。。

半分以上残してしまった。

ここのトイレは地面に穴が空いているだけの、それはそれはおぞましい、説明することもはばかれるくらいの汚いトイレだった。

 

 

メケレを出発して14時間が経過し、18時半頃アジスアベバのバスターミナルに到着した。

荷物を下ろす時にまた荷物下ろし専門のスタッフみたいなのがいた。

自分で荷物下ろししようとすると止めてくる。止めてくるくらいだから自分でやったらダメなのかなと思い、一度彼に荷物を下ろさせたところ、やはり金払えと言ってきた。

が、ここで英語通じる親切なエチオピア人が助けてくれた。本来荷下ろしのお金はすでに料金に含まれているらしい。なのでエチオピア人は誰1人お金を払っていない。

何も知らない外国人が来たらカモにするようだ。

親切なエチオピア人が間に入って文句言ってくれた結果払わなくてすんだ。まぁ20円30円の話なんだけども。

 

 

さて、到着したもののすでにあたりは真っ暗。

アジスアベバ はナイロビやヨハネスブルグのような凶悪な話は聞かないけれども、はやり夜に出歩くのは危険らしい。

なのに本日泊まる宿も決めてないし、ネットも繋がらない。はてさて困った。

 

そんな中現れたのがリビア人のモー(モハンマド)。困りはててたまたま話しかけたのが彼。

彼はすでに宿を取っていて、かつアジスアベバ でも最安値くらいの価格でスタッフもいい感じらしい。ちゃんとBooking.comにも出てくる宿で信頼もできると。

ちなみに彼はその宿はリピーターらしく、以前も泊まってよかったんだって。クオリティは信頼できそうだ。

訳を話し一緒に宿まで行くことに。

 

話しを聞くと、モーは何とYouTuber。YouTuberとして世界中回ってその様子を配信しているんだって。かなりの閲覧数があるようで、旅のお金はYoutubeの収入で全部まかなってかつお釣りがくるレベルらしい。

モーは僕らが苦手とするタクシー交渉もバリバリ。

タクシーの運転手が関係ない話をして、値段交渉を変なふうに持って行こうとしたら、それは関係ないだろうとビシッと指摘し強気の交渉。

僕らがビビっている夜のアジスアベバ もへっちゃらな感じでとても頼りになる。2人だけじゃ怖かったが彼と行動すると妙な安心感があった。

 

彼にタクシー交渉を任せて、空港から比較的近い宿に到着。

宿に到着したものの、停電で真っ暗。全然人気もないしめちゃくちゃ怖い。しかも狭い通路を入っていく。

宿も柵に覆われていて、これはやばいエリアなんじゃないかとビビりまくる。

宿も暗がりではただのお化け屋敷にしか見えない。

停電していて電気使えないから仕方ないんだが、スタッフが一本のロウソクに火を灯してやって来るもんだから完全にホラー。

 

ビビりながらチェクインしているうちに電気がついた。電気がついたらどうってことない普通の宿だった。

Athina Guest Houseという宿で、昼間見るとなんかいい感じ。

後で調べたらbooking.comで最安値あたりで出てきた。お値段は一泊たったの11米ドル。

 

ダナキルで鍛え上げられた僕らにとって、Wifiも使えるレベル(調べ物ができるレベル)で、何よりお湯がちゃんと出てたった11ドルは快適そのものだった。

お湯が出るシャワー何日ぶりだろう。。

 

部屋も問題ないレベルの清潔感があった。

 

 

チェックイン後モーと一緒にレストランに。何となくきな臭い感じの町で2人だったら確実にビビって外に出なかっただろうが、彼と一緒なら夜道もそんな怖くない。

レストランは彼のおススメ場所で、ブッチャー兼レストランのようなところ。

ここで牛肉の焼肉をオーダー。500gで130ブルとエチオピアでは高めかもしれないが、かなり美味しい牛肉堪能。

 

そこで横にいた現地人が牛の生肉を食べていた。そうエチオピアは生肉食文化があるのだ。興味本意で話しかけたら食えと勧めてきた。

日本人も負けず生食文化を有するが、エチオピアの生肉はステーキ肉を焼かずにそのまま食べてるのだ。ブロック状の生肉はちょっと抵抗感がある。

エチオピアの清潔度と相まって、だいぶん不安(食あたり的な意味で)w

躊躇したがとりあえず食ってみたところ、これが結構美味い。タレがかなり辛いが、肉に絡んで美味い。

美味い美味いと言ったら、次から次へと口の中に放り込まれた。

明日お腹大丈夫だろうか。。

 

モーだけに牛は食べるモーも流石に生肉は食べたことは一切ないらしく、一応勧められるがままに挑戦。

Youtuberらしいリアクションで悶絶していた。

 

何はともあれ楽しい晩餐で、夜は更けていった。

 

 

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