聖地巡礼は続くよどこまでも、その1
こんにちは、テンです。
今日はエルサレムを後にしナザレに向かいます。10月19日のこと。
ナザレはイスラエルの北の方にある都市です。
ここは何故有名か、それはマリアが受胎告知を受けたとされる場所だから。
受胎告知とは大天使ガブリエルが突然マリアのもとにやってきて、これから貴方は神の子を授かりますというお告げを受けるといもの。
キリストは伝説は全てここから始まったといっても差し支えない、キリスト教徒にとっては涙ちょちょ切れる場所なのです。
●エルサレムからナザレまで
泊まってる宿からバスターミナルまでバスを使用。縦横無尽にバスが走ってるし、何よりグーグルマップでバス路線が検索出来るから簡単。乗り場、降り場、乗るバスの番号まで一発でわかる。
バスに乗り込みお金払おうとしたら要らん要らんと言われタダになった。よくわからん。
汚い格好してるから貧乏と思ったのか。貧乏やけど。巡礼する僕らへキリストの慈悲の心か。
すいすいっとバスターミナル到着。
昨日のように3階に移動。
事前にめちゃくちゃ調べていて、バスは955番。結構な頻度で通常は出ているが、金曜は12:45のお昼一発。土曜はなしなので、金土曜は気をつけなくてはいけない。
何でも週末はなんとかというユダヤのお休みだからだとか。祝日週末でもバンバン公共交通機関が動く日本とは大違い。
そしてなんと本日は金曜日。
逃すと明後日まで足止め食らうので何としても乗りたい。ちょっと早めに到着した。
そんな心配をよそに全く問題なくチケット購入出来た。というかあんまり混んでなかった。
ひとまず一安心。
バスは綺麗でなんとWi-Fiも使えて快適。
●臭いぞ
バスはナザレに無事到着。
バスターミナルを想像してたのにただの街中のバス停だった。
小さい町だしバスターミナルなんてないのかな。まぁ地図ではここが1番予約してる宿に近そうなのでそこで下車。
そこから徒歩でホステルへ。
町はすこぶる歴史を感じる。
ホステスはFauzi Azar Inn by Abraham Hostelsというところでbooking.comですこぶる評価がいいところ。
値段はドミのone bedで90シェケル(2700円相当)もする。2人で5000円以上ですよ!
ほんとこの値段出して個室なしとかイスラエルはコスパ悪い。。
中世と言うより古代と言うような雰囲気の細い通りに入り口があり、中も歴史を感じる作り。地中海のヨーロッパ的な雰囲気。
共有エリアも綺麗。
これは悪くないなと思いながら案内された部屋。
ん、、、、、く、臭い!!!!!!!!!!
なんだこの悪臭は。。人の臭いではない、何かケミカル的な超不快な臭い。
何にも例えられないが確実に体に悪そうな臭い。
これはヤバいとたまらずクレーム。なんかスタッフが超めんどくさそう。いいからちょっとこっち来て臭い嗅いでみろと、部屋に連れていく。
が、なんとホテルの受付、んー、別に何て事無いけどなぁと。
ワッ????!!!!
この臭いがわからないのか?!
俺は息もしたくないほど臭うぞ。
なぁお前も臭いと思うだろう?と臭い中横に寝てた白人男性に同意を求める。
いや、別に。。。
ワッ????!!!!
この臭いがわからんのか?!
もしやお前が臭いの主か!!
臭すぎるので部屋を変えろと頼むが何と空き無し。もうお金払ってキャンセル不可で泊まるしかないがほんと勘弁して欲しい。
汚いより臭いがほんと無理。
夜に部屋にいた別の客に聞いたら、彼らは全員やっぱり臭いと。
何人かはクレームして他の部屋に移って行ったんだとか。ただここにいる彼らは僕と同じく部屋なしで残っていて、あと1日だから我慢するんだって。
やっぱ臭いんじゃないか。他からもクレームきてて、臭くないよとすっとぼけたスタッフ、確信犯じゃないか。
だからめんどくさそうな対応しやがったのか。またか、、って。
ただあまりに僕がクレームしたからか、臭い消しスプレーを持ってきてふっていった。
受付すぐ側の部屋でしたが、今も臭いのかどうかは不明ながら絶対事前臭いチェックして下さい。
●巡礼開始
臭いにムカつきながらチェックインして受胎告知を受けたとされる場所に立つ教会、その名も受胎告知教会に歩いて向かう。
こういうひねりのない名前好きよ、覚えやすいから。
おっ、早速いた。
猫が。入り口のところにある木の切り株の上で寝てた。
猫を見ながら入ろうとしたら係の人に止められた。
なんやと思ったら半ズボンはダメだと。
女性はスカーフとか肌の露出言われることが多いがまさか男で服装について言われると思ってなかったので何にも準備してなかった。
がよく見ると半ズボンの白人のおっさんが前をスタスタ歩いてるじゃありませんか。
おいおなんだ差別かこら。白人の肌はOKでイエローは隠せってか。わめいてクレーム入れるぞこらと思ったがやめた。
正しくないことを正すためのクレームはいいが、間違ったことを押し通すクレームはよろしくない。
多分あの半パンおっさんはチェック漏れだったのだろう。
やる気を削がれ、観光はやめにした。
お腹はやる気がなくても空くもの。
でも宿で相当金がかかってるので、宿の人に安い食堂みたいなないのか聞いたら、宿からすぐ近くの飯屋を紹介してくれた。
ここのファラフェルが美味い!ファラフェルって初めて食べたがコロッケサンドみたいで、日本人なら大抵好きな味だと思う。
そして何より安い!
ちなみにホステルはキッチンがついてるので自炊は可能。本日の夕飯はインスタントラーメン。美味い!安い!
●巡礼リベンジ前に
起きて、速攻で部屋の匂いクレームアゲイン。
昨日は臭すぎて石鹸を枕元において寝た。
何が何でも部屋変えろ。無理だったら俺らは出て行く、金は要らねぇと強気に責める。
本当に5000円を諦める程に臭い。
スタッフは頑張るよと言うが、頑張りなんて要らんからただただ部屋変えろと、本当にかなり強い口調でクレームした。
そしたら部屋を変えてくれた。次の部屋は快適そのもの。
まぁ元々匂い以外は快適な宿だったしね。
●巡礼開始
教会までの道は、昨日は日曜だったので閉まっていた店が開いていた。
観光用というより地元の人向けという感じ。
店が開いてる方が活気があっていい。
昨日までは死の町のようだったし。
そして到着。
なんと、
昨日と同じ場所で昨日と同じ猫が寝ていた。もしかして動いてないのか昨日から。
教会全景と猫。
綺麗な新し目の教会。
教会の庭には世界各国のマリアとキリストの絵が飾られていますが、めちゃくちゃ各国風にアレンジされていて面白い。
中国は西遊記のよう。
タイは完全ブッダ。
韓国はチマチョゴリ着てるだけw
おい肝心の日本は無いじゃないか!
と思ったら、外じゃなくて、教会内部のめちゃくちゃいい場所に飾られていました。
特別扱いです。
幼少時代の将軍様と大奥って感じ。
さて教会の内部に入っていきます。
ちょっと現代風の様相の中に、遺跡の跡が残っていて面白い。
ここがまさに受胎告知を受けた場所(とされる場所)。
中にある祭壇。
2階建てで二階は大きな教会になってました。
まさにお祈りの最中でした。
さてこの教会に隣り合うように別の教会が建っています。
ヨセフ教会。そうキリストのお父さんでマリアの夫のヨセフです。
キリストとマリアの教会はめちゃくちゃ数多くありますが、夫のヨセフの教会は超珍しい。
まぁキリストの夫って言っても、勝手にマリア妊娠しちゃったしね、彼の遺伝子入ってないですもんね。
そんなんでちゃんとキリストのこと愛せるものかね。
教会内部。
ヨセフの教会だけあって、絵にはちゃんとヨセフが描かれています。
真ん中は年老いたヨセフ。青い服はマリア。マリアとの年齢差どうなってんだ。夫婦だろ。
キリストに大工の仕事を教えるヨセフ。神の子に何教えてんだって。
実はこの街にはもう一つ受胎告知教会があります。
こちらはギリシャ正教会の受胎告知教会。
入り口にて。
まさに入り口のドアのところで、ガイドとそのグループが説明していて邪魔だった。
中に入るとバプテスマ(洗礼)の最中で今は入れないと追い出された。
出ると先ほどのガイドが驚いた顔で、何入ったんだ?クローズと知らなかったのか?と言ってきた。
案内もないのに知るわけないだろと返答したら、ガイドが続けてなんで僕たちがここで待ってると思うんだ?とか言ってきた。
はぁ???中で説明できないから外で説明してただけだと思うだろ馬鹿野郎と返答。
そしたら何も言い返してこなかった。
だがめちゃくちゃムカついた。そんだけ中に入ったことを咎めれるだけのでしゃばりと英語力があるなら、俺らが入るタイミングで止めろよ。今は入れないよって。
後ででしゃばってきて、注意するとか本当に性格悪い。
15分経たずに中に入れた。
中はギリシャ正教会らしく豪華な作り。
ギリシャ正教会って他の宗派に比べてなんか厳かな感じがするんですよね。
この先が受胎告知の場。
先ほどより並んでなくて5分くらいで見れた。
受胎告知の場所にはまさにその受胎告知の場面が描かれた絵画が。
右ガブリエル。左がお腹にイエスを持ったマリア。お腹の中の時からすでに神々しい。
この町にはナザレビレッジとかいう、キリストの時代の人々の生活様式を展示してあるミュージアム的な場所があるが、ガイド付きツアーしかなかったので行かなかった。
英語聞くのしんどいし。
この日はお昼くらいに臭いのしない宿に戻りぐうたら過ごして、ゆっくりと1日を終えた。
そういえばこの日夜中に発砲音のような音がしたがあれはなんだったのだろう。。
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